25歳、大人。

『おとなっていつからだろう』
成人式を20才で迎え、選挙権やら年金やらが始まり、
いつの間にか「おとな」と括られ少年少女は大人になる。

その時点でいわゆる「大人」になった意識も自覚も僕は持っていなかった。

大学を卒業しても、社会人になっても、どこか「大人」になった自分が
想像できていなかったし、イメージもなかった。

でもここ最近、急に「大人」になったんだなと思わせられる瞬間があった。

発する言葉に「未来」という単語が増えてきて、その「未来」について考えた時に浮かんだのは、親友の子どもだった。ゲストハウスで出会う子どもたちだった。

南三陸でやっているスポーツの場作りが向かう先。
それはきっとこの子たちの未来に繋がっている。

今この瞬間、その日集まった人たちにとっての「豊かな時間」や
「より良く過ごす日々」の繰り返しが社会に文化として残り、
いつか僕たち以外、下の世代にとっても意味がある場所になるとしたら、
(いや、そうであってほしいなと思っている)
そういうのって、大人が作っていくものなのかなと。

僕が子どもの頃に過ごした「豊かな時間」は親や周りの大人が作っていた。
「大人」が持つ役割の一つに、そうした未来=子どもに繋がる文化や空間を残していくことなんじゃないかなと。

今作っている、これから作ろうとしている文化が、まだ見ぬ彼ら彼女らのために繋がるように。未来に繋がるためにはどうしたらいいんだろう。

大好きな「あひるの空」で昔から好きだったセリフがあって、なんで惹かれたのか数年経った今、じわじわとわかってきた。

「未来ってのは希望だ。希望ってのは生命(いのち)だ。夢を見るうちは必ず明日がある。俺達大人の仕事は子供の未来を守ることだぜ。」by酒巻呼人



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?