クリアしたゲームリスト・4月分

5月も終わりになろうって時期ですが、4月にクリアしたゲームを振り返ります。振り返るっていうか、fc2ブログで振り返った記事を転載するだけなんですけどね。

ところでクリアの概念がない運営型タイトルは、プレイして「このゲーム完全に理解した」と思ったタイミングでクリアということにしています。


04/06 NSw 7h 『パラノマサイト FILE23 本所七不思議

ホラーみたいな見た目だし、公式では「群像ホラーミステリーADV」が謳われていますが、実際にプレイしてみるとホラー感はあんまりないです。ゲーム実況者を呼び寄せる餌としての「ホラー」というワードチョイスでしょうか。
実際のところは「群像呪殺サスペンス・メタADV」くらいが適当じゃないかと思います。かなり異能バトルですよ、聖杯戦争ですよ。
各キャラの因縁が「そこが繋がるの!?」という驚きばかりで、とてもエンタメしてました。謎の提示、ひっぱり方もうまい。雰囲気もバッチリです。
UI/UX面で少々気になるところはありますが、「このゲームはオススメ」という評価が覆るほどでは全くありません。値段も安いし。何よりシナリオが面白いし。


04/08 PC 20h 『BIOHAZARD RE:4

どこかのレビューで「完璧なリメイクだが、原作からして完成してたので驚きは少ない」みたいなものを見たような気がします。自分は原作を未プレイなので、どれほど妥当性のある見方なのかは知りませんが、原作から大きくは変わっていないらしいリメイクがこれほど面白いことから、原作の偉大さが伝わってくるようです。
敵の物量と資源の乏しさ。安全地帯を確保できず、なかなか息をつく暇がないストレス。即死攻撃を持つ敵もいて、常に死が間近にある、そういう方向性のホラー。
また別の意味で怖いのが、ゲームボリュームです。10時間くらいで終わるかなと思ってたら20時間かかりました。太っ腹。
ストーリーはRE2からの因縁が絡んできますが、もう内容をすっかり忘れているのでそこは「ふーん」って感じです。まあアシュリーとのバディ成分を摂取できて満足です。
そう、救出対象であるアシュリーが、ヒロインでありながらもバディなんですよね。単なる足手まといじゃない。いいさじ加減のキャラ造形だと思います。
自分はアクションゲームを、難易度イージーでプレイすることが殆どなのですが、本作に関してはノーマル(スタンダード)でやってみました。体験版プレイ時に「これは難易度イージーにしてしまうと恐怖を味わえないかもしれない」と思ったのもあるし、ツイッターのフォロワーが原作をべた褒めしてたから「じゃあバランス調整を信じてみよう」と思ったのもあります。おそらく30回程度は死にましたが、心を折られることは無く、最後まで何クソ精神で楽しめました。判断は正しかったですね。
個人的にはヴィレッジを超え、バイオシリーズの中でイチバンになりました。もう一周してもいいくらいお気に入り。



04/10 iOS 4h 『Terra Nil

生態系を取り戻すという目的の、逆開発ストラテジー。これまで意外と見なかったテーマとジャンルのかけ合わせだと思います。
オーバーテクノロジーなガジェットを駆使し、惑星をガリガリとテラフォーミング。無事に自然を取り戻したら、なんとこれまで使った装置のお片付けが必要という。ここが本作を本作たらしめる要素だと思います。
目的は生態系を取り戻すことであって、その惑星の神になることではないんですよね。だからストイックに仕事を終え、使った道具は全部持ち帰る。職人!
立つ鳥跡を濁さず。私の好きな言葉です。
仕事のマニュアルみたいな手帳なんか雰囲気が出てて好きですが、全体的にUI/UXはあまり快適とは言えません。
特に最後のステージのタスクである「植物の種子を集める」がマジで何やったらいいかわかりませんでした。種子採集のやり方もそうだし、種子を搭載し終えた衛星を回収する方法もそうです。これだけのために攻略サイトを探しましたが、全然見つかりませんでした。仕方ないのでWalkthroughの動画を見てたら、種子採集パッドの操作画面で、暫く待つと蓋がパカッと開き、そこからボタンが出てきたときは、そりゃもう、この野郎と。
自分に足りなかったのは、「クリア条件を満たしたあとも画面を閉じずにそのままちょっと待機している僅かな時間」でした。MYSTみたいな謎解きゲームやってるんじゃないんだぞ。


