めがね

めがねを掛けるようになったのは中学1年?くらいだったと思いますが、たしか同級生がなんかかっこいい形の釣り上がった黒縁のアセテート眼鏡を掛けていたのを見て、真似したくなったのが最初のきっかけだったと思う。

裕福な家でもなく、父親も量販店の眼鏡を掛けており、どこでそんな眼鏡が買えるかもわからず、そいつにどこで買ったか聞けるほど陽キャでもなかったので、親と一緒に愛眼だかに行って選んだような気がする。

当然そんなかっこいい形の眼鏡なんて置いてなかったけど、黒縁のアセテートを一本買ってもらったんだったかな。レンズ込みで一万ちょいくらい。

ちなみに目はそこまで悪くなかったので、暗いとこでゲームボーイをやったりして視力を落とそうと頑張ってた記憶がある。

なんてことはない形のモブ黒縁眼鏡でもすごく嬉しかった。

陸の孤島の新興住宅街にある団地に住んでたので、都会のオシャレファッションブランドなんか知らないし、親も興味がなかったし、長子だった自分は流行りを知る術もないので、服はライトオンで買ってもらっていた。
ちょっとやんちゃな子達はマックハウスで買ってたかな。

まあそんな中でゲットしたモブ黒縁が最高のファッションアイテムだった。

それが今は年間30本以上買うようになるとは、思いもしなかった。

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