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映画のことと日記的なもの Filmarksやってます ID:agtp110 /name:Couperin

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最近の記事

字を綺麗に書くこと

先日、何気なく見ていたテレビ番組で、岩下の新生姜の社長さんが出ていた。 ー「子どもの頃の習い事で、やってて良かったことはなんですか?」 ー「習字です。字が綺麗な事はいくつになっても財産となること。そして【綺麗な字を書く】とは、一瞬一瞬を大事にする哲学に通づるものがあります」 全身ピンクをまとった、いかにもイケイケなおじさんのような容姿だったが、とても素敵なことだなと思った。 よく目にする「丁寧に生きる」という言葉に対して、インスタや広告で映える象徴のようにリアルを感じなく

    • note再開しました。

      数年前、noteを一番はじめにスタートしたのは、自分が社会と離れて行く中で自分の気持ちを理解するためだった。 何が嫌で、何が私にはしんどくて、何が楽しいのかがわからなかった当時の私にはリハビリのようにnoteを書いていた。 数年が経過し、生活や仕事がガラリと変わりもうnoteの存在すら忘れていた頃の私は、また病んだ自分のリハビリではなく「もっとよりよく、豊かになりたい」理由でnoteを再開してみる。 これからのテーマは【ポジティブを集める】です。 例えば、最近選んで良

      • ブラックミラー 【サン・ジュ二ペロ】がとても美しい作品だった。

        〈大好きな楽園で、また、あなたに会いたい。〉 「脱出する」という行為がここでいうサンジュニペロで楽しむ時間。現実を生きてきたものと20年弱しか現実を生きれなかった人間同士の描写。 体が死んでしまってコミュニケーションが取れない現実か。 若い頃の容姿で感じ、心躍らせ、その瞬間を楽しめる脱出の世界か。 「現実」「幻想」の境界線は何か、身体と精神とは一体何か。 「雲(クラウド)の上に昇る(アップロード)なんて天国みたい」 「確かに」 本物みたい、まるで現実ね 本物の時間を

        • 私の気持ちが分かる人なんていないし、いても若林正恭くらい

          きっと人間のタイプを二つに分けた時、私は社会に適合しない側の人間だと思う。 3人を超える集まりは正直苦痛だし、一人で生き方を考えたりその日の反省をする時間がないと生き心地があまりしない。 社交的であるべき場面ですごく不貞腐れているし(気疲れするし帰りたい気持ちが溢れ出るから)なんなら疲れがピークになると黙り込むし、一つ一つ納得しないと先に進めないし、みんなが右だといえば左のことについて興味が湧く。嫌なものは嫌で繕っても顔に出て、人の話を結構忘れる。 正直生きづらいとよく感

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        • 大切
          8本

        記事

          こっちの方が楽だよ

          それは大したことない出来事の、普通な会話。 平日出勤の後に2泊する予定があったので、着替えやら何やら必要なものを詰めていた。 私はいつも使う小さめの白いスーツケースに荷物を入れていたのだが、どうやら量が多かったようで少し窮屈なスーツケースを眺めながら荷物を減らすのに頭を悩ませていた。 その様子を見かねたパートナーが言った。 俺のスーツケースで持ってけば?こっちの方が楽だよ。 彼の黒いスーツケースは私のより一回り大きくて、両開きの深さも十分にあるものだった。 私は自

          こっちの方が楽だよ

          私の個性ってなんだ?

          押し殺しちゃうと個性が死んじゃうよ。 ふと言われた言葉。 私の個性って、なんだろう。 私本来の性格って、 本当に思ってることって、 何故か、出てこないのは 無意識にやっぱり押し殺してるからなのか。 いや、好きなものはあるのよ、 嫌いなものって実はあんまりなくて。 苦手な食べ物は苦手な食べ物だし、嫌いな人っていうジャンルがそもそもないし(苦手な特徴を持つ人ならそりゃいる)、昨日仲良かったけど今日そうじゃないなんてこともあるし。 もともと何かにどっぷり深くはまることも

          私の個性ってなんだ?

          憧れの人が

          そこまで歳の離れていない若い先輩は、苦労という苦労をそこそこ味わった人で、人生における大切なことを同じく若い私に教えてくれた。 「まあさ、生きてれば楽しくないことはあるから、楽しめる能力を身に着ける方が手取り早いべ。」 沼にハマったその時の私になんとも拍子抜けするくらい当たり前の事を言う…。器用さは足らないけれどこんな人は時間が経ったら好きになるタイプだ。 元気にしてるのか。 どうせ会ったってもらう言葉は「元気い?」くらいで特別長ったるく話すようなエピソードはないし、

          憧れの人が

          正しいことと楽しいこと

          先日、「整形したい娘と整形してほしくない母親」のテレビ番組を母と見ていた。 顔にコンプレックスがあってすでに100万を投じて整形しているものの、まだやりたいんだという娘に対し、ヒートアップしてしまうのが怖い、そもそも整形なんてしなくて可愛いのに悲しいという母親。 番組内で口論をしている場面があって「こんな平行線の話をしたところで…」と無力な気持ちになったけれど、これを見ながら正しいことと楽しいことについて考えることができた。 一緒に見ていた母親は「母親の気持ちは分かるし

