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結局UiPath多めの2023年振り返りと最近よく思うこと

はじめに

こんにちは。きたむら(@ki0307)と申します。新しいもの得意めのSIerでUiPathの導入・展開の支援をしています。去年もこの時期にnoteを書いたのですが、冒頭に書いたことと同じことを書きそうなので、リンクを貼ります。笑

この記事は、Qiitaのアドベントカレンダー(UiPath Advent Calendar)向けに書いてます。

今年度の目標

みなさんは今年や今年度やらの目標を立てますか?私は毎年何かしらテーマを立てるのですが、今年度これをちゃんと立てず、ぬるっとスタートしたのが良くなかったかな…。23年2月-23年5月で大きめの社内PJ(UiPath)があり、期もまたがっていて(所属会社の決算期が3末です)、なんだか上手く切り替えられず、ぬるぬるっとスタートしました。振り返るとこれは良くなかったなぁ。

突然のパワーダウン

これは私の話です。

  1. 上記の通り、期をまたぐ事もあり、切り替えられないまま、ぬるぬるっとPJが進み

  2. 引継ぎしようとしていたPJで全然引継ぎ進まなかったり(今も関与中…)

  3. きついからお願い!と諸々調整したはずのPJタスクが結局やってもらえず、自分でやらざるを得なかったり

  4. そんな中コロナに罹患したり

  5. そんな中講演依頼を沢山いただいて、見えづらい工数 / プレッシャーがかかったり

という感じで、ちゃんと仕事を吐き出して、もらうサイクルを組んでいたにも関わらず、上手く進まず、サイレントで仕事が増大し、加齢による体力不足なのか、感染症のせいなのか、経緯や流れは未だに完全には整理しきれていないですが、だいぶぐっと来てました。つぶやいてもいる。なんか何しても自信が持てなくなっていました。

途中から「おれ、どうしたんだ?」と気づけて、めちゃくちゃ本を読みました(メンタル系の)。単に業務過多、だとは思いました。その後個別に上司に時間をもらって、マジでなんとか調整してくれ!と話しました。結果として、あんまり調整しきれてないけど、話すだけでも楽にはなりました。完全に回復となったのは11月な気がします。みなさんも気を付けましょう!

で、結局思ったのは、課題に向き合って、そいつを根本から解消しないと、ダメということです。沖縄行ったり、ラスベガス行ったり、弾丸で気晴らし旅行したりしましたが、全然スッキリせず。結局仕事のストレスは仕事で解消しないとなんだな、とよーく理解しました!今年の自分を振り返るのに、この事は避けられないと思ったのでまず書きました。

UiPath Japan MVP 2023にチャレンジ!

そんな自信のない中でしたが、複数人から「チャレンジしたら?」と言っていただき、チャレンジしました。知ってました?これって立候補制なので、最後チャレンジするかどうかは自分の意思なんです。最後まで超絶悩みました(自信がない時期なので尚更そんな感じ)が、以下が頭から離れず、チャレンジしてみました。

  1. 一緒にやってきたお客さんのAutomationをさらに加速させたい
    お客さんはみなさん現場で大小さまざまなお悩みを抱えています。MVPになれば、より多くの情報や解決案があつまり、さらに価値を提供できるのでは?と思いました。後、単に僕を頼ってくれるお客さんに「おれ頑張るよ」という意思表示をいつもと違う形でしたかったっす。

  2. きたむらさんはMVPに立候補しないんですか??へのアンサー
    自分ではそこに至っていないと思いつつ、仮に自分の価値がそこにあるならば、ちゃんと向き合って、提供したいと思いました。

  3. 「UiPath」に恩返ししたい
    自分はUiPathで人生変えてもらったと思っているからこそ、色々逆風もある今だからこそ(笑)、何か恩返し出来ないかと思いました。

ということで、認定いただき大変恐縮ですが、やれることをやっていきたいと思います!

Forward Ⅵ in Las Vegas

今年もごにょごにょ「行きたいなぁ」って言っていたら、行けることになりました。裏話は他にもあるけど、流石に書かない笑。とにかく会社に感謝。行けるってなって手続き進めていて、だいぶ後から上司の上司に「なんできたむらさんは2年連続でラスベガス行くんだ?って〇〇さん(僕の上司の上司の上司に当たる人)に言われたから、その事考えてしっかりやれよ」と詰められました。笑

去年は「RPAのツールからAutomationのプラットフォームへ!」というメッセージから、今年のテーマは「AI at Work」となりのっけからAIAIAIで、若干「あれ?何のイベントなんだっけ?」となりました。笑

Chief Brand Officer のMaryさんがAIについて冒頭色々なお話。めっっちゃ画像小さいけど(笑)

だよねぇ~AIだよねぇ~と思いつつも、最初はついていけなかったです。笑

その後には、Chief Product OfficerのGrahamさんが「UiPathはCopilot(副操縦士)よりももうちょっと優れたAutopilot(自動操縦)を提供します。」と。この流れがちょっとかっこよすぎて痺れました。前から思ってましたが、UiPathってマーケティング上手いよなぁ~と。

