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バンコク旅行記⑩(2024.2) 「幻」のカオマンガイ

「やりたいなあ」と思って数年間温めつづけたことがあります。
それは、「セーンセープ運河のボートに乗って、ピンクのカオマンガイ(ゴーアン・カオマンガイ)を食べに行くこと」でした。
それを(半分)果たした今からすると、なんてことないミッションでしたが、私にとっては立派な「冒険」「観光」でした。
はじめにそれを思いついたのは2020年。当時のタイ語の先生に相談すると運河ボートは汚い水がかかってきて大変だから、どうかなって言われました。
(日本のタイ語教室の先生たちはいいところ出の人が多いので、タクシーにも乗らず、家族が自家用車で送り迎えしてくれるそう。公共交通機関系のアドバイスはそれほど得意ではなく、運河ボートにも乗りません。後から知ったけど)
これがコロナ前のことでした。2022年の夏にバンコクに行けたときは、他の予定で忙しく、実現できませんでした。
そして今回。
最終日の行動開始が9:30。寝坊して8時くらいに起きる。
いかん…しかし…これは…がんばったら行けるかもしれない。ただ、乗ったことのないボートを往復で使うと約束の時間に間に合わないかも。
と思い、ホテル前でモータサイを拾う。一人目には断られる。二人目、「遠い〜! 100バーツ!」「60!」「余地なし〜 100!」 しょ、しょうがない…100でいくか…。シャワーも浴びてない(タイの人への禁句?)後ろめたさもあり。
20分近く走って「着いたよ」と運転手。
ここ? 私が20回くらいGoogleで予習したピンクの看板じゃないけど……?
「ここだよ、『ゴーアン』って書いてるでしょ?」
たしかに。

座る。
お客さん、私の他に一人しかいないけど、朝早いからかな?
店の人から「煮卵入れる?」と聞かれる。
煮卵? カオマンガイに? そういうものなんかな。
食事が運ばれてきた。
絵面が醤油みたいな色。本場のカオマンガイって割と濃いめの味付けなのね〜
ごはんのうえに蒸したチキン乗せないのね〜
寝起きで判らなくなっている。
食べて、写真撮って、急いで来たおかげで帰りはボート使えるなと思い、フンフン〜♪と鼻歌歌いながらプラトゥーナーム桟橋へ。
プラトゥーナーム→アソーク 14バーツ。速い。
はじめてのセーンセープ運河でしたが、難なくボート乗って帰れました。
これ便利だ〜 初日からこれ使っておけばよかったなあ〜。

飛沫問題とか全然気にしなくてよかった

ホテルに戻り、急いでシャワー浴びて集合時間に間に合わせる。
今日は朝ご飯食べなかったの?
有名店のカオマンガイをバイタクで食べにいってたんだよ(ドヤァ
へ〜すごいーー!
そして帰国して、画像整理・・・。

私の行った店

あれ?
んんん?
「ゴーアン」…
ゴーアン「カオカームー」プラトゥーナームって書いてある……。

私の食べた「煮卵つきカオマンガイ」

私が食べたのはカオマンガイカオカームー(豚スジ煮こみご飯)だった!! 笑
する? こんなミスする?
ああ、こうして文字にしてみると面白さがこみあげてきた。
今回の旅行の一番のハプニングはこれだったのかもしれない。

カオカームー(今さらw)、しかしトロットロで美味しかったです!
これはこれで全然アリだわ…。煮卵もいけたし。
ピンクも緑も制覇した方はぜひこちらのお店に。

運河ボートにのってカオマンガイを食べに行く4年越しの夢、それは半分だけ果たされました。私の中での「ピンクのカオマンガイ」は、いまだ「幻」のままです。

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