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英語学習について考える Vol.4 ~ 業者には石を投げて、発音記号を覚えようーー! ~

前回の英語学習のエントリーからあっという間に1ヶ月以上が経ってしまった。月に一度のリリースを考えているのだが、ときが流れるのはあまりに早い。

これまでの英語学習のnoteを読んでくれている親愛なる修行を積む同志のみんなにおかれては、前回から今回のエントリーのあいだに著者が地球へ一時的に帰還していたことを知ってもらえれば嬉しく思う。

さて、リリースが遅れた言い訳はさておき、、、。


みんなはその後も、英語戦闘力をあげるための修行を積んでいるだろうか?

この2ヶ月近くのあいだに、オレは色々な英語学習の宣伝を見た。

そしてあらためて思うのだが、英語学習に「〇〇日間で日常会話を~!」とか、「〇ヶ月で英語をマスター!!」とか、そういう魔法のような類の学習方法は存在しない。

何度でも繰り返すが、

「そんな学習方法はこの世に存在しない。」

そこにあるのは、「〇〇日間で~~!」とか、「〇ヶ月で~~!!」("〇〇日間で"よりも現実的に聞こえるから、〇ヶ月としているだけだ)とか、そういったメソッドを売ろうとしている業者だけだ。

「そんな学習方法はこの世に存在しない」という事実はただそこに存在し、作り出す必要があるものは、それぞれの立場からの虚構だけだ。

そんなオレも石川遼君の「聞き流すだけで~~」とか、そういう教材を買ったことがある。

いま宣伝を読んでも、とてもよくできている。ただ、その宣伝の中でYouTubeで石川遼の実際の英語がほとんど聞けないように設定されているは、恐らく偶然ではないだろう。

「聞き流すだけでペラペラ!」

「XXだけでモテモテ!!」

「XXダイエットでX日間でダイエット!!!」

そう、そうなんだ。全て同じなんだ。


これは、、、

「はい、復唱ォ!」

「月収100万円! 天生塾なら必ず夢は叶う!」

『「月収100万円! 天生塾なら必ず夢は叶う!』

「声が小さい! もう一度!!」

『月収100万円! 天生塾なら必ず夢は叶う!』

『月収100万円! 天生塾なら必ず夢は叶う!!』

これと同じだ。


「聞くだけで英語がペラペラ!」

はい、復唱ォ!

『聞くだけで英語がペラペラ!』

『聞くだけで英語がペラペラ!!』


んなわけねーだろ、オマエ。アホか。

「儲かる方法を教える」業者たちはいつも、儲かる方法を教えるセミナーやくそ高いPDFや、オンラインのネットワークの入会資格みたいなものを高く売りつけて、それで儲けている。

儲かるのは貴方ではなく、「儲かる方法を売る業者」だ。こういう業者には石を投げようーー!


そして、「聞くだけでペラペラ」みたいな英語業者にも、同じように石を投げよう。アラビア語を聞くだけでペラペラになるか? ヒンディー語を聞くだけでペラペラになるか?

なるわけがない。


こういった人間の本能を刺激する商材はいつの世の中にも存在している。なぜなら、100人の中に1人(1%)も買う人がいなくても、1,000人に3人ぐらい(0.3%)は買う人が、そう、「アホ」がいるからだ。これがアホ向けビジネスが無くならない理由だ。

アホゆえに、本能を刺激されるるとお金を払ってしまう。まるで昔のオレのように(そう、若かりし頃のオレもアホだったので、「聞くだけで~~」を買ってしまったのだ)。

アホ向けのビジネスは1,000人に3人が買えば、有名人に高い広告費を払っても十分に利益が出るように、その価格が設定されているのだ。


ただ、アホはときどきお金をむしり取られるのが世の中の悲しい事実なのだけど、自分がアホだったことを自覚し、そこから這い上がろうとする情熱を持つ人間はお金をドブに捨てたことを学習して、そして、そこから成長していくのだ。


モテるためにも痩せるためにも(これらについて、オレは幸いにもアホではなかった)、そして、英語戦闘力を上げるためにも(これについてはアホだった)、そこに「魔法」はないということを。

