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傑作はまだ。

こんにちは、ki_mo_chiです。

またしばらく時間が経過してしまっておりました。その間もフォローやスキをくださった方、本当にありがとうございます。

この間も本をたくさん読み終えました。皆さんにご紹介したい言葉があるので、マイペースな更新ではありますが今後ともどうぞ気が向いたときにでものぞきに来て下さるとうれしいです。

さて今回は、瀬尾まいこさんの「傑作はまだ」という小説から心に響いた言葉をご紹介します。

あらすじは・・・

引きこもりの作家・加賀野の元へ、生まれてから一度も会ったことのない25歳の息子・智が突然訪ねてきた。
戸惑う加賀野だが、「しばらく住ませて」と言う智に押し切られ、初対面の息子と同居生活を送ることに――。
孤独で世間知らずな父と、近所付き合いも完璧にこなす健やかすぎる息子、
“血のつながり"しかない二人は家族になれるのか? 大切な人に会いたくなる、最高のハートフルストーリー!



それではさっそく、今回も心に響く言葉をお届けします。

胸に秘めた真実、目を向けたくない過去。心のどこかにある願い。生きるとは自分とは何かといった根底的なもの。俺たちが実際に生きている世界では、誰もそんなことをことさら語ったりはしない。日常で交わされる会話はもっと現実的だ。だけど、それが重なっていく中で、真実が見えてくる。


誰かと近づけば、傷つくことも傷つけてしまうこともある。自分のペースとおりに進めないし、何気ない相手のふるまいに駆られることもある。自分がどう思われているのかが気にかかりそれと同時に誰も俺なんか見ていないんだと自意識の強さに恥ずかしくなる。自分の価値がどれくらいなのか無意味なことばかりうかがっては、優越感や劣等感に襲われる。一人で過ごしていれば、そういう醜いものすべてを切り捨てられる。ストレスも嫌らしい感情も生まれない心は、きれいで穏やかだ。しかしこんなふうにうれしい気持ちになることは、一人では起こらない。


いかがだったでしょうか?


独りで静かに、誰にも邪魔されずに過ごす時間が私は好きです。

誰かといると、どう思われているのかなとか

こうしたらいいのにとか

色々感じてしまって疲れてしまいます。

しかし、「うれしい」や「幸せ」や「楽しい」ということを

心から思えた今までのことを振り返ると

必ずしも一人で感じられたことばかりではなく、

一人よりも、もっともっとその感情が大きくなってきたときは

一人ではなく誰かと一緒に分かち合えた時のような気がします。

分かり合うよりも、分かち合うことを意識したら

一人の時も一人じゃない時も心から優しい気持ちでうれしい、幸せ、楽しいを感じられるのかもしれません。

みなさんの心に何か響くものはあったのならうれしいです。


最後に、今日のタイトル写真はローソンのからあげくん。

どうしてからあげくん?と思った方、ぜひぜひこの小説をご覧ください。

きっとからあげくんが食べたくなることでしょう笑。


それでは、また次回までみなさんお元気で!

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