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enogu 2nd Anniversary Live -Colors- 行ってきた話

2020年2月16日ヒューリックホール東京にてえのぐの結成2周年記念ライブが開催された。

TIFはいけてないないので1周年記念ライブから約10か月ぶりの現場いってきました(昼の部)。夜の部は配信での観覧。

今回のライブの直前にえのぐ5人から栗原桜子が正式に引退する報告がありました。これからどうなるのか不安な中で見に行ってみたわけですが、ライブを通して、たとえ引退しても、「これからも変わらず4人で進んでいく、そう決めた。」という決心が伝わってくるものでした。そういう決意のライブだったと思います。

セトリ

昼の部
1.栞 piano ver
2.絵空事
3.ハートのペンキ
4.ショートカットでよろしく
5.YeLL for Dear
6.僕たちの青春ロード
7.君がいてくれれば
8.栞
encore
9.COLORS
10.リスタートライン
11.えのぐ
夜の部
1.栞 piano ver
2.絵空事
3.常夏パーティータイム
4.ショートカットでよろしく
5.Brand New Stage
6.僕たちの青春ロード
7.君がいてくれれば
8.栞
9.COLORS
10.スタートライン
11.えのぐ

決意表明のはじまり

昼夜ともに引退を受けてこれからどうするかの話し合いの様子から始まり、にしのえみさんの生演奏のピアノに合わせて「栞」が歌われました。

えのぐを代表して鈴木あんずから「5人でえのぐを名乗ってきました」「でも叶えたい夢がある。だから4人になっても世界一のVRアイドルを目指す」「このライブで見極めてください。」の言葉から始まり、初めてステージに立ったときの曲、「絵空事」が歌われた。

5人の歌へ

「絵空事」に続けて、昼・夜で違うグループの曲が2曲ずつ+「ショートカットでよろしく」が歌われた。1周年ライブでは引くほどコールが揃っていたのと比べると、そういう訳ではなかったので、みな想い想いに聞いていたんだと思う。

それからあんたまと女優部のユニット曲へと入っていった。
まず女優部が「僕たちの青春ロード」を歌った。この曲は日向奈央・夏目ハル・栗原桜子のメンバー正式合流の為の課題曲としてつくられたもので、3人の想いが籠もった歌詞になっている。自分はサビ前の歌詞で栗原桜子の力強い「全力で」が好きだった。やはり3人の曲というイメージが強く、2人のステージは少し寂しいものがあって、自分も含め黄色のペンライト振る人が多かった。
続いては鈴木あんず・白藤環による「君がいてくれれば」。あんたまの曲として2人の歌だが、心なしかいつものようにあんたま二人で目を合わせる回数も少なく、今日だけは栗原桜子のことも歌っているようにも感じられた。

そのあとは再び「栞」が歌われました。今度はアレンジなしの姿。
栗原桜子が休止中にできた曲故に、5人で歌われることは叶わなかったけど、曲の前向きさが4人で進んでいくという決意を象徴していたと思う。

新曲の披露

既存楽曲が終わると新曲の「COLORS」が披露された。
こちらは1周年記念ライブで披露予定だった曲で、2人が立て続けに休止してしまったことで公開を取りやめ、5人揃った時に改めて公開するつもりだったそうだ。
間奏でそれぞれがアイドルになろうと思ったきっかけが叫ばれていたので引用したおく。

たくさんの幸せを貰った。
辛いときに希望をくれたみんなを今度は私が幸せにする。
(夏目ハル)
かわいい服が着たかった。
かわいい服を着て歌って踊る存在になりたかった。
(日向奈央)
きらきらした歌やダンスが好きだった。
好きは憧れに変わって今度は誰かの憧れになりたいと思った。
(白藤環)
こんな自分を変えたかった。私を見つけて欲しいと思った。
(鈴木あんず)
だから私たちはアイドルになりたいと思いました!
(全員)

曲のイメージからも、5色から4色になっても変わらず彩り続けるという決意に聞こえた。

アンコールへ

アンコールでは、メンバーそれぞれから、引退の報告から今日までのそれぞれの想いが語られました。
声で想いを聞くと安心する。夜の部は個人的な話やりとりを含めて語られていたので特に。
1つだけ言えるのは、迷いと葛藤の中でも、前へ進んでいこうとする姿は、えのぐ結成の時から変わっていなかった。

メンバーたちの語りのあとは、あのエハラミオリから提供された新曲「スタートライン」が披露された。
歌詞はあんたま時代からの活動の様子が目に浮かぶもので、一番えのぐというグループの歴史を感じさせる最高の詩になっていた。Vのおかげで最もいい意味で変わった男・エハラミオリが、そのVの再出発の見届け人になってることは、言い表せられないほどエモかった。

一番最後の曲は「えのぐ」。
これからもえのぐであり続けるという決意が感じられた。
黄色のペンライトの数は相当に減っていた。
彼女たちの決意はえのぐみの心に届いていたと思う。

幕引き

ライブ最後にえのぐを代表して鈴木あんずからえのぐみにこう問いかけ、ライブは締めくくられた。

「私たちえのぐの夢を信じて、これらからも応援してくれますか。」

多くの歓声が挙がった。

終演後に続いて7つの発表があった。

①えのぐ個人ファンクラブ開設
②えのぐ高校卒業イベント 3月開催
③えのぐ新グループロゴ制作決定
④えのぐ新曲MV 4~6月連続公開決定
⑤常夏パーティータイム/栞/Colors 販売開始
⑥新衣装制作決定
⑦2020年夏 えのぐワンマンライブ決定

帰り際はINSPIXで行われるVRライブでは恒例のメンバーからの見送りがあった。リアルのライブでは初めての試み。ファンもまた皆それぞれの思いでそれに応えていたと思う。

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2周年ライブおつかれさまでした。


※夜の部は現在もアーカイブで見ることができます。


 


おわりに 個人的な整理

ただの面倒くさいオタクと化してるのは承知の上ですが、Twitterで何も書けなかった分、この場を借りて正直に書いておきます。

その昔、らっこちゃんが休養に入る数カ月前から元気がなさそうになっていくところを見ていて、そんな状態の子たちを押していっていいのかと、いつの間にか距離を取ってる自分がいました。
そして今回引退の発表があって、4人だけになるグループをもうえのぐとして見れなくなっていました。正直に言うと、2周年ライブを最後にえのぐみとして区切りをつけようかとも考えてました。

けれど現場でライブを目にして、彼女たちの本気の決意は伝わってきて、それを尊重してあげたい気持ちは一番に芽生えました。
その矛盾する思いにライブが進むにつれ、苦しくなることもありました。ただ、ハル姉が語りの中で見てみたいなって思ったときに見てくれたらいいと言ってくれたこと。だったらそうしてみようかなって心動かされ楽になれました。

本を閉じるのではなく栞を挟んでライブを終えることができました。
だから現場に行ってよかったと思います。

見送りでハル姉のカラーである紫色で星型のペンライトを振って帰りました。
古代中国では北極星のことを紫微星と呼んでいたそうです。えのぐのことで迷ったら、その道標にハル姉の言葉を思い出そうかなと思います。

昔ほど熱狂して見ることはできるかわからないけれど、彼女たちが会場をいっぱいにできるようになるのを陰ながら見守っていようかなと思います。

さいごに らっこちゃんへ
どうかお元気で。
5人の生ライブを見たのはUDXの3rdライブまで遡るけど、あの時の楽しかった想い出は忘れずしっかり胸にしまっておきます。今までありがとう。

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