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クリアしたゲームリスト・2023年9月分


前置き

今月のクリアしたゲームリストをやっていきます。
いきなり本題から入っても味気ないので、なんか前書きを置きたいんですけど、なんかあったかしら。
今月話題になったことで~…ああ、Unityの新税が大炎上しましたね。


ただの値上げなら大きな問題はなかったでしょうが、急に雑に破壊的変更を強行するものだからこの有様。
ここまで信頼を失ってしまったら、もう二度と立ち直れないんじゃないかと思ってるんですが、果たして。
まあ今すぐどうこうはないはずで、あと二~三年は経たないとわからないでしょうか。ゲーム開発はとかく時間がかかります。

そう、ゲーム開発は時間がかかるんです。
だからいま、自分が制作中のゲームが、「100日で完成させてやる!」と作り始めてからもうじき100日経とうっていうのにまだ完成率20%くらいなのも致し方ないことなのです。
それにしてもなんでこんなに進みが悪いのかなー、あ、ゲームカタログにいっぱいゲーム来た、まずはこっち遊ぼ。



09/05 PC 50h 『Starfield

オープンワールドRPGといえばベセスダ、そう言っても過言ではないでしょう。ないはずです。
全世界が待ちに待った本作、さて出来はと言うと…うーん、70点。
いや、全然悪くないです。めちゃくちゃ面白いです。もしこれが10年前に出てたら歴史に残る傑作として讃えられてたんじゃないでしょうか。
まあつまり、中身がやや古いです。
フォールアウト4をもう一周やった場合とあんまり体験が変わり映えないんじゃないか…はさすがに言い過ぎでしょうか。でも実際、やることほとんど同じです。いいところも悪いところもほとんど同じなんです。
本作ならではの体験といえば、宇宙の広大さを確かに味わえることでしょう。数多の星系(100個くらい?)と、その10倍はあろうかという探検可能な惑星。衛星軌道上に浮かぶ宇宙ステーションなどもたくさんあるので、とてもじゃないけど全てを見て回れるとは思えません。よくこんだけ作ったわ…ボリュームおばけ。
一方でオープンワールド感はぐっと薄まり、膨大な数用意されている中小のマップをファストトラベルで飛び継いでいく、といった感じです。なお、どの惑星もかなり広い大マップではあるんですが、人類が入植していないところは基本だだっ広いだけなので、まあほぼ意味ないです。
宇宙船の操縦・カスタマイズも独自要素がありますが、UI/UXが非常によろしくなくて、あんまりやり込まずに終わっちゃいました。
っていうか宇宙船に限らず、相変わらずUI/UXに関わる快適面がド底辺なんですよね。MODを入れないと厳しいです。
あ、そうだ。本作には強くてニューゲームがあるんですが、これがなかなかどうして興味深い仕掛けというか、うまいフレーバーにしたなと思えるものでした。ネタバレ避けるため、だいぶフワフワした表現になっちゃうんですが。もっとも拠点や装備が失われるのはしんどいですね、ビルディングとハクスラ要素を殺してます。
ベセスダRPGをやりたくて触れるならOK、全く新しい体験を求めているならお門違い、そんなところだと思います。
なおプレイ時間は、メインストーリークリアまでの時間です。クリア後にも追加で20時間くらい遊んでいます。


09/10 フリゲ 23h 『ファイバーエムバーム

タイトルをもじるだけじゃない、てごわい傑作長編シミュレーションRPG!!!
何よりの魅力としてはシナリオです。癖の強いキャラの魅力も含めて。序盤ストーリーのヒキこそ弱めですが、会話の面白さでズルズルと引っ張っていき、中盤以降はストーリーもエンジンを吹かせて、もう読む手が止まらない感じでした。ギャグセンスもかなり好きです、何回か吹き出しちゃいました。ちょっとWEB小説っぽいノリかもしれませんね。
人物図鑑があって、その解説文を担当するキャラが三人いるんですが、ここも本当に凝ってて面白くて好きです。クリア後に初めて読んでビックリしました。もはやメインコンテンツじゃん。
この手のSRPGとして土台がしっかりしてて、それプラス、「主人公以外は死んでもキャラロストしない」「パロ元のゲーム」に物語上の意味を与えているのが巧みだと思います。
気になったところとしては、「操作キャラが非常に多く、終盤ステージはかなり面倒」「購入できるスキルが非常に多く、育成計画を立てることが困難」「初見殺しのギミックが結構ある」「難しい」…といった辺りでしょうか。
自分がプレイしたあとのアプデで、自由に稼ぎができるステージが追加されたそうなので、難易度面ではもうちょっとラクできるようになったかもしれません。
兎にも角にも非常に完成度の高いFE系のタイトルです。SRPG Studio製ではマイベストかもしれません。是非やりましょう。


09/14 Android 10h 『モンスターハンターNow

クリアの概念がなさそうなのでプレイ開始日を書いておきます。
位置情報ゲーとモンハンの相性ってどうなんだと疑問でしたが、なかなかどうしてモンハン感がありますね。
マネタイズはアイテムボックスの上限解放がメインになりそうな気がします。初期で5000個。尖った爪とか無駄に拾ってたらすぐに溢れそうです。
まだリアルお外が暑いので、出歩いてのプレイはほとんどしてません。しかし特定スポットへ赴かずとも、時間経過であちこちに素材やモンスターが湧くので、かなりスローペースながらも進行は可能です。
難点としては、バッテリーの消耗がマッハ…なのは位置情報ゲームだから宿命であり、諦めるとして、あとは動作の重さでしょうか。狩猟中にしばしば画面がフリーズします。画質設定を最低にしてもそれです。このスマホもぼちぼち限界かな…。

