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AI向けサーバーの受注が急増!大手パソコンメーカー「Dell」の現在

大手パソコンメーカーとして知られる「Dell」が市況を騒がせている。

2月29日に発表された決算では、11〜1月の売上高が前年比11%減の223億ドル。営業利益は同じく25%増の14.9億ドルだった。売上は軟調だが、利益は堅調。一見する限り、特に際立った点はないように思える。

ところが、決算発表翌日の株価は一日で32%もの急騰。利益水準が好調だったことに加えて、「AI用サーバー」の受注が前四半期比で40%増えたことなどが好感。投資家の食指を動かした。

パソコンで有名なDellは、過去十年でインフラ製品を広く扱う企業に進化した。今回の記事では、Dellが手がける事業の全体像について改めて概観した上で、AI用サーバーを巡る同社の直近の動きをまとめる。

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