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【初投稿】アサーション、コーピング、アイデンティティ ②

ストレス社会Japanで戦う私たちは、ストレス対処法=防御だけでなく、適切な攻撃=アサーションも重要です。

こんにちは、リリィです。連日の猛暑が続く中、いかがお過ごしでしょうか。熱中症にはくれぐれも気をつけてくださいね。

1.前回のおさらい

前回は防御力についての話をしました。絶え間なく襲い掛かってくるストレスは雑魚敵代表のスライムから、中ボスのカンダタ、はたまたバラモスなど(ドラクエⅢネタは古いか)、様々です。多種多様な攻撃には、物理防御や魔法防御、回避や毒耐性、麻痺耐性、即死耐性など色々な防御ステータスに気を配る必要があり、自分自身の弱点についても的確に把握しておく必要があります。時代は変わっても、「体が資本」であることは決して変わらないでしょう。そのため、なるべくたくさんのストレス対処法をストックしておくことが、メンタルヘルスにおいては重要といえます。

2.防御ばかりではジリ貧。適切に攻撃を仕掛けなければ……

ラスボスどころかスライムですら倒せません。映画やドラマでも、始めは逃げてばかりの主人公が、最終的には仲間と協力して敵を撃退するのです。さあ、ストレスをやっつけましょう!

え?現実社会で敵をどうやっつけるのか、わからない?

では別の例えにしましょう。恋愛がテーマの映画やドラマは見たことありますか。恋に臆病になっていた主人公が最終的には自分の思いを打ち明け、気持ちをぶつけ合ってカタルシスを迎える構図が典型的でしょう。

3.アサーションとは……?

アサーション、という用語があります。簡単に言えば(適切な)自己主張のことですね。一度は聞いたことがある言葉かもしれません。適切な自己主張とはつまり、「ワガママでもなく、相手を攻撃し傷つけることでもなく、自分が折れることでもなく、相手の意見を尊重しつつ、自分の意見も尊重する」こと。こう聞くと、とっても難しいですよね。しかしですね、多くの日本人は、おそらく「ワガママでもなく」「相手を傷つけないように気をつかい」「相手の意見を尊重する」ことはできていると思います。問題は「折れすぎず」「自分の意見を伝える」こと。

日本では自己主張の訓練や教育はあまりなされていません。また日本語が主語無しの口語文が常態化しているため、アイメッセージ(私は=Ⅰ)をするときには気を付けないと角が立ちやすい。さらには、自己主張の経験不足=自己主張される経験、相手の自己主張を受け止める経験不足も危惧される。このため、アサーションについては適切な教育が必要ではないか、と考えています。ストレスを減らすためのアサーションが、逆に敵をお増やし、ストレスを増やしてしまった、ということは必ず回避しなければいけない問題ですね。

ただし、今回は総論なので、具体的なアサーションについての話は後々、取り上げていきたいですね。今すぐ気になる!という方は、平木典子先生のアサーションの本を紹介しておきます。

4.次回予告と抱負

さて、次回はいよいよアイデンティティについて書いていきたいです。

拙い文章で申し訳ありませんが、お読み頂きましてありがとうございます。文章だけでなく、noteの機能を色々と使って、もっと読みやすくしていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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