09/20 PS5 17h 『ホグワーツ・レガシー

ボリューム満点のホグワーツ生なりきりオープンワールドRPG。
ホグワーツ城の探索はとても楽しいです。密度たっぷりで、謎は凝ってます。原作映画を見てたらたまらないんじゃないでしょうか。まあ自分は映画未履修なのでテキトー言ってます。原作小説だってアズカバンの囚人までの履修状況で…。
さて、ホグワーツ城はとてもいいんですけど、野外の探索はそれほど楽しいものでもないです。箒やグリフォンに乗って飛び回れるロマンは良いんですけどね。
各地のダンジョンは想像以上に多く、広く、中身もしっかり作り込んであります。でも宝箱の中身がつまらなくて、隅々まで探索しようという意欲がいまいちわきません。
探索意欲の問題といえば。特定の魔法を覚えていないと解決できないギミックがそこここにありますが、そういう魔法はメインストーリーを結構進めないと教えてもらえません。二度手間を避けるためにも、(あんまり面白くない)メインストーリーをとっとと進めたくなり、寄り道の意欲が削がれてしまいます。
戦闘面について言及すると。魔法の種類は十分すぎるほど多く、使い分けが大変です。ショートカットに登録できるのは、初期では4枠だけで、レベルアップで手に入るポイントを使って特定スキルを習得すれば最大16枠まで増やせます。多い!!
しかし実のところ、16枠でも足りないです。それだけ多くの魔法の使い分けを、ゲーム側が要求してくるので。もうちょっと覚える魔法の数を削れなかったんでしょうか。
でも原作ファン的には、使える魔法は多ければ多いほど嬉しいだろうしなあ…。多ければいかにも魔法使いって感じはあるし…。

09/22 PC 5.5h 『BIOHAZARD RE:4 SEPARATE WAYS

バイオRE4本編の裏側で暗躍していた、もう一人の主人公編。クールビューティーな女スパイ、エイダーー!!
…いや、実はよく知らないんですけどね、エイダのこと。まあ本編主人公レオンにぞっこんのツンデレって前提さえ把握してれば良い気がします。
本編ステージと見た目は同じながら、配置がかなり異なり、それなりに新鮮です。
何よりフックショットが楽しいですね。レオンが頑張って正攻法で解いた謎解きを、フックショット移動で華麗にスルーしていくのは、なんだかイケナイことをしてるような背徳感があります。敵の盾を剥がせたり、中距離からキックできたり、戦闘面での爽快感もアップしています。
本編に比べれば駆け足な展開ながら、十分なボリュームが有り、満足度は高いです。1000円とお安めなのもGOOD。

09/22 フリゲ 20m 『Ĉi tio estas...-人間改良計画-

実況映えしそう!!!
シンプルで快適で爽快で楽しかったです。

09/24 フリゲ 3m 『World 1-Button Sports Championship -Archery-

星のカービィSDXにあったメガトンパンチですね。
VRM対応とのことなので、Vの実況者と相性がいい感じでしょうか。

09/26 フリゲ 3m 『決刀 -KETSUTOU-

一発ネタのバカゲーだけれど、無駄にアツい剣闘!

09/26 フリゲ 3m 『バウンテールちゃん!

なかなかクセの強い動きというか、コツを掴めるまでかなり時間かかりそう!
とてもシンプルによく出来てるミニゲームですね。

09/27 フリゲ 3m 『ボールゲーム(スイカゲーム)

話題のスイカと同じシステムみたいです。

なるほど、Threesや2048みたいな数字パズルは、スバラシティのような街づくりへと発展し、ここに物理挙動を足すことでアクションパズルになりますか。よくできてる~~。

09/28 フリゲ 3m 『実録 ハイスコア刑務所

ドキュメンタリー映像がとてもそれっぽく出来てて良いですね。随所の小ネタもこれまた良い。そして「作業製品」が完璧というほかない。

09/30 PS4 17h 『十三機兵防衛圏

青春SFミステリー群像劇ADV+タワーディフェンス風ロボットSLG。つ、詰め込みすぎ!
なかなかゴチャついた建付けに見えますが、実際にやってみるとスッキリ整理されていて、遊び味はいいです。ゴチャついてて把握に難儀するのは、システム面ではなく、シナリオの方ですね。
時系列や人物相関図が…複雑怪奇! クリアまでやっても、全体像を完全には把握できてる気がしません。まあ本筋はわかったのでOKですかね。面白く感じるような情報開示順だと思いますし、あらためて懇切丁寧に説明されてもかったるく興ざめかもしれませんし。これがベストバランスなんでしょう。
ヌルヌル動く美麗グラフィック。難易度も優しい設定ならサクサク。楽しい楽しいストーリーを快適に楽しめる、セリフ送りテンポなどの工夫。ベイシスケイプ製の良質BGM。全方面隙のない良作だと思います。



今月の一本

は『ファイバーエムバーム』です。
紹介ページを見てた段階では、まさかこんな傑作だとは思いもよらず。
ただのFEパロにしては、想定プレイ時間がやたら長いとは思いましたが…いやはや、いい意味で予想も期待も裏切ってくれました。
あとこの手のゲームって、二軍落ちしたキャラは全然日の目を見ないものだと思うんですが、本作は基本、全キャラが出撃するので活躍の場が無くならないっていうのも特異かもしれません。そしてその分、移動が面倒なんですけどもね。

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