秋眠暁を覚える
夜、寝る前のタイミングが分からなかった。このくらいの時間だから寝なきゃとか、こんな時間なんだ、寝なきゃとか。仕事をしていた時は、時間を気にして生活をしていた。もっとも酒を毎晩飲んでいた僕は、酔いに任せて眠りについていた。一度も夜中に起きたことがなかった。爆睡だ。今の僕は、時間に追われることはない。何時に寝たって起きたって、ずっとそのままだって、なんなら何も食べずにずっと布団に包まっていたっていい。でも、クソ真面目だから、朝は早くからランニングして、ヨガをして、朝食もそこそこに図書館へ行く。何がしたいのか自分でもよくわからない。
でも、昨夜、体のサインをそのまま受け取ることができた。眠気が襲ってきた。21時半に。いつもより早い時間に寝た。充分に熟睡できた。どうしてだろう。サウナで整ったのかな。
少しだけ、いつもより体が暖かかった。季節の変わり目の寒さから、身を守るためなのか。上左上腕が少しピリピリして、なんだか感覚がない。右の手の小指の第一関節も痛い。体も少しずつ教えてくれるようになってきたのかな。
自分と向き合う作業をしてきてからは、自分に優しくなった。欲するがままに生きることと、本当の意味で欲するままに生きる違いがわかった。
まだまだ気づかないことが、たくさんありそうだ。どうすればいい?どうやって見つければいいのか。せっかくスッキリした頭の中に入っては、渦を巻いている。
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