「差別?」と話題の、男子禁制イタリアンが割と美味かった件


 やあ、うぬども。

 全ての道徳が崩壊し暴力だけが正義となった世紀末都市で、心の中では血の涙を流しながら非情に振る舞い、拳による支配で平和を作り上げようとする、冷酷なる愛の覇者・岡ぱみゅさんですよ。

 これの続きです。


「差別?」と話題の、男子禁制イタリアンに行ってきた


 かいつまんで御説明いたしますと「ツイッターなどで『男性差別では?』と話題になっていたイタリアンに行ってみたら、たしかに女性向けなんだけど割と男もいた。それはそれとして、美味いの?」って話であります。

 これねぇ、結論から言っちゃうと、割と美味いのよ。

 ボリュームの面においては「美味しいものを、少しずつたくさん食べよう」のコンセプトどおり一皿あたりの分量は少なめですけども、なんせ食べ放題だから「これ3皿ください」「あと、こっちも」「あ、これも一緒にお願いします」と頼み放題で、男性でも大満足できる量を食えます。

 ブッフェ式ではなくオーダーバイキング制なので、机の上のボタンをピンポーンと押して店員さん呼んで、一気に10品ぐらい頼んでしまうのが吉。1品ずつ頼むと自分も店員さんも煩わしいし、30品同時に頼んだりするとテーブルに置けないし。

 まず最初に出て来るのが、前菜のプレート。手前から反時計まわりに、鴨のリエット、ミートパテ、ウニのムース&イクラ、プチトマトとシシトウのマリネ、それから左側に見える揚げ玉みたいなのが「スペルト小麦」のサラダ。


 前菜をいただきつつ、食べ放題のアラカルトを大量にオーダー。同時にドリンクの飲み放題もスタート。ドリンクは自分で入れる方式(カクテル類はバーカウンターで注文。ソフトドリンクはファミレスのドリンクバー方式、ワインやビールはサーバーから注ぐ)ってことでドリンクコーナーに行ったところ、なんだかよく分からない機械と珍妙なグラスが。


 これはですねぇ、「素人でもじょうずにビールを注げるハイテク系サーバー」なのです。ハイテク系サーバーと言っても、保存してたデータにハッカーが侵入してどうこうというサーバーではなく、ビールを注ぐやつなのですが、ともかくグラス底部の穴を、サーバーの突起にジョイントする。そしてボタンを押すと……


 ゴゴゴゴゴ………

 

 完了! 


 と、まあ、このように魅惑的なライトとともに、グラスの底からビールが湧き出て来るかのような形で注げるのですよ。しかも「もうちょっと泡だけ欲しいな」と思ったらボタンを一押しすると、泡がジュワッと湧き出てくるスグレモノ。

 いやぁ、これはアレですね。たとえばお好み焼きを引っくり返す行為と同じく、食べるため・飲むための作業が、むしろエンタメになっている。特に、お店の特性を考えますと、「えー、何これわかんない」と困ってる女性に「フハハ、お嬢さん。私が注いで差し上げましょう…そいっ!(怪しい光とともにゴゴゴゴゴ……と注がれる)」みたいな?そんな使い方もできそうな?いや、できねえよ。

 さて、そんな事をしているうちに料理が届いたりするわけですが、こちらもなかなか魅惑的な皿がズラリと並びまして、「なんか良く分からんが、すごい!」とビジュアルで盛り上げてくれるわけです。

 


手前から反時計まわりに説明していきますと、

<バーニャフレイダ>

野菜+マヨ系の冷たいソース。「バーニャカウダ」の冷製。

<薩摩芋とフォアグラのソテー>

単価が高いのか、1人1皿まで。ソテーした薩摩芋とフォアグラの愛称◎。

<アランチーニ>

トマトソースのライスコロッケ。親しみやすい味わい。

<エビとマッシュルームのアヒージョ>

女性向けに、若干にんにく抑え目。バゲットとともに。

<備長炭スペアリブ>

お好みでBBQソースを付けて。そのままでも香ばしくて美味い。

<チーズ盛り合わせ>

チーズ盛り合わせは「クセのある物」「ない物」からチョイス可能。

 真ん中にあるのが、トリッパとスペルト小麦のサラダであります。


 まあ、あのー、リーズナブルなイタリアンというと、シェーキーズ的な、サイゼリヤ的な、ジョリーパスタ的な、炭水化物と油と塩とニンニクと粉チーズの饗宴(そして、それが麻薬のように旨い)を想起いたしますが、こちらのお店では、「サイゼリヤとかに無い物」「炭水化物ではないもの」を沢山取り揃えているので、小皿でたくさん注文して食べまくることが可能となっております。特に、気のおけない友人たちと一緒に行けば、一口ずつ何十種類も楽しめるのではないでしょうかね。

 実際、周囲を見渡してみても「女性+男性」という組み合わせばかりだったためか、女性が一口+男性が残りを処理、みたいな構図が多かったのも事実。なるほど、男女の扱いに関する道義的な話はともかくとして、店のコンセプトとシステムは、たしかに「女性の集団や、女性+男性の組み合わせ」に適しているなと感じた次第。

 とはいえ、お上品な料理が少しだけじゃ「女性1人に男30人の部署が、会社の飲み会で使う」みたいなケースに対応できるかどうかという疑問が残るわけで、我々取材班はさらなる挑戦に挑んだ!

次回につづく!

(つづき)「差別?」と話題の、男子禁制イタリアンが正直いい店だった件


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