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英語学習について考える Vol.3 ~ スキマ時間で単語・熟語を覚える ~

前回の英語学習のエントリーで「コミットしてほしい」と言ったことを、みんなやってくれているだろうか。

英語は結局、自分で勉強しなければできるようにならない。オレができるのは、「やる気はある。でも~…」という人達のために、歩まなければならない道のりと歩み方を示し、そして、みんなのモチベーションを鼓舞することだけだ。

それを踏まえて、英語ができるようになるためには何が必要だろうか。

一言で「英語ができる」と言っても奥が深いのだが、この英語学習に関するエントリーでは超ドメ男・ドメ子さんの地球人(海外経験ゼロで英語が苦手。でもやる気はある)が修行を積んで英語戦闘力を上げていき、ヤムチャ(TOEIC800後半・ノンネイティブとある程度の会話ができる)になることを目指しているので、「英語ができる=ヤムチャになる」ということだとひとまず定義したい。

(当然にしてヤムチャになったあとも厳しい修行でさらに英語戦闘力をあげていく必要があるのだが、それは果てしないテーマなので脇に置く。)

ヤムチャになるために必要なのは以下の5つだと思う。

1. 単語・熟語
2. 文法
3. 発音
4. リスニング
5. スピーキング

さて、まず英語力をつけるためには、ある程度の単語・熟語の習得を避けて通ることはできない。

だが、気合を入れて英語学習を始めた超ドメ男・ドメ子さんが最初につまずくのはやはり、単語・熟語力の壁だ。

避けて通れないこの壁は、かけている勉強時間が英語の理解力に比例しないからだと思う。

「かけている勉強時間が英語の理解力に比例しない」とは、どういうことだろうか?

次の英文を見てみよう。

XXXX you XXXX XXXX XXXX XXXXX by your XXXX XXXX?

(読みづらいが1つの文章だ。XXXXは分からない単語という意味。)

これで意味が分かる人はいない。これではどうだろう?

Have you XXXX been very XXXXX by your XXXX XXXX?

まだ分からん。

では、これではどうだ?

Have you ever been very XXXXX by your XXXX wife?

「あなたはこれまで、~~な妻に~~されたことがありますか?」

でもまだ分からない。

(ん、もしかして、「美しい妻に浮気をされたことがありますか?」かな!?)

すべての単語を埋めると、

Have you ever been very scolded by your scary wife?

「あなたはこれまで、鬼嫁に激ギレされたことがありますか?」

という文になる。


もう一度、単語を隠した英文だけを順番に記してみよう。

XXXX you XXXX XXXX XXXX XXXXX by your XXXX XXXX?

Have you XXXX been very XXXXX by your XXXX XXXX?

Have you ever been very XXXXX by your XXXX wife?

Have you ever been very scolded by your scary wife?


「あなたはこれまで、鬼嫁に激ギレされたことがありますか?」

ここで言いたいことは鬼嫁に関することではない。

英語の理解力はかけている勉強時間に比例しておらず、「分かる瞬間」は突然訪れるということだ。

「分かる瞬間」というのは「その文章の意味が分かる瞬間」、という意味だ。

この文章では「scold」(叱る、説教する、小言を言う)と「scary」(恐ろしい、怖い、おっかない)いう単語を知らないと、文の意味は最後まで分からない。
(もちろん、have や veryなどの意味を知らない人はいないので、XXXXとしている単語はあくまで一つの例だ。)

XXXXとした単語は最初の文章で7個あった。7個のうち5個まで分かっても文章の意味が分からず、6個で微妙、7個で完全に分かる、ということだ。

この場合、たとえ新しい単語を5個覚えても文章がさっぱり分からない。それでもめげずに6個目を覚えて、やっと7個目まで覚えると、「分かる瞬間」が突然訪れるのだ。

その瞬間が訪れるまでに5つの単語を覚えても、自分の進歩はまったく感じられない。英文を読むたびに分からない。理解できない。

みんな人間だ、そうするとモチベーションが萎えてくる。

それでも、なかなか英語が理解できなくても、勉強を続けてさえいれば少しずつ英語戦闘力は上がっている。自分で気が付くことはできないけれど、上がっているのだ。そして、5個目まで覚えれば、その英語戦闘力の上昇を実感できるまでもうすぐだ。

だが、英語戦闘力の上昇の実感は、掛けた時間には比例しない。「分かる瞬間」は突然訪れるのだ。

これを知っているのと知らないのでは、地道な単語・熟語学習を続けるモチベーションが大きく違ってくる。

さて、その単語・熟語をどのようにして覚えていけばいいのか、自分が歩んできた英語戦闘力を上げるための道のりを知りたい、と思うやる気がある人達にだけ読んでもらいたいのでこの先に記す。

前回のエントリーで記した英語学習用のメールアドレスに、「コミットメント」を行ってくれた読者の方からこんな素晴らしい投稿もあったので、それも掲載したい。

~一部抜粋~

ケーゴさん
初めまして何年前でしょうか?ナンパブログを読みはじめて、すごいなぁと思い定期的にブログを読ませてもらっていました。
私はXX歳、名前はYにしておいて下さい。
日系のグローバル化まっしぐらの企業に勤めています。営業をしていて丁度入社XX年です。

本題にはいりますね。英語学習noteを2つ読ませてもらいました。
丁度、昨年の5月末になんとなくTOEICの試験を受けて、前々からやらなきゃなぁっていう英語と改めて向き合いましたーー

~~~~

自分のブログは決してナンパブログではないのだが(笑)、そこはひとまず脇に置いておこう。Yさんの英語戦闘力の向上にかける修行の様子とコミットメントは素晴らしい。彼が送ってくれた勉強時間を記録した画像は、修行を積んでいる人は見る価値がある。

彼のコミットメントの達成に向けたアドバイスに力が入ったし、オレ自身の修行にもとても励みになった。

英語戦闘力を上げるための修行はとても孤独な道のりだ。とても孤独な道のりだけど、その道のりを歩むのは決して一人じゃない。そこには共にその道を歩む仲間達がいる。

オレのそんな熱い思いはフォント12のWordで12枚になった。目次は以下のとおりだ。

<英語学習note Vol.3 単語・熟語の勉強方法>

1. オンライン辞書と隙間時間の有効活用

2. イメージの有効活用

3. XXXXを忘れるな!

4. Yさんへの返信(TOEICのリーディングの時間の割り振り)

5. 『脳が認める外国語勉強法』に基づく新たな単語習得メソッドの追記(2018. 5. 20)

そう、みんなでその道を歩むんだ。ガンバって修行を積んでいこう!

ケーゴ

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