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結論:生産者と繋がれ。今すぐに

引き続き、玄米を炊いては食す日々。


圧力鍋は安定的に炊ける。

けれど、圧力鍋ではAGE(終末糖化産物)を発生させてしまってあまりよろしくないのでは、という意見もあり、そんなの言い出したら食えないモノがめちゃくちゃ発生するじゃん!と思いつつも、土鍋で安定的に炊くためのやり方を模索中。

ウチのコンロでは最弱の火力というものが決まっていて、一番弱くしても多分少し強すぎるのか、ふっくらさせるためにはどうしても底の部分は焦げついてしまうし、焦げ付かないようにするためには少し硬めの炊き上がりにしなければならない。

硬めとはいえ十分美味しい。ので、僕は焦げつかせずに食べている。
なんというか、玄米を白米の代わりとして捉えるとずっとは食べられない、という気持ちは分からなくもない。

前記事の通り、玄米は白米よりも安く、栄養もあるので、経済的に苦しい人は玄米にした方が良いと僕は考える。
そして、食事に食欲を満たすという目的よりもコスパを求める人にもオススメだ。
そういう人は一定数いると思う。自分も、食事にあまり労力を割きたくないから一日一食にしているわけだし。
(食事にあまり喜びを求めていない)
(こんなヤツが米作りに関わって良いのか)

つまり玄米はもう完全に別物として、『玄米』として捉えたほうが良いです。
白米の代わりに玄米を食べるではなく、玄米を食べる、ですよ。

そんなわけでこの玄米を売るためには、玄米を食べるというゆるい文化を作ったほうが早いと考えているので、炊き方はある程度きちんと極めたい。
きちんと極めるならばこの火加減はそこそこの精度を要求されるということが分かったので、引き続き試行錯誤します。

最終的には、ガスですらなく、木質燃料とかを利用した直火で再現性の高いやり方を作り上げたい。
それができないと文化にはならないと思うので。

そして、これも前記事で書いたのですが、玄米で食べるには農薬を使わずに育てたもののほうが良いと考えている。
ただそうすると、どうしても高価になってしまうのですよ。

そんな玄米ですら、普通の人たちにもコンスタントに買い続けられる価格で届けるにはどうしたら良いかなあで考えたのがこちらの案だったわけさ。


ようやく本題です。

米の販売に関わっている人にとっては当たり前すぎて、消費者側にはそーなんだーってことをこれから言います。

籾摺り〜精米の行程のどこかで、米は選別されるんだって。

一定の大きさのモノが商品となり。

それよりも零コンマ数ミリ小さい、もしくは欠けたモノが中米(チュウマイ)と呼ばれ、価格が1/4から1/5になっちゃいます。

大きく欠けてしまったモノがクズ米で、価格は1/10です。

一般的に炊き上がりが均一にならず、食感や味が落ちて美味しくないとされているらしい。
だから動物の餌で人間の食べ物と捉えている人は少ないらしい。

内緒の話だけど、安いチェーン店のご飯は中米を何割か混ぜてカサ増ししてるから安くできてるらしいですわよ。
でもそこから分るように、そんなにいうて違いがないのではないだろうか。

ウチの米も約2割くらいが中米以下になったので、試しに中米だけで炊いて食べてみたのですが、ホント内緒なんだけど、全然変わらなくてショックすぎたんですよ。

食事に喜びを求めていない舌バカなので、控えめに言っても、とても1/4の価格差はどうしても感じられない。
いつも2合炊いて、2回に分けて食べていたんだけれど、「あれ大丈夫だなあ」「あれ大丈夫だなあ」と何度も確かめようと口に入れていたら、いっぺんにたいらげてしまったよ。

マジでショック。
どうすれば安く提供できるかとあれこれ考えていたけれど、

これで良いじゃん。

経済的に食べることに困っている人は、玄米の中米を食べると良いよ。
もちろんこんなのお店で売ってない。
お店に並ぶものは流通にのったモノだけなので、絶対に並ばない。

つまりやるべきは、お金に困っている人ほど絶対に生産者と繋がること。
まず会いに行け。本当に。
家族を守るためだ。お願いだから会いに行け。

『流通』って、少しでも基準に満たないモノは全てゴミにしてしまう壊滅的なクソバカビッチなので、流通に頼らない体制を作るっていうのが、とてもとても大切。

僕も自分の役割として、関わっている法人の中米とクズ米をどう活かすかを今後重点的に考えようと思う。

可能性の塊を見つけた。

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