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『首長マガジン』第2号

 刷り上がった『首長マガジン』第2号が仙台の法人本部から湖南市に速達で届きました。原稿制作から度重なる校閲はパソコンの中か、打ち出しても1/2サイズでチェックしていますので、A4サイズの原寸大の雑誌が手元に届くと感動します。

 しかも、今回は創刊号よりもボリュームが1.5倍に増えたため、初めて「背表紙」なるものを付けることができました。創刊号は手探りでしたのでどの程度の記事量でどのような冊子の厚さになるかわからず、「背表紙」を付けたかったのに付けられませんでしたが、今回は創刊号の感触を想定しながら記事量を調整できたので「背表紙」ができました。

 第2号を通底するテーマは「改革」です。巻頭インタビューは樋渡啓祐前武雄市長。偉大なる改革マインドの神であり、改革の秘話(樋渡と秘話のシャレではない)を大いに語ってもらっています。また、現職さんいらっしゃいでは仙台市以外で初めての宮城県女性首長となった小川ひろみ大衡村長に大衡村のこれからの戦略を明かしてもらいました。

樋渡啓介前武尾市長インタビュー冒頭
小川ひろみ大衡村長インタビュー

 目玉企画は大阪府和泉市の全国初となる大胆な「人事給与制度改革」であり、辻宏康和泉市長尾郷森太郎市長公室次長に首長と職員双方の眼から見た改革の進め方とその改革内容を詳細に説明してもらっています。さらに、首長や人事当局だけではなく、一般職員の眼からみた「覆面女子職員もやもやトーク」も敢行しましたので、一般女子職員からどう見られているのか、首長にとっては必見です。職員のメンタルダウン対策については高橋尚也立正大学教授からコラムをいただいています。

辻宏康和泉市長インタビュー
覆面女子職員もやもやトーク

 5月に開かれた地域に飛び出す公務員を応援する首長連合サミットin岐阜市の完全会議録を掲載していますので、公務員の営利企業従事や人材流動化にどう向き合えばいいかを考えさせられますし、知事経験者からは地域に飛び出す公務員を応援する首長連合生みの親である古川康前佐賀県知事からコラムが届いています。

 「首長のセカンドキャリア」には若くして市長を辞めて日本経団連の進めるEBPM(証拠に基づく政策立案)を日本に定着させるための活動に飛び込み日本の社会保障制度にイノベーションを起こそうとしている崎田恭平前日南市長に登場していただきました。首長後のキャリアに悩んでいるみなさんには必見です。また、水野達夫滑川市長にはIT人材を派遣してもらっている株式会社フォーバルの中島將典社長とのDX官民連携スペシャルトップ会談をしてもらいました。

崎田恭平前日南市長インタビュー

 これから予算編成も大詰めに差し掛かりますが、こども大綱や地域共生社会づくりや孤独・孤立対策や貧困対策や医療介護制度改革やフロントヤード改革や不登校対策COCOLOプランなど一人ひとりを取り残さずに伴走する行政のあり方については辻由起子内閣官房こども政策参与のコラムをご覧いただきたいですし、創刊号に続いての「覆面首長経験者のぶっちゃけ放談」の第2号のテーマは「私の議会攻略法」です。そして議長の眼はビアンキ・アンソニー元犬山市議会議長から議会改革に向けたコラムを預かっています。

覆面首長経験者の
今だから言える私の議会攻略法

 企業からは、ライフイズテック株式会社が地域におけるデジタルイノベーターの育成がスタンダードになる時代に自治体が遅れを取らないためにはどうすればよいか、テレAI株式会社からは誰ひとり取り残さずに人にやさしいデジタル化を人口減少と高齢化の地域でどう進めればよいかの提案が寄せられており、首長にとっては職員に対してデジタル技術で優位に立つことのできる提案であると思います。

 これだけの濃密な内容を、ここだけの話として首長(および首長経験者)だけにお届けする『首長マガジン』第2号は、順次発送作業に入っていますので、明日以降、来週中には各自治体の秘書担当にお届けできますので、首長のみなさんは首を長くしてお待ちくださいませ。

第3号予告

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