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手間があってもなくても万年筆はいい

万年筆が好きで、毎日仕事でもプライベートでも使っている。書き味が良いのもあるけれど、インクを入れたり、たまに掃除したり、ペン先が乾かないように、放置せずにちゃんと書くようにするとか、メンテナンスにまつわる一手間ふた手間も楽しい。

ペン先が金でできている、それなりに本格的なやつは4本。そのうち、いつも持ち歩いているのは、キャップレス・マットブラックの細字と、カスタム74の中細字の2本。カスタム74の方を先に買って使っていたけれど、パッとメモするときなど、キャップをつけたり外したりという一手間が気になってきて、ノック式ですぐ使えて、すぐにしまえるキャップレスを買った。

キャップレスは、思っていたとおり、すごく便利だし、金属外装の質感や、ずっしりとした重さも気に入っている。

不思議なことに、いざキャップの付け外しから解放されてみると、それほど手間でもなく、まったく気にならなくなった。そういうわけでカスタム74も、キャップレスと同じぐらい使っている。



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