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👴はじめてのnote

市長職を退いて半年。迷いつつも、Clubhouseで勧められたnoteを始めることとしました。最初の投稿です。

政治の世界に飛び込んだのは小泉政権の最中(さなか)。日本の政治も行政も大きく変わろうとしていました。

昭和の影がかすかに薄まりつつあり、バブル崩壊の傷跡も少しずつ癒えていたように思える平成の半ばでした。

橋本政権で燃えあがった地方分権改革と中央省庁改革は、細川政権での政治改革と対をなす統治機構改革です。

明治改革、戦後改革に次ぐ「第三の改革」と呼ばれた大きな制度改革が仕上がると、新しい景色が見えました。

小選挙区制、定数削減、説明責任、市民参加、行政評価、市町村合併、地域経営、官民協働、公務員制度改革。

そうした新しい政治と行政を、地方自治体の長として運用しながら令和を迎え、様々な感慨に包まれています。

政権は小泉、安倍、福田、麻生、鳩山、菅、野田、安倍、菅、滋賀県知事も國松、嘉田、三日月と移りました。

子どもが減り、高齢者の割合が増し、総人口は不可逆的に減少するだけでなく、東京へ、東京へと集まります。

硬直化する財政運営に度重なる大きな自然災害と感染症危機。将来の不安を強める民意と私利私欲で動く政治。

そうした絶望的な中でも、一縷の望みをかけるべきは、主権者である市民、国民の自覚と率先した行動でした。

36歳で首長となり、54歳で自ら身を退きましたが、折々に必要とされた課題は、ほぼ残らず対応してきました。

この上は、役割を自覚した市民、国民が責任を持って動くことで地域や国を変えていただくことを期待します。

そのために必要なのは情報や知識でしょう。政治の常識は世の中の非常識ですし、マスコミも余り触れません。

Facebookでは、面白いことと不都合な真実を大量に垂れ流しましたが、現職では書けないこともありました。

役所、議会、地域、企業、政党、県、国、他の自治体、マスコミ、学者、そして市民と、自治体トップとしてどのように関わってきたのかを、思い出しながら、徒然に記してまいります。

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