写っているロボットは確か「オート君」って呼ぶ気がする

その他にも思い出や学んだ事は沢山ありますし、ここに書ききれないですし、毎年来れるなら来たいなぁと思いつつ、結論としては去年ラスベガス初参加した時の衝撃は超えられず、でした。びっくりではあります。「初めての経験」って物凄い貴重なんだなと思った次第です。
少しでも行きたいと思う人は、まずは上司や奥さんや旦那さんや自分のお財布やなんやかんやを口説いて、調整していったん行ってみる事をおススメしたいです。
いやいやきたむらさんは行けてラッキーで良いですよねぇ~と思われたらそこまでなのですが、私も色々戦って行っているのですよ、実は。「戦わなければ勝てない…」ってミカサも言っています。

UiPath Forward Ⅵ Japan

今年も講演頑張りました。何か届いていればなぁ~と思ってます。もうアーカイブ配信も見れないので↓らへん見ておいてもらえると。笑

三井住友信託銀行さんのUiPath Communications Miningの活用はテレワークによって発生した課題をソリューションで見事に解決した事例ですげぇ~やってみたい~と思った次第です。

UiPath Friends Festival 2023

UiPath Friends(UiPathのコミュニティ)の一番大きなイベントに初参加しました。去年参加したかったのですが、私用で行けず、初参加。朝から晩まででおやつタイムあたりで猛烈な睡魔に襲われましたが(わたくし、土曜日はお昼寝しないと体力がもたないの…笑)、熱量高い場所で楽しかったです。興味があるところだけでも見れる目次があるので、見てみてください!僕もちょこちょこ出てます。

全部おススメなのですが、よしやんMVPのすえたけMVP分析、超楽しいです。笑

ちなみに、すえたけMVPのLTは超ためになりますが、難しいです。笑

上層部への説得に苦労している人に向けて

はい、唐突に別の話題へ。笑
現場でUiPathを広げようの状態の人だったり、広げた沢山のロボットの管理を後から任されたり、ホントに効果あるのか?と詰められていたり、色々な状態かと思ってます。
多くの皆さんが苦労しているのが、上司・マネジメント層への費用対効果の説明かと思っています。こんなにお金かけて、意味あるの?と言われている事が多いかと思っています。でも現場で奮闘されている皆さんは沢山の感謝・ありがとうの言葉をユーザーから受けていて、Automationの威力を目の前で感じているケースがほとんどです。「UiPathだめだな」となる現場の方を僕は知らないです。まぁ確かにコストは色々あるんですけども。このギャップってすごく大きいですよね。言語化や見え方、可視化が難しいと思っています。

その中で僕の今時点の答え、やるべき事は大きく2つです。

1つ目。上司・マネジメントのキーマンに実際にロボットが動いていることを見せる事。

こちら、動画じゃダメです。実物が良いです。RPAがどんなものか知っていても、実物を見ているかで言うと、意外と見ていないです。
ポイントは実物を見せる事。そうすると、実感が沸きます。え、この領域で出来るんじゃないの?とアイディアも沸きます。なんならその上司用の簡単なロボット作っても良いかと。数値とか実績とかROIを示すパワポ資料はどうでもいいんです(後で必要だけど笑)。

2つ目。ちゃんとレポート(アピール)する→ROIに立ち向かう→やるだけ。

レポート / アピール
レポートが導入の際の1回限りになっているケースが多いです。何か大きなシステムを導入するときであれば、上程→途中経過→Go/NoGo判断→完了報告、のような報告のポイントがあるかもしれませんが、RPAはそうならず、最初だけになりがちだと感じています。続いていくのに。続いていくからこそ、継続的なコミュニケーション / レポートが重要なのに。ちなみにレポートの方法はいくつもやり方はあるかと思います。

ROIに立ち向かう
その際に、定性面等色々アピールしたくなることはあるのですが、わかりやすく削減時間を追いかけましょう。削減時間がわかりやすい結果です。いやぁ~うちは~そういう業務ないんで~って、言われますが、ホントに探しましたかね?(唐突の煽り笑)。大体どこのお客様でも何かしらシステム化も出来ず、手作業が残り、人の負荷がかかっているRPAに適した業務ってあるんですよね。出てくるんですよね。僕が知っている限り。一回本気で探しに行くことをおススメします。UiPath Business Automation Platformは3つのレイヤーで整理されていて、「発見」「自動化」「運用」となっていて、「発見」はとっても重要です。

やるだけ
これは書いた通りです。UiPathを頑張っていくと、ロボット作れることが価値だったのに、どんどん範囲が広がっていって、他システムとの連携の際だったり、よくわからんインフラ面だったり、業務ヒアリングだったり、新人への教育だったり、やること満載なんですよね。アカウントへの権限付与とかも面倒ですよね。
そうなんです。地味でやること満載なんです。範囲も広大です。でも1つ1つはそんなに難しくなくて、知識を向上させながらやっていくしかないのかな、と思ってます。

上の内容は8か月前くらいに、とあるリーダー企業様向けに話した際に含めた内容でした。提示したスライドは↓のようなものです。

やる事はシンプル。地味と言えば地味。

現場でAutomationの価値や威力を感じていて上司はなんでわかってくれないのか…となっている方へ、少しでも頭と気持ちの整理に繋がれば幸いです。一緒に頑張りましょう!

おわりに

みなさん色々あると思いますが、今年もお疲れ様でした。僕は今年は早かったなぁ…。来年も頑張っていきましょう!今年は11月からぽつぽつ忘年会がありコロナ禍前に完全に戻った感じです。でもコロナやインフル流行っているので、体力つけて、手洗いうがいして、健康第一で。皆さんの健康を切に願って、次書く機会は次のアドベントカレンダーになっちゃう気を胸にしまいながら、本記事を〆たいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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