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自分がよく使うDTM性癖集

Khrono logiKです。
自作曲でよく使われる、音作り系小ネタとかを紹介していきます。
執筆中、「そこらへんのDTM情報サイトとかに書いてありそうなレベルだし、わざわざ書かなくてもよくないか……?」と思いましたが公開します。

バンド系曲で使ってるネタにフォーカス当てて解説しているため、ギターとかドラムの音作り関連が多めです。





埋め込みでサンプル載せてるので、聞く際は音量注意です。
(+埋め込みプレーヤーが思ったよりサイズもデカくて後悔してます)


変なギターソロ(特に音量注意!)

使用楽曲:Ω、リゾルヴ

Ωのギターソロでは、冒頭からギターの横でドライヤー鳴らして、更に編集で音を刻んでます(スタッター?)。
ドライヤー奏法はツギハギワルツでもやってますね。

リゾルヴのソロ用 今見返すとぐしゃぐしゃ

リゾルヴのソロでは途中、
amplitubeで「ビットクラッシュの前にワーミーペダル置いて、オートメーションピッチをゆっくり上げる」とかいう意味分からんことしてました。
でもidora(GUMIの曲)のギターで多分あさきがやってるぞ
↑ リングモジュレーター系のエフェクター使ってるだけでは?
この組み方、割と昔から使ってて色々な曲に隠れてます
宇宙みたいな音が鳴ります

特に東方アレンジ時代は毎曲入れてたんじゃないか?ってくらい変なギターを入れまくってます。
俺も……はやぴ~氏になりてぇよ…………


パルス(ソナー)ギター

使用楽曲:ディヴェルティメント、アリス

これも変な音作りシリーズの一環です。
ちょっと歪んだギターで高音を鳴らしamplitubeでstep slicer(トレモロエフェクター)で刻んでます
自分が参考にしたのはDeath end re;QuestのOPかな?
(0:38~あたり)

アリスとかではシンセでソナー音作って鳴らしたり、
リナリアではパルス音みたいなのを鳴らしてます(こっちはサビ直前が一番聞きやすい)
なんか冷たい感じとシリアスな感じがしてよい……よくない? 俺だけか……


フィルタードラム

使用楽曲:アリス、リゾルヴ、Ω

ディストーション等で歪ませてローパスをオートメーションで開くやつです。 色々なとこで聞くやつ
ドラムに限らず、空間が広がってる楽器やリバーブがある場合は、空間全体ごとフィルターかけるとより目立ちます。
Ωではフィルター周波数を動かしてないので、後述のラジオボイスに近いですが……。
好みで薄くフランジャーとか掛けてもいいかも。


ラジオボイス(ギター)

使用楽曲:きみわか、マキナ、リゾルヴ、自壊、Ω、散り散りremix

皆使うアレです(リゾルヴは大分緩い掛け方ですが)。
ボーカル、ギター、ドラム等、なんにでも合う最強の技。
歪ませてる分は上述のフィルタードラムとほぼ同じですが、こっちはバンドパスフィルター掛けてます(ハイパス+ローパスでも可)
フィルターの中心は800~1000Hzくらいかな?
ギターとかだと500Hz以下+3000Hz以上はバッツリ切って、そこから狭めて調整してます(きみわか冒頭とか)。
歪み量やフィルターのカーブとかで人の好みが出る…………というか音楽のジャンルとか原音とかオケの兼ね合いとかで、曲によって違いが大きい

個人的には曲中で盛り上げた後、急激に静かになる部分とかで使うのが好きです。


スタッター?(めっちゃ刻むやつ)

使用楽曲:ほとんどの曲

ボーカルで使った例です(バンド曲では自壊予告くらいしか使ってませんが……)

自壊予告で微塵切りにされたボーカル


基本的にはソロ/バッキング問わず、ギターで使ってます(上述のΩの変なギターソロで使ってたね!)。
所謂""""飛び道具""""扱いですが、簡単に出来る上にテクニカルな感じが出せて良いですね……。
リリースカットピアノとかもある意味これに類してると思う

