究極のスポーツが持つ究極の可能性が地方を変える。
「究極」を意味するUltimateという名前のスポーツにハマっています(唐突)
投げている円盤のことを「え、フリスビーじゃないの?」とよく言われますが違います。正しくは「フライングディスク」です。ここテストにでますよ〜
アルティメットはこのフライングディスク(以下ディスク)を
投げて!
走って!
捕る!!
というとってもシンプルなスポーツです。そしてかっこいい!
もちろん色々と省略してますがこの3プレーがほとんどなので問題ないでしょう。
*詳しいルールはこちらから(日本フライングディスク協会)
さて、運動音痴なぼくが「これは極めたい。もっとやりたい」と心の底から思い、いろんなところに首を突っ込み始めたのと同時に気付きました。
「このスポーツは伊達じゃない!!!」
頭の中に閃光が走りました。ニュータイプに覚醒した気分でした。
そして、アルティメットの持つ競技的特性がそのまま生涯スポーツとして地方のスポーツ事情を変える可能性があるだろうと。
伊達じゃないアルティメットが、地方の現状を変える可能性について(真面目に)
その①「男女混合での試合が可能」
アルティメット は2012年に中学校の体育指導要領にも加えられました。
その背景には競技上の身体接触が少なく、危険性の低い競技特性と、
「男女混合での試合展開が可能な競技規則」が大きく影響しています。
かつ用いるディスクも手軽に扱える物なので「パワーがないとダメ」なこともなく、男女ともにダイナミックでエレガントなプレーが可能です。
つまり、男女ともに同じフィールド、ルールでプレー出来るスポーツです。
これがとにかくおもしろい・・・!少し不思議な感覚もあるけれど、
やってみるとこの特性の魅力にどんどん惹きこまれていきました。
この特性の何が重要か、それは地方で顕著に起きているある問題に関係する。
その②「少子高齢化社会におけるアルティメット」
わが町、南三陸でも「スポーツ少年団の統合」「団体競技の廃部」の話が特に震災後に多くなった。それは震災による人口の移動と加速した高齢化によるものだが、
だからと言ってそれはスポーツをやらない理由にはならないでしょう。
少子高齢化、スポーツの場の減少、この現状でも出来るスポーツがアルティメットです。
場所を問わず、男女も関係なくプレーができる。年齢も地区も越えて一緒に遊べることができる一つのツールなのです。
また競技性だけでなくコミュニティスポーツとしての価値もあります。
アルティメットにおいて点を取るという行為には最低でも2人以上の協力が必要不可欠です。
基本的にディスクを持った人は走ることが出来ません。コートの両端にある得点ゾーンまで味方同士でパスを繋ぎ、ゾーン内でキャッチすることで得点になります。
また、途中でパスミス(ディスクを落としてしまったり相手に取られるなど)してしまうとその瞬間に攻守交代になるというハイスピードなゲームです。
そのためより試合中のコミュニケーションが重要になっています。
他のスポーツと比べても試合中のコミュニケーションは多いと感じます。
そのほか、試合形式も多種多様であり状況に応じて色が変わることが前提のスポーツなのでどのような環境にも適応出来ます。
つまり、今後加速する地方での少子高齢化社会においても形を変え持続可能なスポーツがアルティメットだと思います。本当に。
その③「ディスクが繋げる輪」
このスポーツは恐ろしいくらい友達ができます。
試合の後はこのように両チームで円陣を組むのが慣わしのようです。
住む場所も年齢も違えど、ディスクがひょいっと繋いでくれます。
もっと早く出会いたかった。
そうつくづく思います。それはもっと上手くなりたいからもあるけれど、もっとたくさん友達出来ただろうな〜と。
ぼくは今までスポーツからたくさんのかけがえのない思い出と友達をもらって生きてきました。それは故郷に帰るきっかけにもなったし、故郷を愛し続ける理由でもあります。
スポーツがもたらす文化的な、生涯的な価値をアルティメットは誰にでもわかりやすくもたらしてくれるのではないかと、思いませんか?
南三陸で暮らす子ども達にもスポーツを通じて思い出や友達をたくさん作って欲しい。どんな環境でもスポーツの楽しさを求めて生きていける場所が必要なら、
それはきっと大人になったぼくらが作るもの。
アルティメットが新しい風を起こし、これからのスポーツの価値を作る大きな輪になるように、その楽しさを知るぼくらが「ガハハ!」と笑いながらこれからもディスクを投げていきたい。
まとめ
これからのスポーツは「多種目型」と「脱成長型」が軸になってくると思います。
多種多様なスポーツに触れ、ライフサイクルと求めるレベルに合った場所、そして程よく異年齢が交わることができる環境作りが急がれます。
アルティメットも例外ではないのですが、競技性に特化した場と趣味でも続けられる環境が点在しているのが全国的に広まってきているようなので、あとはそれぞれの環境に適した運営方法を見つけるのが鍵になるのかと。
ここまで書いて何が言いたいかというと、
一緒にアルテやりましょう!!!
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