前編:参加したよ! ~本郷旧聞日報100号記念イベント~ 路上観察家・林丈二氏と歩く『根津周辺、明治の動物事件現場探訪』 きむち 2015年10月17日 22:03 根津の街歩きに参加してきました。長屋を活用した地域サロン「アイソメ」さんが主催。約100年前に周辺で起こった事件を『本郷旧聞日報』として発行していて、今回は100号記念のイベントということでした。 『本郷旧聞日報』に協力しているのが、路上観察家 林丈二さん! 知る人ぞ知る、神様。マンホール研究の始祖として有名ですが、明治時代の新聞記事収集とデータベース化もずっと続けているそうです。一緒に歩けるなんて夢のよう… まずはアイソメさん1Fで林さんの講義を45分ほど。当時の周辺地図を見ながら、ここらに遊郭があったとか、あちこちに牧場があって乳牛がいたとか、とある一帯が沼だったという話を聞く。 「吾輩は猫である」の猫の子孫を探す…。今回は動物が関わっている記事の場所へ実際に行ってみるという企画なので、動物つながりで。『吾輩は猫である』の猫は本当は黒猫らしく、林さんが見つけた黒猫写真(子孫?)を見せていただきました。 という感じで街歩きにGO! 現代の地図。黄色い部分が道だと思うけど、ところどころ異次元空間への入り口が…(道が切れている)。当日朝は雨が降っていたけど、歩く頃にはほぼ上がりました。 『本郷旧聞日報』の記事を抜き出したプリント。配られた明治時代の地図と記事には番号が振られていて、参加者は当時のことを想像しながら現場を訪ねる。内容がまた素晴らしく、記者の「創作意欲」も伝わってきます。 学校バージョンと、幼稚園バージョンがありました。根津いいところ。 書き間違えちゃった。 チラシの裏。 一緒に参加したAyaさんから興奮気味に「いまの送水痕(※)みた!?」と誘われ、2人で来た道を逆走して撮影。丁寧な施工がかわいすぎる。 ※送水口の痕跡のこと。送水口ファンにしか通じない専門用語である。 防火用水の一部。珍しがって見ていたら、たまたま歩いていたご近所のおじいさんが「昔はどこの家にもあったんだよ」と説明してくださいました。 アロエ大爆発。 根津神社に到着。 ぼーっと突っ立っているアオサギと、その横をうろうろしているカラスを発見(屋根の上)。アオサギもカラスに気がついて頭を向けた。まるで用意されたような展開に「こういうことが新聞記事になったんだろうね〜」とみんなでしばし見守る。 実の付いた枝をくわえながら、ちょっとずつアオサギとの距離を縮めるカラス。遊んでる? アオサギにタッチするかしないか、というところまで近づき、一気に離れて飛んで行ってしまった。アオサギは動じない。 カラスが落とした木の実。枯れてる。 林さんが案内してくれた、珍しいらしいマンホールの蓋。 根津神社の狛犬がめっちゃムキムキだった。 庚申塔が6基も集まっている一角。昔は道の辻などに建てられたものが、道路拡幅などで明治以降ここに集められたということらしい。 庚申塔アップ。向かって右の絵がない庚申塔は、文京区内に現存する中で一番古いらしい。(と説明看板に書いてあった) 坂と階段の中間。さかいだん。 『吾輩は猫である』が生まれた家の跡。 横のアパートの出窓から、ただならぬ雰囲気を感じた。 ネコ避けとげとげ越しに見てきた猫。 歩いたルート中、猫の気配が見え隠れしてました。 ペットボトルのネコ避けによる「ペッ景」もよく見られました。切っ先にいるやつのリーダーっぽさがたのもしい。 『千駄木ふれあいの杜』という場所に来た。この奥はふれあえません。 カラス合戦の舞台です。 猛犬注意と印刷されている犬。猛犬のリードを片手で押さえて平然としているおばちゃんもすごい。 いちょうガード。後半に続きます。 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート