2021年7月31日Vsingerのmusicaさんが2周年を迎え、同日池袋HUMAXシネマズで初のワンマンライブを開催しました。本稿ではその様子を振り返っていこうと思います。

https://www.humax-cinema.co.jp/ikebukuro/news_archive/16815/

Vsinger musicaってどんな人物？

ライブの話に入る前に、musicaさんを知らない方に向けてどんな人かというところを1つ。一言でいうと、とにかく多彩。
2019年7月にデビューし、ポップスからダンサブルな曲、はたまたコブシを織り交ぜた演歌までと幅広く歌われてきています。また3Dモデルを作成したり、イラストを描いたりクリエイティブな活動の幅はVsinger随一といってもいいのではないかと思います。一方で面白いツイートをしたり、配信の最後は3本締めで終わったりと、お茶目さも兼ね備えた素敵な方です。

セトリ

M0 銀色の月　　　　　　作編曲:七海ゼロ
M1 Voiceless Mind　　　作編曲:Tatsh 作詞:SisA
M2 Spotlight　　　　　 作編曲・作詞:スー
クイズ企画
M3 maquia　　　　　　　作曲:恋夢ルネア 作詞:有栖永真
M4 Dance w/z my heart　作編曲:Tatsh 作詞:SisA
M5 ミライゴト　　　　　作曲・作詞:Niji Iruka
EN1 Join　　　　　　　 作編曲:Tatsh 作詞:SisA

会場は、池袋HUMAXシネマズで、秋葉原ENTASに次ぐVtuberのイベントスポットとして実家のような安心感がありました。約1年前、ENTASで初めてリアルイベントのステージに上がり、そこから着々と活動を広げながら、オリジナル曲もたくさん出し、今回の堂々のワンマンライブ開催につながっています。そのENTASでのライブの際ワンマンを行うならぜひ駆け付けたいと思っていたので今回の開催はとても喜ばしいものでした。

前述したようにHUMAXシネマズでは数々のVtuberのイベントが開かれていますが、個人勢としてはmusicaさんが初の単独イベント開催になります。しかも昨年末にサービスを開始したライブサービス「xROID」を利用するそうで、そうしたところもどんな感じになるのだろうと興味を引き立ててきました。(※musicaさんは、技術面でも優れていて、機材の話とかも配信内でしてくれます。)

ちなみに座席は、映画館のチケット予約システムを使った販売方法で、自分で場所を選ぶことができました。

会場入りして、ペンライトなどグッズを揃えて遠慮なく取った中央付近の席で開演の時を待っていると、ほどなくしてmusicaさんご本人のライブの注意事項のアナウンスがあり胸が高まりました。

美しい夜の始まり

定刻になり照明が暗転し、スクリーンに銀色の月が映し出され、音楽が流れ始めました。musicaさん初のオリジナル曲の「銀色の月」のイントロが1stワンマンライブの始まりを告げました。

最初の曲は4thオリジナルソング「Voiceless Mind」でした。美しく荘厳な始まりからサビで一気に引き込まれる一曲に、駆け出しからmusicaワールドに引き込まれました。映画館の計算された音響がさらに美しく引き立てていました。

MCが終わると楽曲のお話や今回ののライブでは想い出を振り返っていくようにこれまで係わってきた楽曲に触れながらいくとお話しされていました。
(あっ、これ絶対エモくなるやつだ･･･と思いました)

2曲目はアップテンポで盛り上がる2ndオリジナルソング「Spotlight」でした。musicaさんが活動半年の記念に、自分の像を描いた曲で、ステージで歌を届けていきたいという決意や夢が詰まった素敵な曲です。

歌詞にある「意志固めた　私に　舞台の光　照らせ」とあるのですが、このワンマンライブという晴れの舞台でスポットライトを浴びて歌っているのを見て聴くのはENTASLIVEでのそれ以上の感動がありました。

曲が終わってのMCではコラボドリンクの話になりました。2種類あるコラボドリンクの選択は、半々ぐらいに分かれていたような記憶です。
自分はSpotlightにしたのですが、カルピスの甘味とベリーの淡い酸味の相性がよく、美味しかったです。

