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【チェンソーマン】初回で世界観がグッと伝わった!【第1話感想・ネタバレあり】

先日、今年初めての焼き芋を食べました。紅はるか美味しいですよね!11月には都内でやきいもフェス2022が開催されるそうなのでちょっと気になっています(笑)皆さんこんとむとむ~!キックファクトリースタッフのとむです!

前回、10月放送秋アニメを紹介しましたが、
※前回の記事はこちら↓

今回その中から1話を視聴した『チェンソーマン』について視聴した感想を話していこうと思います!ストーリーはもちろん、SNSで話題になったOPの演出などについても触れていきます!こちら、物語のネタバレが含まれますのでご注意ください。


1.1話視聴感想。期待以上の作品で鳥肌止まらんでした

10月11日に放送がスタートした『チェンソーマン』、SNSでは多くの関連用語がトレンドに上がるほどの盛り上がりをみせていました。視聴した方たちの多くの感想では、「作画、アクション描写がすごかった!」「釘付けになった!」とつぶやいているのが多い印象でした!私も視聴したファーストインパクトは作画の綺麗さと動きの細かさに圧倒されました!

1話冒頭では主人公の少年・デンジと悪魔のポチタが共に生活する様子から始まります。描かれる背景とキャラクターの作画の凄さ・クオリティの高い映像美がこの冒頭数秒でわかります。その中でも特に私がこの作画すごいなと感じたのは、デンジとポチタが食べていた『食パン』と作中で登場するヤクザの男性が吸っていた『タバコ』でした。

アニメーションにおいて食べ物の作画はよく注目されがちですね。ジブリ作品で登場する食べ物などはまさによく取り上げられる作品の注目ポイントだと思います。チェンソーマンで描かれていた食パンの作画は一言で言うと質感がすごい!パン表面の細かい粗さ、口にした瞬間のふわっとした表現。食パン一切れに作画の気合と熱意を感じられました。いや、ほんとにパンひとつなのに作画カロリーたっけぇ~!って鳥肌ものでした(笑)

これは私が専門学生時代の時に授業で聞いたお話なのですが、作画において、描くのが大変なもののひとつとしてあるのが、『煙』の表現というのを講師の先生から聞きました。煙は不規則な動きに風や空気の流れなどの影響もあったりするため、手書きで表現する時に大変らしいです。チェンソーマンで描かれていたタバコは描写時間が長く、手の動きに合わせて煙の揺らめきが細かかったのでとても驚きました。その他にも小さなしぐさや小物・背景の作画クオリティが高く、チェンソーマンという世界観が原作さながらに繊細に表現されていました。

そして!物語の終盤ではゾンビの悪魔と闘うシーンがあるのですが、そこでの戦闘作画が圧巻の一言でした!デンジがチェンソーマンと化し両手のチェンソーを振り回しゾンビの群れを一網打尽にするカットでは戦闘空間が広く感じ、躍動感あるカメラワークに激しいアクション。そしてチェンソーで引き裂かれるゾンビの画はまさにハリウッド映画さながらの迫力でした!やっぱりゾンビにはチェンソーですよね(笑)今の規制が厳しい時代に身体がバラバラになったり返り血が溢れるように飛び散る演出は珍しいなと思いました。思っていたよりもグロテスクさはありましたが、それ以上にチェンソーマンがかっこいいという感情の方が勝ってしまいました!原作を知っている人もアニメから入った人も魅入る掴みばっちりな1話でした!

2.『チェンソーマン』の世界観、主人公について簡潔に伝えている!

物語の冒頭に主人公・デンジと悪魔のポチタが生活するシーンが描かれていると話しましたが、1話ではアニメから入った人でもこの『チェンソーマン』という作品がどのような世界観で、主人公はどんな人なのか、約23分の中にしっかりと分かるように詰め込まれていると感じました。チェンソーマンでは、悪魔という存在があること、それを退治するデビルハンターという職業があること、主人公が父親の借金返済のために働き貧乏なこと。物語を見続けていく中で少しずつ世界観が分かっていくのではなく、1話の中で必要最低限の情報をあらすじのナレーションや説明なく物語が進む中で自然と視聴者に伝えているのでとても見やすかった印象でした。

作品にもよりますが、最初にあまり情報をみせず徐々に解明されていくパターンや、回想シーン、冒頭の世界観ナレーションなどでみせたりと様々な方法で視聴者に伝えますが個人的にはチェンソーマンのような見せ方がややこしくなく自然と作品の世界観にスッと入り込めたので好きです!

3.SNSで話題!?OPのコラージュ演出にはこんな作品が!

アニメ1話終了後、SNSで特に話題になっていたのがOP映像の演出にある有名映画のコラージュカットについて盛り上がっていました。

チェンソーマンのOP映像は先行試写会では公開されていなく、放送日が初公開となっていました。もちろん、OPカットの一部にある戦闘シーンや米津玄師さんのOP楽曲「KICK BACK」ともあいまって作風にあっているみごたえあるOPなのですが、始めはこのコラージュカットに私は気づきませんでした(笑)SNSで『このカットこの映画と同じじゃないか?』と噂が広まり、そこからどんどんコラージュカットがどんどん発掘されていったのでその後、調べてOPを何度も見返したら『あっ!これ確かにあの映画そっくり!』と驚きました!

下記コラージュカットではないかと噂されている映画の作品タイトルなのですが、私が実際に知っているものは4つくらいしかありませんでした(笑)これを機に作品を調べ面白そうな映画がたくさんありましたので観てみようかなと思いました。こうした監督のこだわりや遊び心がみえるとテンション上がりますよね!ぜひ気になった方は下記の作品名から検索してみてください!

・コラージュカットモチーフ作品一部
「アタックオブザキラートマト」
「レザボアドッグス」
「悪魔のいけにえ」
「パルプフィクション」
「貞子vs伽椰子」
「ノーカントリー」
「ワンスアポンアタイムインハリウッド」
「女優霊」
「ジェイコブズラダー」
「コンスタンティン」
「ビッグ・リボウスキ」
「ソー:ラブ&サンダー」
「さよなら絵梨」

4.まとめ:想像以上のクオリティ!毎週変わるED楽曲も見逃せない!

原作漫画が話題となりファン待望のアニメ化というのもあり1話のクオリティは想像以上のものでした!作画、演出、音、キャラクターの声、どれをとっても文句なしのアニメだと私は思いました!次週以降のストーリーはもちろん、ED楽曲も毎週変わるのでそちらも楽しみに引き続き視聴していこうと思います!

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