徒然に今の巨人に思うこと

開設していることをすっかり忘れて放置していました(汗
なので試しに、昨今の読売ジャイアンツに思うことを徒然なるままに書いてみます。というか、単にTwitterだと長すぎるんで(笑
そのためにnoteやってみようかと思ったんだけどね。


原監督を批判するtweetが多い僕ですが、全権監督となってからの原氏は
どうも世間やファンと剥離しているように感じます。
今回の現役ドラフトにおけるオコエ選手獲得にも合点がいかない点があります。

まず、現役ドラフト直前にルイス・ブリンソン外野手の獲得調査の報道がありました。調査段階ではありますが、少なくとも外野手を獲得する意思はあるということですよね。
また、11月中旬には原監督が丸佳浩を右翼に移し、増田陸を外野手に転向させルーキーの萩尾と中堅を争わせる構想、とありました。
つまり、今回オコエ選手獲得したことで、更に若手同士の競争が激化し、加えて(ウォーカー含む)外国人とも競わせるということです。

競い合ってレギュラーを掴め!そうした方針を好む原監督ですが、ではこの方針で一体どれくらいの若手がこれまでレギュラーになったのでしょうか。


原監督が育てたといわれる坂本勇人ですが、彼が遊撃手のレギュラーを奪取したのは二岡智宏の負傷+スキャンダルの時で、開幕戦は二塁手でスタメン入りも果たしていました。この時点で坂本勇人の他に将来の遊撃のレギュラー候補と目されていた若手がいたでしょうか。
つまり彼、坂本勇人はその時点でのある意味唯一のトッププロスペクトであり、若手と競い合ってレギュラーを掴んだわけではありません。

ようやく二塁手として定着した吉川尚輝も競い合いの中からレギュラーになったわけではありません。一応他に争っていた選手はいますが、いわゆるドングリ―ズで、彼らが長期的にスタメンを張れる選手とは思えませんでした。吉川尚輝のみ、怪我の多さを除けば若手の中でレギュラーになれる存在だったといえるでしょう。

捕手は大城卓三が競い合いの中から正捕手の座を掴んだように見えますが、捕手は他の野手が兼務できない特殊なポジションであること、投手との相性で組み合わせる場合もあること、体力の消耗を考慮して元々控えの存在が重視されていることなどから、競争の中からのレギュラーと単純には言えないポジションだと思います。

岡本和真がレギュラーになったのも高橋由伸前監督政権下ですし、その岡本にしたって若手同士の競争の中から生まれたものではありません。

あとは投手を除いて、外部からの補強か外国人選手がレギュラーです。
つまり原監督の若手を競わせてその中からレギュラー掴んだのは皆無といってもいいのではないでしょうか。その方針で生まれたのはドングリ―ズのみです。

僕は今回のドラフト選手、浅野、萩尾、それから増田陸には大いに期待しています。
この3人で外野のポジションを埋めてくれる姿を夢見ます。
とくに陸、君は再建の光を見せてくれる選手の一人だ。
だからこそ言いたい。原監督は彼を一人前にする気があるのか?

今回オコエ選手獲得の際「チームの補強ポイントを埋めることができる有力な選手」との談話を原監督がしていましたが、現在のチームの補強ポイントは(ドラフトの経緯も鑑みて)投手でしょう。

増えるのはドングリ―ズばかりなり、そんな杞憂が現実にならなければいいのですが。

僕はこの世間やファンと剥離している、その傾向が年々強まっている原全権監督と球団に大いなる疑問と、またしても戦慄を覚えたのでした。

とはいえ、入団したからにはオコエ選手にはその持ちうる能力を開花させてもらいたい。
どうか僕の杞憂を消し去ってください。