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いい映画を観たよ おすすめだよ

先日わかばと『逆転のトライアングル』を観たので、感想を残す。

ポスターに「現代の超絶セレブを乗せた豪華客船が無人島に漂着」と書いてあった。私は『ハングオーバー』のような腹を抱えて笑える映画を想像して、せっかくの日曜だし思いっきり笑うのも悪くないな、という軽い気持ちで映画館に足を運んだ。超絶セレブの無人島生活、観てみたい。ありそうでない?ような新しさも感じた。

感想は、良い意味で裏切られた。何日経っても忘れられない場面がたくさんあった。俳優さんたちの演技も自然で、よくこの役を受けたなと思えるような、捨身の演技もたくさんあった。

でもそれだけなら、ここには書いていないだろう。思わず書きたくなったのは、なぜだろう。

映画が終わったあとに、「時間」を感じたからだ。「あ、私今まで忙しかったんだな」と文字通り思えた。どこに向かっていくか分からない映画を2時間超観て、途中不安になりながらも(私、これ観てていいのかな)、終わったあと贅沢な時間を過ごしたなと思った。

もしひとりだったら、私は途中席を立っていたかもしれない。それくらい、先の見えない映画を2時間観続けることへの免疫が私にはなくなっていた。日々Netflixの1時間半の韓国ドラマは観ているというのに。免疫のない自分に、ショックさえ受けた。

『逆転のトライアングル』が面白くて、同じ監督さんの『ザ・サークル』を一昨日から観ている。こちらも2時間半の超大作で、どこに進むか分からない。『逆転のトライアングル』が豪華客船で起こった非日常と比べて、『ザ・サークル』は日常の話だから、余計だらだらしているように感じる。でも、何が起こるか分からないこの感じを脳みそが楽しんでいる。

2時間半連続で観れないのが残念だ。夜2時を迎えて、明日のために眠っている。

『逆転のトライアングル』を観たからか、それとも3月を迎えて暖かくなったからか、最近身体が元気になってきた。日常の場面を楽しもうと、意欲が湧いてきた。運動をして脳をスッキリさせようと、ランニングも始めた。料理も久しぶりにした。『センチメンタルな旅・冬の旅』という荒木 経惟の素晴らしい作品とも出会えた。

私のせいいっぱいの「観た方がいいよ!」レビューでした。

P.S.眠らん体を抱えるわかば。夜中の贅沢な時間を知り尽くしている人へ。社会生生活と両立させるのは難しいことだけど、健康には気をつけて、またこんどお酒を飲みましょう!
 
最近、くるりが熱いわ。

 悲しみの時間を生きることは 
 それぞれ例えようのない愛を生むのさ
 散らばった愛をまとめる時間に 
 振り回されないでいいのさ
 悩みはつきないな 
 でもそれくらいのほうが君の気持ちが
 全部わかるんだ
   loveless くるり

とね

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