見出し画像

下戸のエレジー

noteを初めて以来、僕としては意識の高過ぎる話が続いてちょっと疲れたので、今回は軽いというかどうでもいい話を書こうと思います。こういうのも長く続けるためには必要だと思います。

みなさん、おいしいお酒飲んでますか?

僕はお酒が好きです。とはいえ、蒸留酒があまり体に合わないので主に醸造酒を飲んでいます。

ビール、いいですね。ビールが好きすぎてミュンヘンまで行ったことがあります。ワイン、いいですね。ワインの味に惚れ込んだレストランで結婚式を挙げました。果実酒、いいですね。2年に一回のペースで梅酒を漬けてます。あれ、梅酒はブランデーで漬けてるけど大丈夫だな、、

どのカテゴリーのお酒においても軽めのやつが好きです。ビールだったらヴァイツェン(ホワイトエール)、ワインだったらスパークリングか軽めの白(本当は肉にも白を合わせたい)、喉越しが爽やかなジャパニーズビールも好きです。メジャーどころで好きなのはアサヒスーパードライとオリオンです。蒸留酒だって、ハイボールにすれば美味しくいただけます。焼肉にはハイボールが一番合うと思ってます。

しかし一点、如何ともしがたいジレンマがあります。

ここまでお酒の話をしておいてなんですが、僕はお酒が飲めません。

正確には、ほんのちょっとしか飲めないというのが正しい。下戸も程度問題で、舐めただけで卒倒するレベルからビール3杯でヘベレケになるというレベルまでバリエーションがありますが、僕はアサヒスーパードライ350ml一缶で満足できるというレベルです。二缶目を半分飲んだあたりから頭が痛くなってくる。

それでも、お酒の味を楽しめるようになったということ自体そもそも奇跡なのかもしれません。大学入学時点でアセトアルデヒド耐性がない体質であることが証明されていたので。(パッチテストで腕全体が真っ赤っか!)

酒は好きだが、飲めない。ワインをボトルで頼めません。いわゆる飲み比べ的なやつができません。自転車関連の飲み会では趣味の話に花が咲きっぱなしになるあまり、調子に乗ってカパカパ飲みまくって絶対に二次会には行けません。(そして記憶を失い、翌朝自宅の布団に突き刺さっている自分を発見する)(そこに娘が乗ってくる)

見方によっては頼りなく見える下戸ですが、メリットだっていっぱいあるんです。飲む機会が必然的に減るので健康診断は常にオールAです。量を飲み続けられないのでアル中のリスクもありません。飲み会もこれぞと思ったやつだけ参加するのでハズレがほとんどありません。

でも、健康診断で色々ひっかかりつつも、多種多様なお酒をたっぷりと飲んで舌鼓を打ち、爆笑とともにアルコールライフを謳歌しているような人を見ると、やり場のない感情が悪酔いの記憶とともに喉を突きあがってくる感覚を覚えます。「人生を損している」という言葉は好きではないのですが、自分が生きられなかった人生を歩んでいることへのそこはかとない嫉妬が胸を去来するのです。

-----------

ということで、嫉妬ドリブンで書いた今回の記事にまとめや落とし所はありません。こういう駄文を書き散らしてもきちんと体裁が整うnoteはやっぱり使いやすいですね。

より長く走るための原資か、娘のおやつ代として使わせていただきます。