釧路へ。

ご報告。

9月から、東京を離れて、しばらくの間地元の北海道釧路市で芸能活動を続けることになりました。

突然のご報告になってしまい、申し訳ございません。一番ベストなタイミングはここだと思い、こういった形ではございますが、ご報告させていただきます。

いろんな感情があって文章がまとまりきらないんですが、最後まで読んでいただけたら幸いです。

東京に出て来て12年間、人間で言えば小学6年生の僕ですが、東京でいろんなものを貰いました。いろんな人と出会いました。いろんな経験をしました。

ひとり芝居の公演があって、大好きな劇団の舞台公演に呼んでいただけて、たまにテレビやラジオ、ネットTV、有難い環境の中ではありますが、地元の釧路に戻って芝居を作ろうと思っています。

まだ決まってるわけじゃないんだけど、演劇部の高校生たちと芝居を作って公演を打ったり、老人ホーム等の施設を廻って芝居をしたり、まあいろんな形はあるんですけど、地元のコミュニティの中で動きを作れるんじゃないかって、面白い動きができるんじゃないかって、実に前向きな選択の上での判断です。

地元でも、東京でもまたは別の地方でも、ひとり芝居はきっと死ぬまで続けますし、東京で舞台があれば、遠征で仕事に戻ってきます。

だから、2重生活になるのかな?釧路がしばらくの間拠点になるので東京を離れることになりますが、ちょこちょこ東京にいます。そこで皆さんと、表現の場を通じてお会い出来たら、幸せに思います。

大学から東京に出て、サラリーマンをやって、脱サラして芸人になって、ひとり芝居を始めて今に続いて、文字にしてしまえば本当になんてことのない出来事だけど、文字の奥に、本当にいろんなことがありました。

いろんな人との出会いでなにかが変わっていって、反面変わらないものにイライラしたり有難かったり、書き起こせないものに足腰を支えられながら、この12年間がありました。

「脱サラして芸人になる」そう決めたときよりも、よっぽど重たい決断の上にあったことだけをわかってもらえたら有難く存じます。

今行くべき場所に行かなきゃいけない、今やらないといけないことは考える間もなく今やらなきゃいけない。

「好きなことは成功してからやりな」

その言葉に従っていろんなものを遠ざけてた時期があったけど、じゃあそれっていつだよ?それまで生きてられる保証がどこに?

成功する前に死んじゃったら、どっちも叶わないんだもんな。

金がどうとか、食ってくことが大事じゃないとか言うつもりないしそういう論点じゃなくて、

カレー美味い!って言うためには腐る前に食べなきゃいけないように、大事なものを大事に出来るうちに大事にしようってこと。

突然の出来事に全てが呑み込まれる怖さも残酷さも知ってしまったってそういうこと込みで。

芝居を通じて、東京での生活を通じて、いろんなことを知りました。人間が何に怒って何に笑って泣いて疲れるのか。幸せを感じるのか。

「自分の心で選べた」ってことは、僕の中の幸せです。

まあ、とはいっても、普通に淋しいです。

いろんな人と出会ったので。こういうときになって初めて、いろんなところに自分の居場所があったんだってこと、「ありがとうございましたこれからも仲良くしてください」って言いたい人がたくさんいたこと、失くしてから初めてわかるじゃないけど、持ってるものがたくさんあったってことに改めて気が付きました。

だから、これからも、何も変わらず、よろしくお願いします。

きっとこれからのひとり芝居も、新しい風にもまれて、すごいことになっていくと思うので。東京で公演をする際はぜひいらしてください。

またお会いできるのを、いつでも楽しみにしています。

いつも応援してくださった方々に、一緒に戦ってくれた戦友たちに、感謝と、握手です。

これで全然終わりじゃないけど、一区切りとして、本当にお世話になりました。

東京での時間、東京で出会ってくれた人たちのことは忘れません。

ありがとうございました。これからも。


そして、釧路のみなさん、関係各所の皆様、よろしくお願い致します。

一緒に楽しいものを作りましょう。東京で教えてもらったことを、すべて還元します。おぞましい街にしましょう。

最後に。

楽しいことや苦しいこと、寝付けなくなるほど嬉しいことやしんどいこと、いろんなものを全部超えて、僕にも仲間ができました。歩幅は違っても、これからも一緒に歩いてくれることを望んでいます。

握手です。

ありがとうございます。

これからも。

2019年7月1日 長谷川恒希


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長谷川恒希

東京で表現をしています、芸人です。昔は内閣総理大臣になりたかったです、人見知りなので外交とかできないなぁと判断しその後はサッカー選手、とんこつラーメン屋、バーテンダー、色んなものになりたかったんですけど、扉がどんどん閉まっていって、最後にたどり着いたこの仕事が大好きです。
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