バッキングでの刻み方は まふまふ氏めっちゃ参考になる(巧みに使い過ぎて逆に参考にならん時がある)

例ではトラックを手動で刻んで編集してますが、刻む手段は色々あります。
dblue glitchとかは詳細設定出来て楽かな?
iZotopeのStutter Editとか使ってる人もいるのかな


テープストップ

使用楽曲:マキナ、散り散りremix、etc.

dblue glitchtape stop機能を使ってます(最後のギュン↓って下がる音)。
ボーカル、シンセとかに使うのが通常ですけども、ギターとかにも全然使えます。

glitchくん 操作に癖があるけど面白い


エレクトロ系の曲だと珍しくない編集なんですが、ロックの""""ここぞ""""という時(イントロとかサビ直前)に使うと良い感じですね。
めちゃくちゃ昔の作品だと、(Re:)Impressed Emotionsのサビ前のシンセ刻み→テープストップの流れは今でも気に入ってます。


付点8分(付点16分)ディレイギター

使用楽曲:アリス、リゾルヴ、カウンターキャスト

別に小ネタでも何でもないですが、それでも良い感じなので紹介。
単なるブリッジミュートのフレーズが、(アンプの前にディレイ入れると)歪みで潰れて複雑な音になります
メロギターだと某CQCQとかが良い例ですね……。
BPM130~160辺りブリッジミュートしながら弾くと超良い感じです
例でのアリスはBPM198くらいですが、8分のフレーズが16分化してます。

フレーズとか後ろのコードによっては残響成分と不協和音になる時がありますが、気にならなければokだと思います。
正確な音楽理論とかは分からんので……


エコーボーカル

使用楽曲:アリス、Ω、終焉remix、etc.

単なる歪ませたピンポンディレイ。
空間が埋まるしロングトーン系を効果的に聞かせられる、そこそこお気に入りの技です。
自分は聞かせたい部分だけ別トラックにコピーして、それにserum fxとかで処理+ピンポン(2分or1小節間隔)させてます。 serum fxに依存し過ぎだろ
ソロギターとかに掛けても強いです。


[おまけ] Acoustic Breaks Loop 2

使用楽曲:リナリア以降のほとんどの曲

Blacklolita氏+AVANS氏による「KYMOGRAPH」のサンプリング音源です。
生音系のリズム帯をメインに、色々卒なく入っていて、
自分はloopをサビの裏で流してたり、Fillを場面場面で使ってます。

同シリーズのAcoustic Breaks Loop(1)も良い感じですが、2の方が色々入ってたり、ジャンルを選ばず使えるものも比較的多い印象です。
知人には「内容に対してやや割高じゃね」と言われましたけども

これ以外にも、fxとしてサンプリング音源はちらほら使ってます。
サビ頭でなんかいい感じのepic系インパクト使ったり、Vengeance Essential Clubsoundsのシンバル類使ったり。

How to リナリア解説でもドラムパートで触れてましたね
動画の日本版字幕に書いてある通り、個人的には「ドラムやfx系を作り込んでおくとモチベ維持になる」と思います。
ドラムとベース打ち込んで力尽きやすいので、そういう時に助けになってる……

ちなみに、↑の動画は英語版字幕にも対応してます
deepLに翻訳頼りまくったんでアレですが、海外の人にニュアンスは伝わったのかな……?




こんなところです。

なんか追加で解説書いてほしいものあったらリプとかで適当に投げてくれ~
(シンセの音作りとかは買ったプリセットが結構あるので、それ以外で)

11月の記事内容が思い付かないので、どっちかというとそっちの方を投げてほしい
勝手に自身に課した毎月更新ノルマに苦しむな
このままだとマジでティッシュの味食べ比べ選手権になりそう 鼻セレブが暫定1位

12月は(何事もなければ)アルバムリリース出来るので、そちらの解説とかになるかな……


記事ヘッダーに困ったので、
2020年頃にくのかやマンが書いてくれた うちの子を無断転載する
フードから突き出た触覚髪がかわいいね


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