柿食へば

 子供の頃はそれほど好きじゃなかった柿。干し柿なんてなおさらだけど、

近年は、「なんて味わい深い果物!」と感じるようになった。

何よりビタミンCもビタミンAも豊富で、特にビタミンCは柿一つで一日の必要量をまかなえるほどで、老化防止や風邪予防にもなる立派な健康食品だ。

柿の実がなる風景は日本の田舎ではよく見かける景色で、日常すぎて興味がなかったこともある。昔は今ほどお菓子がなかったから、秋のご馳走だったのだろうな。

家の庭にある柿は先日の暴風雨にも耐えてくれた。渋柿なので、今年はヘタにウイスキーをつけて渋抜きをしていただいた。

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柿は弥生時代の遺跡にあるそうだが、中国から渡ったものらしい。

だけど甘柿は日本固有のもので13世紀頃には登場しているそうだ。

この柿がアメリカに渡ったのは。幕末にペリーに同行した植物学者ジェームズ・モローが持ち帰ったことによる。

その後、フランスやスペイン、イタリアなど地中海に広まったという。

今朝ツイッターで、南フランスのマルシェで柿ムッシューがやってきたという記事を拾ったのだが、「Fuyu」柿を3ユーロで7個買えたそうだ。

3ユーロを360円としたら、日本よりずっと安いのでびっくりした。

もしかして日本って食材が意外と高いのかも。

フランスでどんな食べ方をするのか興味深い。



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