          正しいことと楽しいこと

          人が亡くなる知らせの意味

          芸能界で活躍されている方が亡くなりました。 ついこの間も、未来のある若者が亡くなりました。 いつの時代も流れてしまう悲しいニュースとの付き合い方、どう生きるかについてとても考えさせられます。 そのニュースの実態ではないのです、何かを知りたいわけではない、こういったお知らせを目にして「人間の儚さ」を思い知る。 感染症、誹謗中傷、災害、全て今までの人の予想外な域から起こっている。 そうしていつも同じようなことが繰り返されるのは、人は簡単に死んでしまうということをあまりにも

          人が亡くなる知らせの意味

          10人10色の人生観・仕事観

          知り合いが転職をして【仕事とは〜だ】【コミュニケーションにおいて〜が最も大切だ】的な結構強烈な持論Tweetをつらつらと発していた。 内容はポエムっぽくて、同時に「仕事がよっぽど楽しいんだろうなあ」という、若干皮肉めいた嫉妬のような感情がわたしにはあったんだと思う。 内容が「THE仕事人」みたいな横文字たくさんのガンガン攻めたもので 少々違和感を感じたもののこれはこれで本人の考え方・意見は自由だと感じた。 ただ一つ、「こうできない人は考え直したほうがいい」といった訴求が

          10人10色の人生観・仕事観

          私よ、元気にでもなれ。

          最近気付いた。 どんなに悲しかっただの辛かっただの悲観したところで、少し外を向いたら新しい風がふいて初々しい花が咲く。 ちょっと寂しくなるくらい前を向いていて、 切なくなるくらい手を引っ張ってもどっかに行ってしまう。 そう、実は世界は拍子抜けするほどわたしに興味がないらしい。 となると逆に心地が良くて、 なんなら足取り軽く自分の歩幅で歩けていることに気がついたりする。 わたしの中に親であり友人であり、よき相棒を育てることで わたしはいつも一人で抱える必要はなく陽だま

          私よ、元気にでもなれ。

          どうせ生きるなら。

          言葉がすごく優しいなと思う人がいまして、 あたたかく穏やかな流れを感じることもあります。 同時にそういう場所に甘えているんじゃないかと不安になったりもします。 結局考えたところで悲しくなるだけならば、 少し無理やりでも楽しい時間を全力で楽しんで、笑っていくことを足していこうと思ったりします。 しんどいことをするときはその時だけ。 その時間以外は、とことん自分を愛したいなと思う。 自分を見捨ててしまったら、 どうでもいいやってなってしまうことを 知っているから。 健康

          どうせ生きるなら。

          あなたもきっと、世之介が好きになる。

          吉田修一原作、沖田修一により映画化された「横道世之介」。 この作品は横道世之介という人間の、だいたいがわかってしまうような等身大な映画だと思う。 決して華やかな人生ではない。 けれど呆れてしまうくらい素直でまっすぐな世之介の心に、心がゆっくり溶けていくようなあたたかさを感じてしまう。 早々に映るイモくささ全開な姿で新宿をよろよろ歩く姿。 いつも汗のしみたTシャツを纏い、警戒心のかけらもない強烈な印象にさっそく愛おしさを感じてしまうのは私だけではないだろう。 世之介とその

          あなたもきっと、世之介が好きになる。

          強くない自分を愛している。

          少し前までは、競争社会に奮起してエンジン全開に突っ走ることができた。 環境のせいもあったが、他人と比較しては自分の欠点ばかり目をつけてどんどん上によじ登っていく。 周りの人からは『強いよね、ライバルなんていないと思ってるでしょ』と言われた。 嫌味ながらも、そう言われることは内心嬉しかったりした。 だって実際すごく努力してるし、負けたくないし、汚い手使ってるわけでもないの。何が悪い?という感じ。 今は、ずっとその内側にひっそりと存在していた、たいして強くない本当の自分

          強くない自分を愛している。

          鬱状態がマシになったきっかけ

          会社員3年目に入るタイミングで鬱状態になり退職しました。 そこから1年ほどで比較的マシになったと思えます。 振り返ると、分岐となるような決定的な出来事があったわけではなく、小さな人と人との出会いや、普段ないがしろにしていた部分にそっと向き合うことができたからだと思います。 それはゆっくり時間をかけて徐々に改善されていきました。人によってペースはあると思いますが私は少しずつでした。 まず退職したことで、何かと競争するという環境から一時的に離れました。周りの人と比べる、過去の

          鬱状態がマシになったきっかけ

          嫌いなことは、何?

          最近よく自分のことを考えている。 「考える」というのも、改めて私ってどういう人間なのだろうかと、 過去を振り返ったり傾向を気付きの中で整理しているという感覚。 いくつかわかったことはあった。 そうしたらふとスマホをいじっていたらこんな言葉を見つけた。 「自分のやりたいことを探している人は多く感じるけれど、それに対して嫌なことは何かという視点が抜けていると感じる。」 企業の採用担当者のとある人の言葉です。 何となく自分の嫌なことをわかるという部分にはっとさせられ、

          嫌いなことは、何?