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クソだった1年からのアップセットを起こすために、この正月休みから取り組んでいること

正月休みが終わる。

1月の4,5に休みを入れたので、11連休。正直いって、まだ全然休める。が、そろそろ働きにいかないといろいろ詰んでしまう。

仕事納めからこの間、日本がとんでもないことになっている。いろんなプロがいろんなところで正月を返上してプロフェッショナリズムをMAXに発揮している。そんな人たちに限って「ご迷惑をおかけしてすみません」とか言うもんだから少し心が濁る。誰よりも頑張ってくれてるのにね。そういった類のプロではない僕ができるのは、ほんの気持ち程度のささやかな募金と、あとは覚悟を決めて何も言わないことくらいだ。

そもそも、僕は人様のことを気にしている場合ではないのだ。クソみたいな2023年を過ごした僕は、僕や僕の周りの人たちのために、まずは僕自身をチューンしなければならない。去年の大晦日に書いた通り、今年の目標は「自分のことだけを考える」なのだ。


ディギング・ディーパー・マイセルフ

生きていれば何もうまくいかないクソみたいな年だってある。それはそうだ。時には待つしかない局面もある。僕は自転車を通じてそれを身体で学んでいる。

しかし不確定な「それ」を待ちながらいつまでもクダを巻いて溜飲を下げているのも嫌だ。僕は僕自身の人生の裁量をいつだって最大限に持っていたい。できることなら、1から100まで決め切りたい。

だから、何かできることはないかとジタバタあがいてみることにした。この俺様がこんなクソみたいな境遇ごときに負けるわけにはいかないのだ。最近よく、僕は結構な負けず嫌いなんじゃないかと思う。

そこでまずは、自分自身の最近のフィジカルを観察してみることにした。メンタルは境遇に引っ張られてるところもあるので、まずはコントロールができそうな身体にフォーカスしてみた。コロナにかかった夏あたりからじっくり思い出していくと、ある重大な事実が浮かび上がってきた。

ある重大な事実、それは…

俺、秋くらいから、食欲なくねえ?

そう、ご飯を美味しく食べていなかったのだ。かつて「居酒屋こうちゃん」を営んでいたくらいには食を大事にしてきたこの僕が。

空腹感自体はある。しかしそれが食欲とリンクしないため、なんかとりあえずご飯を食べてお腹を満たすということを無意識にしていた。変な時間(午前10時半とか)にせんべい食べたり。

インターネットで見つけたレシピを試したり、自分でなにか創作料理を作って家族にふるまったりなど、食に関する創意工夫もなく、おんなじようなメニューをぐるぐるぐるぐる作っては陽はまたのぼりくりかえす。。

原因はそう、ぜんぜん食欲がないから。

食欲がないということはもしかしたら胃腸に原因があるのかもしれない。胃腸といえば腸内フローラ。さらにもしかすると、最近風邪をひきやすいのも胃腸に原因があるのでは…?

ということで、まずは思い至ったここをなんとかすることとした。できることから、できる範囲で。

具体的にやったこと、それは…

ずばり、整腸剤を飲む。

以前、超ロングライド(200km以上)に向けた体質改善のために整腸剤を習慣として飲んでいた時期があった。ライド中に食べたものが十分に吸収されないまま外に出てしまうことで、ライドの終盤にヘタってしまう傾向があったためだ。この時も藁にもすがる思いで整腸剤に手を出していた。

整腸剤を習慣とした甲斐あって、ロングライド中にお腹を下すこともなく、その年はSR(200km,300km,400km,600kmのブルベを同一年度内に完走すること)を達成できた。この達成で気が済んだのか、いつしか整腸剤の習慣が途絶えてしまったのだが、この時の成功体験を思い出してこのアレな境遇から抜け出すために再度頼ってみることにした。ドラッグストアで買える入手性、中毒性の要素がないことなど、とりあえずできることとしては満点に近い選択肢だった。

どの整腸剤に頼るか。コストを考えると3択だ。

  • 新・ビオフェルミンS

  • 強力わかもと

  • エビオス錠

いずれも飲んだことがあるのだけど、数年前の体質改善で最も効果のあった強力わかもとを選ぶことにした。コスト面では最も難がある選択肢だが、ここでは実績を重視したい。

なお、ビオフェルミンは無味無臭、エビオス錠はほんのりとしたビール味、強力わかもとはマイルドな犬のエサの味がする。味覚面でも最も難のある選択肢だが、ここでも実績を重視した。

駅前のココカラファインでひとまず300錠入りを買ってきて1回分(9錠)飲んでみたところ、3分後にはお腹が強力にギュルギュル言い始め、なんらかのリブートがかかった感がした。そして数回のトイレ詣で(これもまたアップデート作業ぽい)ののち、なんだかものすごくごはんを食べたくなってきた!12月31日の夕方のことだった。

その食欲のまま、正月三が日は実家で飲み食いし、A4ランクの牛モモ肉で仕込んでおいた今井真実さんレシピのローストビーフを大いに食らい、娘とピザポテトを奪い合ったりした。

1月3日の、胃腸が元気な人しか食べ得ない食事

そして冒頭に書いた通り、1月4,5は休み。そこを利用した正月のメインイベントにも、おなかは間に合ったのだった。

正月休みのメインイベント、それは…

正月の家族旅行として、ずっと気になっていた南紀白浜へ行ってみたのだった。羽田空港の例の件で飛行機は行きも帰りもDelayだったが、幸いにも欠航を避けることができた。これに関しては本当に感謝しかない。この恩の報いは、旅を全力で楽しむことで果たそうと思った。そしたらお金も全力で使うし、回り回ってみんなのところにも行くだろうと。

南紀白浜といえば、とれとれ市場。ギャグみたいな規模と熱気を持つ場所だった。なお、デカいあまりに温泉施設や宿泊施設まで備えている。(そこに泊まった)

バックの快晴も相まって、ギャグみたいな元気のよさを放つエントランス
伝わるだろうか、このギャグみたいな規模感
丘の上に聳えるデカい「ゆ」

そして、南紀白浜といえばアドベンチャーワールド。ここもまたギャグみたいな規模を誇る動物園兼遊園地だった。広さ故か、はたまた立地故か。東京の人口密度に慣れている身としてはかなり快適に楽しめた。

アドベンチャーワールドといえば、パンダ。
このあと豪快に糞をするシーンを激写されていた
ゾウさんやで〜
キリンさんやで〜
ライオンさんやで〜(生きとるで〜)

そういうわけで

1月8日現在、強力わかもとのセットアップもありかなり元気に過ごしている。これで風邪を引かずに気力体力をキープできれば、そしてなんらかのクリエイティビティが手元に戻ってきたら僕の勝ちだ。

僕がこのクソみたいな境遇に勝てば、世界が救われる。今現在何かの役に立てるスキルも権力も財力も持たない身としては、仮に震えながらでもこういった心持ちで日々エラそうに力強く生きることこそが、結果的に世界のためになるのではと思っている。

そしてとりあえずあれだな、2024年は魚を捌けるようになりたいな!

より長く走るための原資か、娘のおやつ代として使わせていただきます。