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ロビンフッド決算:黒字回復で株価急騰、高金利下で金利収入が全体の約半分に

株式売買アプリを手がけるRobinhoodが2月13日、2023年10〜12月期決算を発表。売上高は前年比24%増の4.7億ドル、営業損益は2,900万ドルの黒字だった(前年同期は1.7億ドルの赤字)。

2021年からの過去数年と比べ、損益は大きく改善。株式市場もこれを好感し、翌日の株価は13%の上昇となった。過去一年で18%近く上昇していたが、高まった期待をさらに上振れた。

ヴラッド・テネフ共同CEOは「2023年は堅調な年だった」と振り返る。プロダクトの改善速度が高まり、売買シェアも拡大。海外展開を本格化したことにも期待を寄せた。同社CFOは2024年も黒字での成長を続け、一株あたり利益の最大化を目指すという。

2021年に上場してからの道のりは険しいものだった。今も時価総額は100億ドルを超えているが、上場直後と比べれば約五分の一という水準。今回の記事では、その概況と成長戦略について紹介する。

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