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2024/5/14『中盤力向上』飛車と戦術の話

ご覧いただきありがとうございます!
中盤力向上に役立つブログです。

ぜひお楽しみください。



今回も図Aについて、
 ①形勢判断
 ・玉の固さ
 ・駒割
 ・駒のポジション
 ・形勢はどんな感じか。
  勝勢(^_^)v  優勢  有利  自信あり  互角  自信無し  不利  敗勢  絶望(T_T)
 
 ②方針
・気持ちと指し手
 
 ③指す手
 ・ビシッと一手

を30秒考えてみてください。

図A




①形勢判断


🏰玉の固さ
圧倒的に後手持ちですね。玉の遠さが段違いです。

💰駒割
互角です。

🥎駒のポジション
後手の飛車がなんだか狭そうですね。
先手の駒はバランスが良いですね。

🌞形勢
まあ互角でしょう。
ここから数手が勝負を分けそうです。

②方針


・気持ちと指し手

一気にはいかない。
よりバランスの良い形でジワジワ指す。



③指す手

・ビシッと一手 86歩

図B




解説

将来的に向かい飛車を目指します。

向かい飛車にして、後手の飛車を4段目からどかせば飛車先を突破できそうですね。向かい飛車はバランスが良い形なので、相手が無理せめをしてきても戦えそうです。

🌙その他の手
65歩は56歩の決戦策を与えるので危険です。
45銀はありますが、35歩から捕獲される手があり忙しくなります。


まとめ


今回はバランスの良い形を目指す一手でした。

相振り飛車には飛車の位置によって特徴があります。
ざっと書くと、

三間飛車 攻撃的
向かい飛車 バランス型
四間飛車 守備的
中飛車 攻撃的

という感じです。
今回は相手が攻撃的なうえに駒が偏っているので、バランス型で対応できれば上手くいきそうな気がしますね。反対に三間飛車のままでは固さの分だけ負けてしまいそうです。

そういった「形の特徴」を把握して戦術を組むとより一層楽しくなりますよ。

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