そこにあるのはただ、日々の地道な修行のみなのだ。

どの地道な修行に関しても「魔法」は存在しないけれど、英語戦闘力を上げるための効率的な修行方法は存在する。


今回のエントリーでは自分が今でも毎日続けている修行方法を紹介しようと思う。


これは英語戦闘力を上げるための修行において、初期段階から行っていかなければならない修行だ。早ければ早い方がいい。

聞き流すだけで英語は聞きとれるようにはならないけれど、この修行で自分のリスニング力はかなり改善された。そして今も、成長を続けている。

ここから先は本気で英語戦闘力を上げたいと思う修行を積む同志たちだけに読んでもらいたい。

オレの熱い思いはフォント12のWordで9枚になった。

そして、英語学習note専用のメールアドレスに修行の成果を送ってくれたYさんから先月、嬉しい報告があった。

その一部を引用しよう。

~~~~

ケーゴさん

度々失礼します。6月のTOEICの結果がでて835点でした。ちょうど勉強を始めて900時間というところでしょうか。
今週またTOEICなのですが860点を狙ってやって来ます。


それはさておき私はblogを書いていたのですが三日坊主でした。このTOEICの勉強の足跡やたまにピックアップのことをblogに書きとめようと思います。なにかの参考になれば誰かの参考になればと思い。TOEICのきっかけとしてケーゴさんの話は書かせて貰おうと思い連絡しました。私もナメック星目指し頑張ります!

とりますよ900点!!

Y

~~~~


彼は既に「英語学習について考える」シリーズが目指す姿、ヤムチャの目前だ。

自分のnoteはヤムチャを目指しているため、正直に言えば彼がオレのnoteを読む必要はほとんどないかもしれないが、もしオレがTOEICにコミットしてクリリンにまでたどり着いたことが彼の励みになれば、英語学習にコミットした同志としてとても嬉しく思う。彼へのアドバイスもnoteの中に回答した。


繰り返すが、英語戦闘力を上げるための「魔法」は存在しない。作り出さなければならないのはただ、「聞くだけでペラペラ」という業者や、「儲かる方法」を売って儲けている、石を投げられてしかるべき業者たちが作る虚構だけだ。


そう、そんな業者には思い切り石を投げつけて、きちんと事実を認識しよう。

事実はただそこに存在し、その事実とはつまり、日々、厳しい修行を積まなければならないということだけだ。

でも、その修行を積んでいるのは君だけじゃない。オレだけでもない。オレと君と同志のみんなで、英語戦闘力を上げていくんだーー



さて、英語戦闘力を上げようとする同志の皆さま。今回のエントリーで伝えたいことは、「発音記号を覚える」ことの大切さです。「覚える」というより、「体得する・口に刷り込む」と言った方がニュアンスは伝わると思います。

日本人の英語はカタカナ英語とよく言われますが、これは、「音」の構成が根本的に異なるためです。日本語の母音は「アイウエオ」の5つしかありませんが、英語の母音は10個以上、数え方によっては20個以上もあります。

また、日本語はすべてローマ字で書き表せるように、すべての音は子音+母音で発音します。しかしながら、英語は子音だけを単独で発音します。ここがとても難しい部分です。なぜなら、これは日本語には存在しない概念だからです。

子音単独での発音について、例を挙げてみましょう。

たとえば、”リトルケーゴ”でお馴染みの(笑うところではありません!)「little」という単語の発音記号はこれです。

[lítl]

ここで注目することは母音は1つしかなく、t とl は子音が単独で発音されていることです。

英語のlittleはカタカナで書くとリトル、ローマ字で書くとlitoluですが、発音するときは[lítl]なのです。

〔※ネイティブの発音は発音記号からさらに変化して、t が ”軽い d”([lítl]ではなく[líddl]) のような発音になります。例えば「pretty」 だと、[príti]ではなく、[príddi]のような発音になりますが、このエントリーの趣旨から逸れるので、詳しくは触れません。]

そしてこれは、発音記号を学ばないと決して発音できません。理由を繰り返しますが、これは日本語には存在しない概念だからです。

発音記号をきちんと発音するためには、「口の形」を口に覚えさせる必要があります。

発音記号の発音は日本語には存在しない存在ゆえ、発音記号についてきちんと学び、自分の口から正しく発せられるようになるまで、発音記号の「口の形」を覚えて、ひたすら練習をしなければなりません。

そして、発音記号通りに自分の口から出せる音は、聞き取ることができます。そう、これこそが、貴方のリスニング力を上げるのです。


さらに、英語の発音というのは、口の筋肉を使った運動・練習の一つと言えます。サッカー選手がパスが来た時に反射的にシュートできるように日々、反復練習をするにように、英語学習プレイヤーも毎日、発音記号の「口の形」を反射的に作れるように反復練習をしなくてはなりません。

英語noteの第2号に私のスコアの実際の画像を貼りましたが、私はこの反復練習の修行を毎朝積むことにより(もう習慣になっているので、私はナメック星でもやっています)、地球を離れる直前の最後のTOEICでのリスニングは、満点(495点)までいきました。

その反復練習をどのようにするか? このことについて論じていきます。

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