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あの時の歌が聞こえる 上巻

第一話「聞こえる」

徐々に昇ってくる朝日が僕の目にきらめきしかめ面をした。

今日は月曜日、一週間の中で一番憂鬱な日なのだ。普通の中学生ならね。

今日は6月10日の月曜日、6月に入ったのに今年の梅雨はサボり気味だ。

ここ数日かんかん照りの晴れである。

空は笑っているかのように、もういいと言ってしまうほどの晴れ模様である。

ちなみに僕は曇り空だ。


何故かって人は聞くかもしれない。けど僕は人に打ち明ける気力がない。

言っても信じてもらえるわけじゃない。

僕が曇り空な理由。

簡潔に言うと学校に馴染めていないのだ。

月曜日は学校に通っている#普通__・__#の人は憂鬱だ。

僕の場合毎日が日曜日みたいなのに僕は学校に行く理由がなくお荷物感がハンパない。

親切な人なら訪ねてくれるだろう。

「どうして不登校なんかになったの?」

それが信じてくれないことなんだよ。

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