見出し画像

2024/5/12『中盤力向上』損得と効率の話

ご覧いただきありがとうございます!
中盤力向上に役立つブログです。

ぜひお楽しみください。



今回も図Aについて、
 ①形勢判断
 ・玉の固さ
 ・駒割
 ・駒のポジション
 ・形勢はどんな感じか。
  勝勢(^_^)v  優勢  有利  自信あり  互角  自信無し  不利  敗勢  絶望(T_T)
 
 ②方針
・気持ちと指し手
 
 ③指す手
 ・ビシッと一手

を30秒考えてみてください。

図A




①形勢判断


🏰玉の固さ
玉の周りの金銀の数で先手持ちです。
先手はかなり固い。

💰駒割
金と飛の交換です。
駒損です。

🥎駒のポジション
45銀と44角が飛車と龍で串刺しにされていますね。
74歩が嬉しいですね。

🌞形勢
玉が固いので自信ありです。
ここから数手が勝敗を分けそうです。


②方針


・気持ちと指し手

取らせた後のことを考える。
取らせて相手の駒効率を下げればOK



③指す手

・ビシッと一手 21成桂

図B




解説

45龍に33角成を用意しておきます。
相手の使えていない駒は42飛で、これを使えない限りは先手に負けはないでしょう。ということにします。

焦る必要はないです。

🌙その他の手
73金は45龍で角の行く場所がありません。
33角成を作っておいて銀を取らせるのがポイントです。


まとめ


今回は駒を取らせた後の手を作る問題でした。

駒というのは取れば得、取られれば損、普通は取らせないようにするものです。ですが、これと別に効率という考え方があります。

相手の45龍は攻めの龍を下がる手で、攻めの効率でいうと悪くなります。
反対に42飛で45飛とできれば効率がいいですね。

駒を取られるときも相手の効率を下げられれば充分なこともあります。
効率についても計算できるようになれば高段者です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?