クイズ企画

2曲を終えて、企画が始まります。活動歴や曲名、musicaさんの好きなものを当てる2択形式の勝ち残りでmusicaさんとのトークを賭けたものでした。

恥ずかしいですが、自分は一問目から沈みましたが･･(前夜祭放送でニャーちゃんの話されていたのをすっかり忘れていました)。
実際に逢うことが叶わないVが、ライブやイベントでファンの直接の声を聞いて喜んでいる姿を見ると、いい機会だなぁって思いました。

企画が終わると転換でCMコーナーがあり、musicaさんと繋がりのあるtatshさんや夕月ティアさんのPVが流れていました。

いよいよ後半へ

3曲目は3rdオリジナルソングの「maquia」でした。Jazzyなメロディでクイズでの楽しさを増すように彩っていました。

銀の月やスポットライトというフレーズも入っていて先ほど前半歌った曲とのつながりも感じられよかったです。

maquiaの後は、撮影会タイムがありました。
ライブができたことに対しての 万歳のポーズ や セクシーポーズ を決めたあと、とびっきりのをいきますと「だっちゅーの」するmusicaさんに会場はペンライトを振りつつで盛り上がっていました。

盛り上がりに応えるようにもう1つ、と出てきたのが「命！」。
musicaさんらしいお茶目さに、無声援ライブにもかかわらず思わずﾌﾌッと声が漏れてしまいました。

待ちに待ったお知らせタイム

撮影会のあと、Dance w/z my heart の衣装にお色直しをし、事前に先行で重大発表するよと予告していた時間がやってきました。

👏👏👏👏👏👏👏👏

2週間後の8月14日、3Dライブ開催決定です。

リアルライブ開催するにあたって、来ることが叶わなかったムジ友さんにも2周年とこのワンマンを一緒に楽しんで貰えるようにとオンラインでの開催を決めたと話してました。
Twitterのやり取りを眺めているとmusicaさんはファンと気さくに接しているようで、一緒に歩んでいきたいというところが感じられます。そんな彼女らしい優しい気遣いだと思いました。

お知らせのあと4曲目は、衣装の通りの5thオリジナル曲の「Dance w/z my heart 」がやってきました。
軽快なダンスミュージックが3Dライブの開催を祝すような感じもして最高でした。

楽しい時間はあっという間

4曲目が終わりMCが入り、次で最後の曲になりますと告げられました。名残惜しい気持ちを表すようにシーンとなる会場に、最後のためにすごいものを持ってきた。そして、2周年とこのライブのために新曲を用意してきたと続けてきました。

曲名は「ミライゴト」

ライブのタイトルと同じ本曲は、2周年の曲としても相応しく今までの歩んできたことが歌われていて、そしてこれからも一緒に思い出を作っていきたいという思いが歌詞に込められていた。

(後日上がった)YouTubeのMVにはない演出も良かったです。
曲の途中で2周年のお祝いのコメントが流れてきて、最後にmusicaさんからのメッセージが流れてくるようになっていました。

3Dライブ開催の話も含め、共に歩んでいきたいという願いが詰まった演出になっていました。(ズルじゃん…)

曲が終わると、ありがとございました。と告げ幕が閉じました。
すぐにアンコールを求めるように手拍子が始まったのは言うまではもないと思います。

アンコール

アンコールの拍手に応えるように再びmusicaさんが現れ、しんみりしたまま終わらせません、曲名を叫びます。ミュージックVフェスのイベントテーマにもなったfeaturing曲の「Join」でした。ユーロービートのような曲調の曲で、しっかりと最後にぶち上げて閉幕となりました。

おわりに

ワンマンライブを叶えたかったという夢と、これからもムジ友と一緒にたくさん想い出を作って一緒に進んでいきたいという想いに直に触れられた素晴らしいライブでした。

また個人勢として単独ライブイベント開催したという実績は凄いことだと思います。そして細かなところまで企業主催のイベントと遜色ない形になっていて、musicaさんのセルフプロデュース力の凄さを感じました。それに一役かったxROIDのようなサービスについても、これから増えていくといいなと思います。

2周年改めておめでとうございます。
これからも進み続けるmusicaさんのステージ応援しています。

最後に、文中でも触れましたが、8/14 musica 3Dライブ -ミライゴトがYouTubeで生配信されます。
musicaさんの共に歩もうとする姿、ぜひ見てください。

　　　　　　　　　　　　2021.08.11.　くろ