kerry

一緒に踊ろう

その部屋は25度に保たれていて

ひどい二日酔いで土曜日の朝を迎えた。時計は5時半、ベッドサイドにある窓からはこれから晴れ渡るであろう空の色が見え、遠くでミンミンゼミのだんだんと早くなる鳴き声が...

あてのない夜 七色の犬

目覚まし時計をかけなくても毎日呪いみたいに同じ時間に目がさめる。ベッドのすぐ横には窓があって、カーテンをずらすと久し振りの晴れ間が見えた。「まだ寝れる」と思った...

あの頃僕ら、泣いてばかりいた

今週はだんだんと春めいてきます、というアナウンサーの言う通り日差しが暖かくなってきたし朝ベッドから出るのも億劫じゃなくなってきた。 でもまだ夜は寒くて外を歩いて...

呪いに似たもの

32歳が終わった。 朝起きて飼い犬に「32歳最後の日だよ〜」と言いキスをしてから神棚のお水をかえて心の中でゆっくり「どうか穏やかに32歳を終われますように」と唱える。 ...

もう朝を迎えることのない東京で今夜

1月16日 久々に渋谷の道玄坂を上りながら待ち合わせの交番前を目指す。何曜日だろうがここは人に埋め尽くされていてうんざりする。 神泉の駅の裏手にあるイタリアンにはい...

完璧な夜明け

最後にもらったラインを既読にしないままにしている。そこに深い意味も他意もない。 誰かに話すほどでもない退屈な理由だ。 お守りか、はたまた小さな地雷か。 会わないと...