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お金のインセンティブ効果の限界

こんにちは、青木です。
最近、お金について色んなことが言われています。「僕はお金はそんなに必要ない」とか「物欲がない」「お金が全てじゃない」とか。お金は大切だけれども、「お金のために人生を捧げたい訳じゃないよ」といっているように思えます。

僕も最近そう思います。向こうから入って来る分には全然構わないのですが、わざわざ辛いことをして沢山のお金を稼ごうとは思いません。
こういった背景には、「生活のコモディティー化」が進んでいることが考えられます。生活のコモディティー化とは、お金持ちも普通の人も同じくiPhoneを持ち、コンビニで買い物をして、同じような服を着ている。お金がたくさんあってもほとんど生活に差がないのではないかと思います。2ch のひろゆきさんもおっしゃっていましたが、お金があると海外旅行が多く行けたりとか、いいレストランで食事ができたりはします。厳密にはそういう違いはありますが、昔の貴族と庶民のような違いは少ないように思います。

そこで私が何を言いたいかというと、これからお金の価値がどんどん下がっていくということです。まず、労働についてです。個人的なお話になりますが、僕は大学で優勝な人たちに囲まれていたと思います。同じゼミの方は、ゴールドマンサックスや、外資コンサル、Amazonに就職していました。ただその中でも、長時間労働は構わないけど、パワハラとか働きにくい会社は嫌だという人もいました。個人的には、嫌なことをしたくなかったので就職しませんでしたが、どれだけ高い給与が支払われるとしても、激務パワハラの職場は嫌です。もっと具体的な例が挙げられないのが残念です。自分の気持ち、幸せ、時間といった資産を切り売りして、嫌なことをしてお金に変えるというインセンティブでは人を引き止められない時代になっていくのではないかと思います。皆さんはどう思いますか。先述のように、お金があってもそれほど生活に差が生まれない時代です。

そうなると、必然的にお金の価値が目減りしてインフレするんじないでしょうか。多くの人がビジョンに共感し働きたいと思う企業には、例えば薄給、無給でも仕事に携われる幸せ、やりがいで繋がれる。一方、3Kといわれる仕事や、単純作業でつまらないルーティーンワークの仕事はいくらお金を積んでも人集まらないみたいな。日本は人口が減少しているので、国が最低限のお金を保証しているならこの流れは加速すると思います。(私は食事や生活に必要なサービスを民間で無償提供することで、 ベーシックインカムを実現させますが。)

つまり、これからお金の概念がガラリと変わるというお話です。今まで価値の交換の機能があったお金そのものの価値が下がり、お金で買えるものと、買えないものが出て来る。買えないものは、人間の時間とか幸せを犠牲にしなくてはならないような労働力等、他にもあると思います。一方で、本当にやりたい仕事は無償でもやる。欲しいものは、従来通りお金で買う。そんな世の中に変わっていくのではないでしょうか。

やはり、最低限必要な食べ物やサービスが無料で手に入る社会を実現しなければならないし、もしくは国がベーシックインカムを実現しないといけないなと思います。

それでは。
#価値主義 #お金 #ベーシックインカム


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