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2024/5/15『中盤力向上』効果不明でもやっとけばOK

ご覧いただきありがとうございます!
中盤力向上に役立つブログです。

ぜひお楽しみください。



今回も図Aについて、
 ①形勢判断
 ・玉の固さ
 ・駒割
 ・駒のポジション
 ・形勢はどんな感じか。
  勝勢(^_^)v  優勢  有利  自信あり  互角  自信無し  不利  敗勢  絶望(T_T)
 
 ②方針
・気持ちと指し手
 
 ③指す手
 ・ビシッと一手

を30秒考えてみてください。

図A




①形勢判断


🏰玉の固さ
金銀の枚数は後手ですが、34歩がないのが気になります。
戦場から玉の遠さも考えたら互角でしょう。

💰駒割
一歩損です。

🥎駒のポジション
飛車は一見すると後手持ちです。
88成銀と86歩で、後手の攻めは大成功しているように見えますね。

先手の78銀と69金はそこそこ良い形です。

🌞形勢
この一瞬は一歩損しかしていません。
本当は不利でしょうが、振り飛車党ならいい勝負と思っておきたい局面です。

②方針


・気持ちと指し手

筋の一手で相手のミスを誘う。



③指す手

・ビシッと一手 74歩

図B




解説

一本歩を突いておきます。
現状は75角の王手が作れましたね。87歩成なら73歩成 同桂 83歩 同飛 84歩で相手の飛車を使えなくできます。
※84飛には75角で王手飛車です。

74同歩なら66角で55角を狙っておけばいい勝負でしょう。

こんなチャンスっぽい局面で74歩と手を戻せますか?と聞く一手でした。

🌙その他の手
74歩以外の手が・・・。
67銀は87歩成でスッキリされそうです。


まとめ


今回は筋の一手で局面を複雑にする一手でした。

振り飛車には中盤の技があります。
それは、飛車側の歩をひとまず突き捨てるという手です。

歩の突き捨てにはいくつかの効果があります。例えば、
・駒を打つ場所ができる。
・駒の道ができる。
・歩を自陣に打ち直すことができる。
・敵陣を乱すことができる。

などです。

一発突き捨てを入れることでお得がいっぱいです。

自分では効果が分からなくても、ひとまず突き捨てるという手をやってみましょう。案外いいことがありますよ。

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