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確定されていく未来

こんにちは。橘吉次たちばなきちじです。
この間投稿したtwitter。
「ちょっと説明不足だよな…これじゃ伝わらんよな…」と感じておりましたので、補足目的の記事を書きました!
これでわかってもらえるかなぁ?


難民回避の「予約」


説明不足じゃん!と感じたtwitterがこれ。

6月18日投稿したtwitter

もしあなたが誰かと「〇月〇日ご飯食べにいこーねー」と約束したら、あなたは店の予約をとるだろう。
行き当たりバッタリで店を探す!なんてことは多分しないだろう。東京だったら猶更なおさらだ。

だって難民になっちゃうもーん!

誰が言いだしたのか「昼飯難民、店難民」
訪れる店で次々と「満席です」と断られ行く当てもなく彷徨さまよう状態はまさに難民そのもの…。
歩き疲れ時間を無駄にし、誘われた方は機嫌が悪くなり、誘った方は焦りだし…お互いの雰囲気は最悪状態になっていく…。

なんで予約とらなかったのよー!
予約しとけばよかった…シクシク。

そう、この後悔状態を回避するためにみんな「予約」をとるんだね。
わかるわかる。
事前にネットで気の利いた店を予約して、時間どおりに予定どおりの食事をして楽しい美味しい体験をする。

やったー!計画どおり!順調に思ったとおりの未来を体験したよー!

よかったね。
でも、それって未来なのかな?
計画したとおりに進行する現実って、未来じゃなくて「過去」なんじゃない?だって過去に計画したとおりなんでしょ?

へっ?
そうかもしれないけど…でも、それでいいんじゃないの?
計画どおりに進むっていいことでしょ?

さあ…どうなんだろ?


ああ懐かしの伝言板


携帯電話がここまで普及したのは2000年代に入ってから。
吉次が若い頃はLINEもメールもなかったんだよ。
だから「待ち合わせ」って今よりはるかに困難だったんだよね。

時間どおりに約束した場所でちゃんと会えるのか?ものすごく不確実だった。だから様々なドラマが生まれたの。
駅の伝言板には、涙を誘うような切実な言葉や緊急事態の切迫した言葉が書かれていたもんだ。
見知らぬ誰かの人生ドラマを垣間見て「人が生きる」ことの重さや深さを感じられていたんだよね。

駅の伝言板

そうなんだよ。
未来が不確実だったから「今」のドラマが生まれるのよ。先なんて見えない、どうなるのか予測不可能だからこそ感動が生まれるんだよね。
通信手段のない時代だからこそ、遠方からやってきた友達の訪問が飛び上がるほど嬉しいわけよ。

朋あり遠方より来たるまた楽しからずや

論語

twitterの続きの文章がこちら。

プロフィールに追加した言葉

伝わるかな?
難民になる後悔をしたくないから、あらかじめ未来を確定する気持ちってわかるけど「後悔をしない」代償を僕らは支払っているんだよ。
それは「不確実な未来のドラマティックな可能性」
「確定された未来」には感動がないんだよ。


確定されていく未来


スケジュール帳に空白があると不安になる人がいるらしい。
「予定がない」ということが不安なんだね。

目標を決めて行動計画を立案し、計画どおりに遂行して目標を達成する。
僕らはこの教育を受けて大人になった。
子供の頃の夏休みの宿題から、社会人になった今年度の予算達成まで、ぜーんぶこの考え方を「良きこと」としている。

確かに「良きこと」なんだろうけど、これは落とし穴があるんだよ。
それは「設定目標以外の可能性を捨てている」ということなんだよね。
この落とし穴に落ちちゃった人は予定のない未来に不安を抱いちゃうのよ。

勉強して〇〇大学に入り一流企業に入社し〇〇歳で結婚して…。
〇日に誰それさんと予約した店で会って、〇〇の話をする…。
テレビ番組を予約し、映画を予約し、旅行計画を立てて子供の教育プランを考える…。

そうして未来はドンドン確定されていく。
計画どおりに遂行できたら超ハッピー!成功者だね!幸せだね!
ってホントかな?

人生って計画どおりだったら幸せなのかな?
予定どおりの人生は人を幸福にするのかな?
不確定な未来って人に不安だけを与えるものなのかな?

あなたはどう思いますか?


最後までお読みいただきありがとうございました!

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