気になるニュース、調べてたら長文になってしまった。

※1つ前の交換日記(From夫)はこちら

 映画を撮ってみるのも、いいなぁ。題材について本格的に考えてみようかなー!(『日々の激務に疲れ切ったオジサンが、妄想の中でクマ型のヌイグルミに精神を開放される映画』とかどうかなぁ)

 ・・・プーじゃないか!!!
(『プーと大人になった僕』についてレビューを書いたので、お時間あれば読んでくださいまし。)

 あと質問への回答ありがとう。
 たまには行き当たりばったり旅”以外”の旅もしてみたいよね。お遍路に興味抱いていただけて嬉しかった。ぜひ、スケジュール組んで四国八十八ヶ所巡礼いたしましょう。区切り打ち(全部一気に回らない)を全部徒歩でやるってのがやりたいね、わたしは。


気になるニュースについて

 はい。
 質問にお答えします。

 最近気になったニュースとかある?

 よしさんが挙げたニュースも気になるねえ。ゴリゴリ仕事をしていた世代にとっては、「働き方改革」が生ぬるいことこの上ないんだろうなあ。

 気になったニュース。
 少し前だけど「障害者雇用の水増」の話題かな。

 気になった理由
・障害者、障害者雇用の定義とはなんぞや
・この話題に、人々が憤怒してしまう理由は何か
・今後の障害者雇用と”生産性”が気になる


障害者、障害者雇用の定義

障害者手帳の交付に至らないなど障害者に該当しない者を障害者として雇用し、障害者の雇用率が水増しされていた問題である。
引用元:障害者雇用水増問題

 この問題について、水増云々以上に気になっていたのは「障害者雇用の定義」について。わたしが知らなかったから。
 てなわけでまずは障害者雇用における「障害者の定義」について調べてみました。

 障害者雇用(厚生労働省)のページにて定義づけられていた障害者の範囲がこちら。

《「障害者」の範囲》
障害者雇用率制度の上では、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所有者を実雇用率の算定対象としています(短時間労働者は原則0.5人カウント)。

ただし、障害者雇用に関する助成金については、手帳を持たない統合失調症、そううつ病(そう病、うつ病を含む)、てんかんの方も対象となり、またハローワークや地域障害者職業センターなどによる支援においては、「心身の障害があるために長期にわたり職業生活に相当の制限を受け、又は職業生活を営むことが著しく困難な方」が対象となります。
引用元:障害者雇用(厚生労働省)

 障害者雇用に関する”助成金”においては、障害者手帳を持たない人も対象になるとあるのだけれど、今回の水増問題で指摘されている部分では、

障害者手帳などを持っていない軽度障害者は法定雇用率算出の対象には含まれない。
引用元:省庁、障害者雇用水増し=軽度も加算の疑い-40年超継続、厚労省が調査

 とある。

 企業が助成金を申請するためには、障害者手帳の有無より「心身の障害があるために長期にわたり職業生活に相当の制限を受け、又は職業生活を営むことが著しく困難な方」が重視されるよう。
 が、障害者手帳を持たない彼らは法定雇用率算出の対象にはならない。

 ・・・なんか「言葉の綾」って感じ。


障害者雇用に対する本音なのかな

 「言葉の綾」。
 助成金は受けとれるけど、障害者雇用の雇用率算出枠には入らない「障害者手帳を持たない人たち」。

 でも障害者雇用に関する企業向けQ&Aを見ると、

精神障害者については、精神保健福祉法第45条に規定されている精神障害者保険福祉手帳が都道府県から公布されますのでこの手帳によって確認を行います。
精神障害者は、1級から3級までの3段階です。こちらも1級が最重度で、級が大きくなるほど軽くなります。2年ごとに更新が必要となります。
障害者手帳の交付は申請主義であり、いずれも本人が申請しなければ交付されません。
引用元:雇用率対象の障害者|障がい者雇用Q&A

 「申請せんと認定できんよ!」って雰囲気が満点。


 そして、今回の話題の何が問題かって”国や地方公共団体が水増しした”って事実なのよね。

▶︎省庁の障害者雇用水増し問題。「企業に課している水準すら満たしていなかった」

そもそも、障害のある人が働く場を奪われないようにするため、国は障害者を一定の割合以上雇うよう事業主に義務付けている。その際、障害者手帳や特定の医師による診断書などを必ず確認しなければならない。民間企業の場合は、障害者手帳などのコピーを提出しなければならず、目標を達成できないと1人につき月5万円を国に納めなければならない。一方、国や地方公共団体は雇用した障害者の人数を報告するだけで、達成できなくても罰則はない。
引用元:省庁の障害者雇用水増し問題。「企業に課している水準すら満たしていなかった」

 ”国や地方公共団体は雇用した障害者の人数を報告するだけで、達成できなくても罰則はない。

 これだよね、多分。今回の問題の「はあ?!」ポイント。
 「企業に色々罰則強いといて、てめえは罰則なしな上に水増でドヤ顔かよ!?」って話になるよね。

 でもなんだかわたしは思うのです。

 ここに当事者である「障害者」の姿が見えてこないなって。

 だからまあ、これが国や企業の本音なんだろうなって。はっきり言えば角が立ちまくりだから言わないだけで、「障害者は使い物にならない」って言葉にも置き換えられるんだろうなと思う。

※もちろんこれはわたしの解釈だし、そんなこと微塵も思っていない人がいることも重々承知。


よしさんの気になるニュースにも通ずると思うんだけど

 ちょっと前にホリエモンが「障害者雇用は生産性が悪い」的なこと言ったつって炎上したじゃないですか(結局あれも、湾曲させられた情報で炎上しただけだったみたいだけど)。→参考文献

 でも可能であれば、障害がある・ないとかじゃなくてさ、働きたい人が働いて、働きたくない人が働かない世界がいいよね

 まあ、これ、よしさんがよく話す内容だけど。
 よしさんは「AIに仕事が奪われる」じゃなくて「効率が良くなって仕事が減る!ラッキー」だもんね。すごくいいと思う。

 どうせその世界が叶ったところで、働きたいから働いていたはずの人が、働いていない人に対して「お前も働け!不平等だぞ!」とか言い始めるんだろうから、こういう話題ってキリがないんだけど。

 障害の有無関係なく、「役に立ちたい」「頑張りたい」って気持ちが素直に認められる世界になればいいのに・・・って強く思いやす。

かほ

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