TSL直前山﨑丈路選手インタビュー

The Spring League挑戦を控えた

サポート選手山﨑丈路選手に前回の渡米での挑戦についてインタビューしました。

(このインタビューはTSL挑戦前に行いました)

JKAでしか聞けない事を根掘り葉掘り聞いてきましたので、少しでも彼の取り組みを知って頂けたらと思います。

以下インタビュー

丸田)今回の渡米のざっくり内容を教えてください。

山﨑)1月10から3月16日まで渡米していました。いつもどおりMichaelコーチのいるサンディエゴに拠点に、スペシャリストのフリーエージェントトライアウトを受けて回りました。

丸田)アメリカ滞在中の練習スケジュールと内容は?

山﨑)火曜日、木曜日、日曜日の週3でマイケルコーチの門下生たちとキックの練習をしていました。去年は基礎的なところがまだ足りていなかったので、Michaelコーチに教えてもらう事がメインになっていたのですが、今回はマンツーマンでセッションをするというよりは、以前の滞在で備わった知識をもとに自分の中で何が自分に足りないかを考えながらグループの中で技術を高めようとしていました。

丸田)キック以外のトレーニングはどんな感じだった?

ジムに通ってのトレーニングウェイトトレーニングを中心にやっていました。過去のピラティスのセッションを受けた経験等から、ある程度なにをすればいいのかがわかってきたので、トレーニング面でも自分で考えながらやっていた感じです。

丸田)そうなんだ。トレーニングする時に意識してるポイントは何かあった?

山﨑)今回はトレーニングで「体をつくろう」という意識ではなく、本番(トライアウト)に対してベストのコンディションを調整していく事を意識していました。
ただ、そういった面でトレーニングをしていると、自分の出力が徐々に下がっていってしまうなぁというのが今回の反省です。

その反省を受けて、今日本では身体のベースを高めておいて今度の挑戦に備えています。


丸田)そうだね。2〜3ヶ月もいれば多少身体に刺激を入れる必要があるかもしれないね。身体をつくる上で大事な食事面で大変なことはある?

山﨑)アメリカはジャンクなイメージがありますが、実は探せばなんでもあるので(特にカルフォルニアは)日本よりもむしろ身体の調子がよくなる気がします。お肉も安いし。日本にいると炭水化物ばっかり食べてしまうので…

丸田)その気持ちわかる。アメリカにいると身体がしまる気がする。日本では米を食べ過ぎる笑 

話変わって、今回は以前の渡米と一番違っていた点は何だった?

山﨑)結論をいうとメンタル面での気づきは収穫ですね。

以前までは多少自分がある程度完成していない・足りない事を自分で認識しながらもチャレンジャーとしてぶつかっていくというイメージで、技術的な面で得た事が多かったです。

今回は、技術的な面、トライアウトでの流れ等ある程度自分の中でわかった上での挑戦でしたが、自分で「これくらいは力を発揮できるだろう」と思っていた事ができなかった。技術や身体的な準備ではなく、精神的な準備がまだできていなかったんだと気付かされました。そういうところを改善していかないといけないと思いました。

丸田)でもそれに気づけたことは大きな財産だよね。そのステージまで来たとも考えられるね。

山﨑)気づけて良かったです。本当にそう思います。

丸田)日本に帰ってきて、メンタル面に対してアプローチしていることはある?

山﨑)シャットアウトする事を意識しています。スイッチの切り替えをするという意味で

練習では上手くいくけど、トライアウトや試合のプレッシャーがかかる状況では動き自体が変わってしまう事があります。試合どおりに練習するというよりは、試合の時に練習と同じ状況を自分の中で作りだせるかだと思います。

いかに、「見えているものをシャットアウトして、やっている事にフォーカスすることですね。」


丸田)スペシャリストには絶対必要なことだね。

山﨑)こう考えられるようになったのは、Giorgio(Tavecchio 現Atlanta Falcons)との会話で中での気づきがありました…。



…次回に続く

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