新年度にむけて

受験シーズンもあと少し、まもなく年度末です。
進級・進学の季節、大きな節目ですね。

この時期、中高生には学年末試験があります。小学生は通知表があります。
どちらもその年に学ぶべきことをどこまで学べているかを確認する手段です。

ではみなさん、ご自身はこの学年で何を学べたか確認できているのでしょうか。なんとなく試験を受けてなんとなく進級してはいませんか?

小学校から高校、いや大学や社会人になっても多くの場合、この種の評価は極めて受動的なものではないでしょうか。
自分から、今年度これを学ぼう(これをしよう!)、そして年度末にそれができたかな。と確認するケースはどれだけあるのでしょう?
もちろん、今の学校制度や働き方にも問題があるのかもしれませんが、自分でも変えることができます。

ぜひ年度末には、今年何を学んだのか、確認して頂き、新年度は、何を学ぶのか自分から確認して決めて頂ければと思います。
もちろん、各単元を羅列する必要はありません。それぞれの中で1つでよいのでその年に学ぶことを決めて、それを胸に1年間を過ごすことができれば、そして年度末にはそれを振り返ることができれば、より充実した1年間になるのではないでしょうか。

考学舎では、年始に書初めとして抱負を書いていただき、毎月目標を決めその達成率を確認しています。教室には全員の目標と毎月の達成率を貼りだしています。これだけでも、来るたびに目に入りますので意識はかなりかわります。
こんな話をすると、目標設定、やってみたけど続かなかった。うまくいかないよ。という声が聞こえてきそうです。大事なのはここから、だと思います。

この考学舎の目標設定、ぱっとみるとかなり不思議なものもあります。勉強と関係ないようなこともたくさんあります。それがこの方法を有効化するポイントのようです。やらなければいけないことを目標に設定するより、興味のあることを目標にしてもらうほうが自分ごとになります。自分ごとになれば、目標を気にするようになります。そうすれば、やらなければいけないことを目標にするときにも意味を持ってくるのです。

ぜひご自宅でもお試しください。

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