これから結婚するみんなに伝えたいこと

男にも女の人にも、これから結婚するみんなに伝えたい。

心から愛する人ができた。本当に素晴らしいことだ。そして、いよいよ婚姻届に署名をするときがきた。

だが、サインする前にできれば半年、少なくとも3ヶ月ぐらいは「共同生活」をしてみてはどうだろうか。

平たく言えば、将来の結婚へ向けたお試し期間としての「同棲」のススメだ。

毎週1〜2回、素敵な時間を過ごすパートナーから「共同生活者」になってもうまくいけば、婚姻届という名の結婚契約書にサインしてもいいと思う。

もちろん、約款(やっかん)を一言一句確認することを忘れてはいけない。

何故ならその契約書は片方が解約したいと思っても、もう片方が解約したいと思わない限り、解約できない契約書だから。

たしかに、「離婚」という制度はあるにはある。

だがそれは、双方が離婚に合意して離婚届という名の契約書にサインするまでは適用できない制度なのだ。

そして、離婚契約書にサインするまで法的にはずっと、結婚契約が有効となってしまう。

たとえ、2人の関係は実質的に破綻していたとしても。

お互いに結婚契約の解約に向けた協議が整わないと調停を経て、そして裁判に突入する。

さらに、裁判を経ても解約できないことがある。

一例をあげてみよう。

女友達にどうしようもないダメな旦那と別れたいのに、旦那が首を縦に振らないために、別れられないままでいる女性がいる。

調停を経たが離婚協議が整わず、彼女はこれから家庭裁判所で裁判を迎える予定だ。

彼女はその旦那と知り合ってから半年後に結婚したものの、一緒に住み始めてから旦那の異常性に気がついて離婚を考えるようになった。

その女性は美しい。その気になれば、いくらでも男を見つけることが可能だろう。

だが、法的には既婚者だ。そして、年齢は30前半。

その既婚者たる彼女が、一刻も早く新しいパートナーを見つけて子供を作りたいと思うのは責められることなのだろうか。

結婚契約書という紙切れ一枚にサインしたことによって男の性的欲求に変化がないように、女性の人を好きになる心にも、本能的な部分には変化はないと思う。

一度愛した配偶者への気持ちがなくなったとき、自分自身は法的に既婚者でも他の男性を好きになるのは、自然な女性の感情だろう。

だが彼女はその自然な気持ちを、自分を含めたごく一部の友人を除き誰にも言えないでいる。

なぜなら、未だ「結婚している」からだ。

「結婚している。でも、他の男性と付き合いたい」

という彼女の思いは、「世間的には」決して受け入れられることはない。

彼女はある女友達(未婚)に、自分自身のことを相談したら、

「『でもやっぱり』、まだ結婚してるんだし、ちゃんと別れてからにすれば」

と言われたそうだ。

「でもやっぱり」

その人が置かれている状況の背景や、それまでの論理展開を全て吹き飛ばして、誰も反対できない原理原則論を展開する際に使われる接続詞。

この、「でもやっぱり結婚してるんだし」理論でこの件に関して、彼女の口と心は”貝”になってしまった。

彼女は離婚が成立するまで、あとどれぐらい待たなければならないだろう。

特に出産に関しては、男と違い女性の身体には時間的な制限がある。

彼女の件はほんの一例だが、結婚契約書とはそれだけ重たい契約書なのだ。

解約したくても、解約できない。

恋人同士なら、どちらかの愛情がなくなれば別れられるだろう。

だが、一度結婚契約書にサインしたら、「夫または妻の愛情がなくなった」という理由では決して別れることはできない。

双方が離婚することに合意しない限りは。

夫または妻がたとえ相手の愛情が無くなったことを認識していても、「相手を決して幸せにしたくない」というただ一心で、その配偶者が離婚契約書へのサインを拒めば、その夫婦は決して離婚することはできない。

裁判で離婚の判決が下らない限りは。

従って、前述の通り結婚する前に「共同生活」をしばらくのあいだ営むことを強くすすめたい。

「他人と共同で生活する」というのは、とても大変なことだ。

一人暮らしの自由さに慣れた君の、実家の快適さに慣れたとてもキレイ好きな貴女の、今の環境から激変することは間違いない。

あれだけセックスを求めていた君の性的欲求も、一緒に住んだら急激に減少するかもしれない。

一緒に生活して始めて分かる、相手の性格ももちろんあるだろう。

男は変わった性癖を貴女に隠しているかもしれない。女はスペックの高い君と結婚するために、君の前では演技をしているかもしれない。

無論、実際に共同生活をしてみて、これまでの20〜30年間の人生の中で頭に描いてきた「理想の結婚生活」が体現できるかもしれない。毎週末に愛し合えるかもしれない。

それが確認できて、結婚契約書の内容についても理解したら、お互い婚姻届にサインすることに何のためらいもないだろう。

結婚おめでとう!

オレは心から祝福したい。


ケーゴ

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ケーゴ

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