04/20 PC 14h 『Ghostwire: Tokyo

唯一無二のゲームではあります…が、手放しに称賛できるものでもないです。
高く評価できるところは、何と言ってもビジュアルです。一人称視点で、陰陽師よろしくスタイリッシュに印を切る…ここだけ取っても、そんなゲームってこれまであったでしょうか、いいやなかった(反語)。もしあったら教えてください。
東京渋谷の空気感もものすごく良くできてます。湿度が高い。あと回復アイテムの入った宝箱が、コンビニのビニール袋って、地味だけどセンス抜群の当てはめですよ。
敵のデザインもいいですよね、服だけの女子高生とかね。欲を言えばもっとバリエーションが見たかったです。
戦闘は結構楽しいです。発売したてはあまりよくないみたいな話を聞いた気がするんですが、継続的なアプデの末、結構様変わりしたらしいですね。自分が遊んだタイミングでは全然悪くないです。
問題点は何と言ってもシナリオです。だいぶ虚無。主人公にいまいち感情移入できないのも影響してそうですが。ともかくムービーシーンも退屈で、何度スキップしようと考えたかしれません。
ビジュアルセンスが最高だけどその他がいまいち…といえば、こないだ遊んだアトミックハートが想起されるところです。あれほど極端ではないですけど。
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04/23 フリゲ 2h 『アナナス探偵手帖 ~演じられた凶行~

…逆転裁判の第一話だけ抜き出したような、連載ものでしたね。
素朴でスタンダードな探索ADV。随所に見られる丁寧さの積み上げで遊び味はいいです。


04/27 PC 10h 『崩壊:スターレイル

原神のノウハウを詰め込んだターン制RPGだなあという感想です。ただし原神の欠点(キャラ設定はやたら作り込んでるけど見せ方がよくない、会話送りが遅い、報酬を受け取る場所が点在しすぎ、etc...)もほぼそのまま反映されている感じ。これはもはや制作スタジオの色なのだと諦めるしかないのかもしれません。
個人的にものすごく残念なのが、BGMです。バックグラウンドミュージックに徹している感じなので、まったく印象に残りません。原神みたいに自己主張を強めてほしかったです。まあまだ最初の惑星で冒険をしている段階なので、後々ぶち上がる曲が出て来ないとも限らな…いや、期待しないでおこう…。
戦闘はなかなか楽しいです。適度に考え、適度にゴリ押せます。追撃発生も気持ちいいですね。テンポをよくするための工夫も随所に見て取れます。…だったら、なんでその快適性へのこだわりを、ほんの少し…ほんの少しだけでいいから、クソ不快適な会話イベントに…なんで分けてやれなかったんだ!!!!!!!
ランダムに提示された強化を選択していくローグライク的なモードがエンドコンテンツでしょうか、原神の螺旋に相当するやつ、どれだけの幅を見せてくれるのかお手並拝見。うまいやり方はパクりたいですね。
んで、シナリオ。なんというか、これも原神譲りなんですけど、「説明が下手」っていうか、状況がよくわかんないままキャラの掛け合いで引っ張っていく感じが、なんだかなぁ~~~って思います。最初の惑星にいる今のところは全然面白くないです。サイドクエストのSF的な小ネタ小話の方が百倍面白いです。
キャラの行動の動機がわかりづらいんでしょうかね。説明が言葉だけだったり、いやに抽象的だったり、プレイヤーの認知負荷がムダに大きい気がします。たとえばこれがゼノブレイドだったら、このまま何もしなかったときの絶望未来を未来視で見せてくれて、じゃあこれから主人公たちはどうすればいいのかが一目瞭然なところです。そういう、実プレイのビジュアルを意識した状況説明を想定せずにシナリオ書いちゃってるんでしょうかね。まあ憶測に過ぎません。何にせよ、極論、会話を見ないでもムービーシーンだけで何となく起きてることがわかるのが理想じゃないでしょうか。…そんなことができてる制作スタジオがどれだけあるんだ。
まとめ。キャラの数値的成長が続くうちはプレイも続けるとは思いますが、シナリオ面での訴求が原神以上に弱いため、果たしていつまでプレイのモチベを持ち続けられることか…。


04/30 フリゲ 5m 『Pineapple on pizza

一発ネタ!!!BGMも相まって妙に気持ちいいクライマックスでした。


今月の一本は『BIOHAZARD RE:4』です。
三人称視点のシューターゲームの骨子を決定づけ、ギアーズ・オブ・ウォーなどのフォロワーを生んだ伝説のゲーム…みたいな語られ方をするバイオ4。
いつかやってみたいと思いつつも、なかなかそのチャンスがありませんでした。
それを現代水準のクオリティで見事に蘇らせてくれたカプコンありがとう。とても楽しかったDEATH。



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