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僕が過去に手がけたLPとリスティングでうまくいかなかった事例(闇)

嗚呼・・・たくさんのタスクがあるのにこうやって闇ブログを書いてしまうのは闇の吸引力のせいかしら。
全国の闇ブログのファンの方お待たせいたしました。今日も始まりました心の闇マーケティング講座。
もともと闇ブログの更新は不定期でございまして。
じゃあどんな時に更新してきたかというと、僕の気持ちが「あ、今、まさに心がザラついてる!」とザラつきを覚えた瞬間です。でも今回はいつもと違ってザラついていません、むしろ凪。穏やかな凪。今なら地鶏を許せるぐらい・・・(あ、やっぱり無理)
凪なのに書けるのかと不安に感じながらも特別編をお送りします。

別に心はざらついてないけど、気がついたことがあったので書いてみよう、「僕が過去に手がけたLPとリスティングでうまくいかなかった事例」です。

僕が気がついたきっかけはこちら↓

たまたまこの西原さんの投稿がTwitterのタイムラインで流れてきたんです。日本スポーツアナリスト協会広報委員の方らしいですが、普段スポーツの試合結果に関して投稿されている内容でも「勝った時」より「負けた時」の方がアクセスが多いことに気づかれたそう。

「へー。そういえばウェブに関する情報もうまくいった事例は多いけど、うまくいかなかったことはあんまり言及されていないな。
と気がつき、せっかく闇抱えてるんだったら書いちゃえ、という流れでして。

成功と失敗は表裏一体。

失敗があるから改善して成功に至る。ごくごくシンプルな構造なのに、うまくいった情報は溢れている割には、その背景、なぜうまくいかなかったのかがあまり語られることはありません。
反対にいうとうまくいかなかったことをしっかりと分析し、改善すればうまくいくわけですよね。なので過去に僕が(覚えている範囲で)うまくいかなかったことを挙げていきます。あなたのケースに当てはめて参考にしていただけると書いた甲斐があるのでぜひ活用してくださいませ。

LPでうまくいかなかった事例

①商品の訴求ポイントをオモクソ間違えた(食品、物販)
ご依頼いただいた方からのお話をそのまま鵜呑みにしてしまったんですよね。使っている素材、調理している人のネームバリュー、背景、提供する側の意見だけを取り入れてLPを作ってしまったんです。
本来ならば一方的な面ではなく、多面的に見て、客観的に判断しなければならないのに、高級品、贅沢品として作ってしまいました。結果は散々。
その商品の最大の売りは一般的に消費者が想定している、もしくは認知されている内容と全く逆の製法で作られていたことだったんです。
あとで聞きましたが、プロからすれば当たり前だったことなので、ヒアリングの際におっしゃらなかったそうな。完全に僕のヒアリングスキルが足りなかった。
②LPで攻めるべきなのに、普通のウェブサイトみたいに作ってしまった(物販、BtoC)
そもそもLPで訴求するように進めていたんですが、お客様都合で「もっと他の会社みたいにかっこよく作って欲しい」と逆ハンドルを切る感じに。
いつもならお断りするんですが、どうしてもと言われつい・・・。
本来伝えなければいけない文章を入れられず(文章が多いとかっこ悪いというご要望もよくわかりませんが)訴求のピントがずれて、イメージ重視の内容に。
ウェブサイトの見せ方で成果が変わる、というような単純なものではありませんが、僕の作るLPは基本的に文章ありきなので、うまく訴求できませんでした・・・。言われるまま作っちゃダメなんですよ、やっぱり。
③ターゲットが求めているものがわからなかったケース(ブライダル)
これは未だにわかりかねているんですが、結婚を控えた人(女性)がどういう未来を手にしたいのか?掴みきれなかった苦い思い出があります。
商品自体はとてもいいもので、アクセス自体、オーガニックから十分にありました。外的要因で競合との差別化が難しくなっていたのもあったとは思いますが、いろいろチャレンジしても目標のCVに達しませんでした。ただただ悔しいです。

リスティングでうまくいかなかった事例

リスティングだけやればうまくいくようなことはなく、上記のLP、もっと言えばビジネスモデルと大いに関連してくるわけなんですけども、ここでは単純なミスをご紹介します。
今からチャレンジしようとしている人ぜひ参考にしてね。
※専門的な部分が多いので、かなり割愛してお伝えしているのはご愛嬌。

①検索連動型広告とディスプレイを一緒のキャンペーンで設定
検索した際に表示される検索連動型広告と、ブログや動画、ニュースなどコンテンツを閲覧している際に表示されるディスプレイ広告があるんですが、それを管理画面でまとめて設定してしまったんですね。
検索連動型広告は積極的に探しているユーザーに対する広告、ディスプレイは受動的なユーザーに対する広告を配信しなければいけないのに、まとめて設定してしまいました。しかもディスプレイ広告は検索連動型広告に比べてアホほど広告が表示されます。一瞬にして予算を食いつぶし、翌日お客さんに土下座しに行きました・・・。
②ターゲティングを雑にしてしまったパターン
スイーツだったら若い女性、ビジネスに関するものだったら年齢層高め。そんな風なステレオタイプな思考にハマってたんでしょう、依頼を受けた商材に対してターゲットの深堀もせず、雑なターゲティングで広告を配信してしまいました。
スイーツ好きなおっさんもいれば、ビジネスや経済大好き!な若者もいるわけで。年齢や見た目だけで判断しちゃいけませんね、あー、ごめんなさい。
③作り込みに時間をかけすぎた
ディスプレイ広告の場合、バナーのデザイン、内容はしっかりと吟味しないといけません。とはいえ、何よりも大事なのはトライアンドエラーのスピード。バナーひとつにこだわり過ぎて、機会損失(旬を過ぎてしまった)してしまったんです。最初から100%のものはできない、ある意味そう開き直っていればよかったんですが、起業当初は期待に応えないといけない!というある種強迫観念がありまして。こだわること=お客さんのためみたいに勝手に思い込んでいたんでしょうね。

うまくいかなかったノートを作れば成功に近づく

ライバルや他社の動向、市場を見ているとどうしてもうまくいっていること(光)に目線が行きがちです。光を吸収すればうまくいくんだ、と。
もちろんその情報を集めるのはとっても大事なことなんですが、なぜそのような光を放つに至ったのか?その裏には必ずうまくいかなかった闇が存在するわけです。闇を知らずして本当の光はわかりません。
臭いものには蓋をせず、しっかり現実に向き合って、うまくいかなかったことをメモしていけば、それはある意味「成功ノート」と言えるでしょう。

追記 ほんとはもっともっとたくさんありますが、書ききれないので一部だけを抜粋しています。セミナーとかではお話しようかな。

リスティング関連の著書2冊。39歳のとき急性大動脈解離→生存率15%の病気に。お仕事ご相談→http://www.keyword-hunter.com/contact FM福井出演 毎月第三金曜15:00 Twitter質問箱https://peing.net/propo0202