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仕事をする場所を、いくつか持っておこう

働き方改革が進められる今。みなさんの働き方には、何か変化が起こっているでしょうか? そもそも、どんなふうに改革されれば、みなさんはもっと豊かな働き方ができると思いますか?

このコーナーでは、「働き方」に関するさまざまな話題を取り上げて、「幸せな働き方って何だろう?」ということを考えていきたいと思っています。 

■2回目のワーケーションに行ってきました!

GoToトラベルキャンペーンによって、ワーケーションする人も増えてきたと思います。

私も、8月に一度、都内to都内でワーケーションをしました。このときは同業者の友人と同じホテル(部屋は別々)をとり、お互いに「起きた」「仕事してる」と連絡し合いながら仕事をして、夜は美味しいモノを食べるというワーケーションでした。仲間と一緒のワーケーションは時間にメリハリもついて、なかなか楽しめました。

そして先週、ワーケーション第2弾を実行。

今回は前回のときと比べて仕事がてんこ盛りすぎたので、完全に一人で引きこもるバージョンです。場所は上野にしました。

浅草に比べて観光感が薄いので誘惑が少なく、気分転換にちょっと散歩したければ上野公園があるという理由からです。年に3〜4回くらいしか行かない場所なので、新鮮さもあります。いつもと違う環境で引きこもるのにはなかなかいい立地です。 

ホテルは2泊6000円で予約することができました。今回はホテルサンルート“ステラ”上野です。こんなお部屋でした。 

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すごく広いわけではないですが、休憩するソファがあり、仕事にちょうどいいサイズのデスクもあります。ほどよいサイズのデスクがあるかどうかと、椅子に背もたれがあるかどうかは、あらかじめ写真でチェックしておくのが鉄則です。これは出張のときにも気にするポイントです。

この部屋でやれることは、仕事か寝るかです。テレビもありますが、つけることはありませんでした。ベッドに横たわるのは、疲れ果てて寝るときだけです。大半の時間は仕事をするしかありません。寝るギリギリまで、仕事をするしかありません。 

ここで3日間を過ごし、食事は近くの喫茶店とかそば屋さんとかでパパッと食べるだけ、朝ご飯はコンビニのおにぎりで、ほとんどホテルに缶詰でした。 

2日目にはZoomで会議があったのですが、写真をごらんください。パソコンをデスクに置いて向かうと、背景に壁の絵が映り込むようになっています。もしかしたら私、とてもおしゃれな部屋に住んでいる人のように思われたかもしれません! 

■温泉休憩スペースでの仕事、なかなかはかどります!

とにかく仕事ははかどったのですが、まあ、あまり面白みのないワーケーションではありました。 

でも、やっぱりいつもの自分の部屋とは違う場所で仕事をするというのは、気分的にも新鮮で、集中力が増す気がします。 

ホテルにそうそう何度も泊まることはできませんが、他にも気分転換で場所を変えて仕事するというのは、フリーランスあるあるだと思います。 他のフリーランスのみなさんは、どんなところで仕事をしているでしょうか。 私の場合は……

・喫茶ルノアール
東京都民にはおなじみの、もはやコワーキングスペースと言ってもいいような喫茶店ですね。電源もWi-Fiもあるし、頼んだコーヒーを飲み終わってもあったかいお茶がエンドレスに出されます。ソファ椅子の座り心地もよし。私はルノアールEdyを作ってしまいました。これを持っていると毎回10%引きになる上に、楽天と連携すればチャージしても支払いをしても楽天ポイントが貯まるのです。

・公園
寒すぎる、暑すぎるときには難しいですが、春や秋は公園のベンチで仕事をするのもなかなかいいです。ネットはポケットWi-Fiを使いますが、飲食店やショッピング施設が併設されているような公園だと、Wi-Fiが飛んでいることもあります。私の場合は短い連載をさっと1本書き上げるといったときに使います。とにかく、爽やかにサクッとこなしたい仕事があるときにはもってこいです。 

・温泉施設の休憩所
これはめちゃくちゃオススメです。温泉に入ってゆっくり体をほぐして、休憩スペースで仕事。疲れてきたらまた温泉に入って終わりという感じに使います。旅先でも日帰り温泉に行ったら、休憩スペースで必ずPCを開いてしまいます。温泉ですぐ疲れを癒やせると思うと、ぐっと負荷をかけて仕事してやろうという気になります。 

ちなみに、秋葉原に「らくスパ1010」というコワーキングスペースつきのスパがありまして、そこにとてもとても行ってみたいです。都会から離れた、ひなびた温泉施設のほうが非日常的な雰囲気ではかどる気がしていたのですが、こういうところもまたよいかもしれません。ひなびた温泉施設だと、他に仕事をしている人はひとりもいないので、ちょっと不審に思われそうですしね……。 

らくスパ1010
https://rakuspa.com/kanda/about/style.php

・マクドナルド
まあ定番ですね。小腹が空いたときに、ハンバーガーとコーヒーを頼んで、ハンバーガーを食べたら仕事開始。もちろんWi-Fiは使えますし、場所によっては電源も使えます。ただ、ルノアールのような落ち着きやくつろぎ感はないので、早く帰りたくなります。なので、早く済ませたい仕事のときに使います。

こんな感じでしょうか。普通のコワーキングスペースはあまり使いません。なるべく、「本当は仕事するところじゃないところ」のほうが、気分がガラッと変わって新鮮な気持ちで仕事ができる気がするのです。

いくつか仕事場所の選択肢を持っておくと、集中力が落ちてきたときや、ずっと同じ作業で気分的に疲れてきたとき、新しい発想がなかなかわかないときなどに便利です。場所を変えるだけで効率を取り戻したり、アイデアが思い浮かびやすくなったりするからです。 

フリーランスの人は多くがこうしてノマドをしていると思いますが、今年からテレワークになった人もぜひあちこちにいい場所を見つけてみてください。


大西桃子
1980年生まれ。出版社2社、電子出版社1社の勤務を経て、2012年よりフリーのライター・編集者として活動。2014年より経済的に困難を抱える中学生を対象にした「無料塾」を立ち上げ、運営。

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