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ISBNコードも持ってる弱小出版社のお金の話~開業した時の基本編~

「皆さまこんにちは、4000兆円文庫の編集者のケチャップ神です。」

こういうと何を言ってるんだと思われるかも知れないが、我々は2022年に出版社登録(記号910990)をしていてISBNコード(国際標準図書番号)も持っているきちんとした出版社なのである。
(ここまで宣伝かねてテンプレにすることにした)

今回はお金の話である。
正直、財務担当が私だからお金の話だけはいっぱいあるのだが、今回はその基本というか根本的なお金の話をさせて頂く。

弱小出版社は収入が皆無なのである。

まじで、まったくもって収入が皆無なのである。
一般的なイメージで言うと出版社というものは、本を出して売ってたら採算取れるものなのだが…
作ったばかりの出版社が同じ事したら大赤字にしかならないのである。

理由は簡単。
大手出版社は大量に本を出してその分の印税が入ってくるから。
なんなら過去にだした分の印税も入ってくるから。
そして大手出版社の予算と実績でコミカライズ展開も出来るから。

あんまり数を出せないうえに歴史も無い弱小出版社が同じことやったら、そら大赤字で当然である、当たり前の話なのだが…
最初の頃は、なんとなく売ったらそこそこ印税入ってくるんじゃね?と思った、そんなことは無かった。大赤字である。

ニュースとかで「ほとんど本を出さない小さな出版社」みたいなのを見かけるが、あれは僅かにしか出さない本をヒットするようにきちんと作り、きちんとヒットさせないと無理なのである。

なんとなく働いてたら給料がもらえてた会社勤めみたいな感覚でやると、収入源が皆無だから即大赤字なのである。

そして、弱小出版社において一番足を引っ張るのはこの会社勤めだった頃の仕事と金銭感覚なのである。

会社なら、ほっといても仕事は来るし、なんとなく仕事しても給料は貰えるし、病気になっても保証はあるし、確定申告は会社が年末調整してくれるからしなくて良いし、給料はある程度保証されてるからお金も好きに使える。

でも、弱小出版社には何も無いのである。
ほっといたら仕事は来ないし、なんとなく仕事しても大赤字だし、病気になったらその分給料減るし、帳簿つけるのは死ぬほどめんどくさいし、給料も保証されていない。

ちなみにこの感覚、マジで直らない人は全く直らない。
言っても解ってると言いながらまったく直らない、口座残高が減り続けても全然直らないとマジで直らないのである。

出版社でなくても、何らかの独立しようと思ってる人は、この感覚本当に直らない人がいるので、そういう人は諦めて会社勤めしよう。

固定給は良いぞ。

スポンサーに石油王みたいなのがいたら何をしても良いと思うが、そんなスポンサーなんて私は持ってない。スポンサーはいつでも募集してます
というかスポンサーの資金が無いと成立しない仕事って破綻してる、採算取る方法は何かしら準備するべきである。でもスポンサーは欲しい

夢を語るのは良いけど、他人の金で夢を語る前にやるべきことがある。
というか、お金を稼いでたら何言っても良いけど、お金も稼いでない状態で高尚な理想語った所で何言ってるんだお前にしかならない。

お金は汚い話と思う人がいるかも知れないが。
お金の話を無視した理想しか喋らない奴のほうが汚いと思うし、クソみたいな採算見積出してくる奴はマジで汚い。

コンパクトオリンピックとか言いながら、実行に移してから予算を増やしまくる奴と同レベルの汚さである。

ちなみに、この辺の思考は副編集者の鶴岡八幡ひびき遊さんとはまったく嚙み合ってないと思われる。あちらは綺麗な理念を持ってるっぽい。
というより基本的に私は他人と思想信条がまったく噛み合ってない。
「思想信条が違ったら一緒に仕事とかできなくない?」と思われるかも知れないが…

それはそれ、これはこれである。
私はもとよりベイスターズファンという老若男女思想住処とまったく噛み合わない世界で生きてるんだから、もう思想信条がまったく噛み合わないぐらいどうでもいいのである。
思想信条なんて仕事に関係無いんだよなあ…

ちなみに、仕事は何時でも募集中であるので
「こういうのできませんか?」と
ツィッターの私のアカウント(現X)なり、何かしらで連絡とって依頼してくれれば余程のクソ依頼でない限りは喜んで引き受けます。いやなんでもOKにすると危険なので見積とります。
(ここもテンプレにする)

…というか、仕事依頼中って書いとくと忘れてたから、書き足しておくことにする、見積金額とかは私担当じゃないから相場は謎だが、ドシドシ連絡してください。

仕事~仕事の依頼は無いかね~

以上、終わり!




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