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A lawyer

「所詮他人事だから、仕事ができる」最初にこう言ってくれていたら、依頼をしなかったかもしれない。契約を結んで、彼の言うとおりに行動していたら、結果的に望んでいない結果になった。本当は「どうしてくれるんだ。ちっとも望んだ結果になっていないじゃないか。ふざけるな。馬鹿野郎。他人事で仕事をしている結果だろ」顔も見たくなかった。これ以上の言葉を交わすことさえしたくなかった。娘と唯一繋がっていた携帯電話の名義人変更を早急にお願いしたのも断られた。妻が手続きをしていないのが一番悪いのだが、確認くらいしてくれてもよかったはず。弁護士なんて、正義を貫くためにも必要だし、悪を弁護するのにも必要。結局は、良いとこ取り。中間で調停させるための人達。

とても辛かった。気持ちに寄り添ってくれない機械みたいな人だったから。息子に伝えようとした事も、彼の生きている価値観を僕に当てていただけだったから。最後は自分の感情を剥き出しにした結果、壊れた。

決して電話番号は教えてもらえない。よって、本当に必要な時に連絡が取れなかった。事が終ったあとに連絡が取れても。。。。。どうしようもない。

眠れない日が続いた。疑問に思ったことは、真夜中だろうとメールをした。確かに電話番号なんて教えたら、とんでもないと思われていたのだろう。

この彼を紹介してくれた人も、私の側にはもういない。何だったんだろう。心配してくれていたんだよね。

すべては、自分のせい。何一つ自分で作れなかった。人のせいじゃない。全部自分が悪い。

全て削ぎ落して、再スタートする。昔の匂いがする場所で。果報は寝て待て。じっと待とう。


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