おすすめの教則本〜理論系のもの

実際に僕が参考にしていたり、生徒さんにもおすすめできる教則本などを紹介していこうかと思います。
まずは音楽理論系のものを。

ベーシスト向けの音楽理論

理論書というよりはベースに特化して指板上で、コードやスケールをどう展開していくのかというのに趣を置いた内容のものをまずは紹介します。
ベーシスト向けの音楽理論というか、コード、スケールに関してはこれ以上にまとまっているものはちょっと見かけません。
インターバルの説明からはじまり、コード、スケールと丁寧に説明してあり、実践的な練習方法についても書いてあります。
特にベースラインを発展させていきたいとか、ウォーキングベースを弾きたいというような方にはオススメです。
説明は理路整然としているので、ちょっと人によっては取っつきにくいかもしれませんがある程度文章を読み慣れている人には超良書だと思います。
最初に紹介した「ベースライン完全攻略」は少し取っつきにくいし、本当に音楽理論を何もわからないで読むとなかなか読みすすめられないかもしれません。
それに対してこちらは対話形式での文でとっつきやすい内容だと思います。
とりあえず、古い本なので新品がそう出回っていなくAmazonで見ても1万2千円とかちょっと高値になっておりますが中古本も多く出回っていてそちらは千円前後で流通しているようです。

楽典

基本的な音楽理論と楽譜の読み書きに必要な知識とかは楽典でお勉強してください。
レッスンでこれらを教えるっていうのもありなのですが、
ちょっと真面目にやれば小一時間で十分過ぎる程に理解できる内容なので時間がもったいないので自分でやったほうがいいかもです。
これ言っちゃうと何なんですけどこの辺りの内容って…
皆さまあまり覚えていないことが多いのですが、中学生までの義務教育で勉強しているんですよね。
なので大人なら真面目に時間を作って取り組めばわかるはずですw
「楽譜苦手〜!」と敬遠してしまっているだけのことが多いので。
今まで紹介したものはベーシスト向けというものでしたが、こちらは一般的な音楽をやる人向けのいわゆる「楽典」です。
音中、音高なんかへの受験では黄色やつが一番有名ですが、ポピュラー向けの内容がちゃんと記載されているので楽譜の読み方とか、基礎的な音楽理論をしっかりと勉強したい方にはおススメです。
楽典とか本を真面目に読むのは無理っす…
という方にはこちら。
小学生向けですし。
ドラえもんの漫画ですし。
わかりやすいはずです。
ちなみに、僕は読んだことないのですが評判はめちゃ良いです。

ジャズ理論

いわゆるバークリーメソッドをお勉強するのにはこれらがおすすめです。
アドリブとかポピュラー音楽の作編曲を行うのには必須です。
もちろんベースラインの構築にもめっちゃ役立ちます。

今はなき武蔵野音楽学院で使用されていたJAZZ理論書。
日本語で書かれたバークリーメソッドの本です。
初級編では、楽典的な内容から基礎的なコードの分析方法等を扱っています。
初っ端の切り口の第一章が他の音楽理論書にはない切り口で熱くておれは好きですw
続巻の中上級編がモードやアッパーストラクチャーコード等の解説となっています。
※練習問題の回答が下記のサイトにあります。
http://www.jazztheory.net/
コード進行について理解するには良書です。
ジャズ・スタンダードでの典型的なコード進行を覚えて、曲を聴いただけでそのコード進行を言い当てられるようになろうというコンセプトの本です。
非常に体系的に整理されていて、実践的かつ理解しやすい良本です。
そして、最後にこちら。
とりあえず、ボリューム満点で尻込みしてしまいますwww
でも結局、ジャズ理論に関しては最終的にこれを読むしかないですw
ジャズを学習する上で非常に役立ち、他の本に書かれていない実践的な事もたくさん書かれています。
どの項目にもレコードで使われた実際の例がついているので、理論を感覚的に捉えやすいです。
プレイヤー視点で書かれている理論書なのでとても参考になります。

ちなみに、ラテンについても結構ボリュームを割いて解説されています。
クラーベとメロディのマッチングのさせかたとか具体的にここまで書かれている本って意外とないかもしれませんね。
という感じで、まずは音楽理論を主とした教則本を一通り紹介してみました。
もうちょっとベーシストっぽい内容のものは次回以降で。


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