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どっちが上でどっちが下とか、 関係ないんじゃない?ラジハ名言から読み解く日本の立ち位置

趣味が日本のドラマ観賞のため、21時~23時台のドラマは基本的に制覇しています。単純にストーリーを楽しむというよりは「こんなときはこんな言葉をかけるのか」とか「やっぱり正義はこっちだよな」とか人のありかたとか心模様が、おもしろいんですよね。勉強になります。

一般的にすごいか。すごくないか。

それで冒頭の「どっちが上でどっちが下とか、 関係ないんじゃない?」こちら、月曜9時のラジエーションハウスより、名言。

医師>放射線技師

大学病院>町のお医者さん

医師のほうがすごい。大学病院のほうがすごい。私は正直なところ、このイメージとってもわかりやすいんです。

でもはたしてこの「すごい」ってなんなのか?医師のほうが免許取るのが難しい。給料が高い。人の命を救える。大学病院のほうが先進医療に取り組み、凄腕の医者がそろっていて、人の命を救える。なんかそんな感じの「すごい」ですかね。


だから医師免許取れるなら技師じゃなくて医師やりたいわ。大学病院行けるもんなら町医者辞めてそっち行きたいわ。って思うのですよね。


五十嵐さんの心のあり方

でも、本当は皆心のどこかで思っているんじゃないでしょうか。その「すごい」で選択をするのって、本当に正しいのか?って。医師免許持ちながら技師を選ぶ人に、大学病院を辞めて町の小さなお医者さんをやる人に、「ばかじゃないの」って言いながら、なぜか私達は憧れとか、尊敬とか、そういう感情を抱く。

それはたぶん、彼・彼女たちの選択の基準が、潔いからじゃないかと思います。自分の実現したい目標や、やりたいことに照らして決めるだけ。誰かが思う、すごいとかすごくないとか、良いとか悪いとか、それは関係ない。

技師も、町のお医者さんも、医師にはない素晴らしい部分が、大学病院にはない素晴らしい部分があるのだからそっちを選ぶ人がいても何ら不思議はない。

医師免許を持っているのにあえて技師を選ぶ五十嵐さんを見て「わーなんてさっぱりしていてわかりやすくてかっこいいんだろ」と思っている人は少なくないはず。(窪田正孝さんの効果も、もちろん、あるでしょうが…)


良し悪しではなく、違いがあるだけ。

長々とすみません。

で、何が言いたいかというと、一片を切り取ってすごいかすごくないか、良いか悪いか、ではなく、違いがあるだけ。この事実をきちんと受け止めたい、という話です。

やっと本題ですが(笑)、私達は日本に来てくれた外国人の皆さんのサポートをしています。たとえば

日本は先進国。後進国より優れている

こんな事実の受け止め方は、悲惨な未来しか生まないと思うのです。事実を受け止めるベースが揺らいでしまわないよう、彼・彼女たち外国籍の皆さんがどんな想いで今日本にいるのか、少しでも発信していけたら良いなと思っています。

あ、でも安心して下さい。実は日本にはすごい武器があるんですよ。実はそれを事業の柱として研究しているのですが、次回からはそのことにも少しずつ、触れて行きたいと思います。

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