スマホの電源切ってBQMAPの演劇を見よ

無限に広がる大宇宙(挨拶)木口ゆらです。

本日はBQMAPの「エラトステネスの篩」という舞台を観劇してきます。予告です。

きっと明日は全力キモオタ感想を書くと思うので、そのクッションかつ前説として「何故二次元オタクの私が舞台沼に落ちかけているか」のお話をしておきます。

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私が舞台を見るきっかけはカブトボーグでした。そう、BQMAPの舞台はカブトボーグのリュウセイさんの中の人こと知桐京子さんとロイドさんの中の人こと前田剛さんが出るのです。

きっかけは本当にそれだけでした。

「前田剛さんと知桐京子さんが出る舞台あるんだー、なんかチラシのビジュアルデザインかっこいいし見に行くか!」と何となくで行ってしまいました。

初めて見に行ったのは「月感アンモナイト」と「パノラマスイッチ」の同時公演。昼と夜の公演でした。カブトボーグ仲間を犠牲にして二人で乗り込みました。デッデッデデデデーン(カーン)

尊さで死にました。

少〜中規模の舞台を見に行くのが初めてだった上に好きな俳優さんに挨拶できるかもしれない!ということで、舞台沼に落ちたお姉さま方のブログを読んでいろいろ予習したつもりだったんですが、全部飛びました。

お昼の公演見た後にお手紙書こうと思ってレターセット持ってたけど、同行してくれた方とカフェで「ヤバかった……」「尊かった……」「優しかった……」とだけやり取りしてたら夜の公演の会場時間になってました。

ヤバかったのは舞台のクオリティ。尊かったのは前田さんのカッコよさ。優しかったのは舞台のあとにお話させていただいた知桐さんでした。

正直、舞台舐めてました。2.5次元舞台の感想や2.5次元出身俳優さんメインのオリジナル舞台の感想ばかり読んでたのでズレたイメージを浮かべていたようです。あと近年見た舞台が維新派だったのもズレたイメージの原因だと思います。

もちろん2.5次元メインの俳優さんの舞台も維新派の舞台もとても素晴らしいものと思います! でも推しがいる&題材が超好みの舞台には勝てなかったよ……。あと舞台後に俳優さんとお話できるのは福利厚生が良すぎる。

で、舞台の題材についてです。舞台の内容は、芥川龍之介を主軸にして変化していく日本を描いていく話でした。今はない「浅草十二階」も出てきます。

実は私、芥川龍之介という人物が大好きなんです。理由は顔。あと作品。とエピソード。

最近は「文豪の酷いエピソード」がよく話題になってる気がします。他聞に漏れず、芥川龍之介のエピソードもあります。

芥川龍之介は夏目漱石の大ファン通り越してストーカーレベル。漱石と一緒にお風呂に入りたいとか書き残してる。中学生時代に「我輩も犬である」という作品まで書いてる。(https://www.ou-en-za.com/single-post/2017/11/11/%E6%96%87%E8%B1%AA%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%82%8B%E9%80%B8%E8%A9%B1%E9%9B%86より引用)

可愛らしいですね。そしてそんな芥川龍之介を敬愛する太宰治がひたすら「芥川龍之介」と書き残していたノートを公開されたのも記憶に新しいですね。こっちも可愛らしいですね。

この時代の文豪たちは、良くも悪くも現代ほどモラルの締付けのない時代に生きたせいかエピソードに人間らしさがとてもあって好きです。太宰治の「走れメロス」は「走って金取ってこいよ太宰治」だったとか。

そんな時代に生きた人々を描いたのが、「月感アンモナイト」と「パノラマスイッチ」でした。やっと本題だ。

「好きな俳優さん」が演じる「好きな文豪」。それにあの時代の独特の空気感。花やしきや浅草十二階、見世物小屋という昔の日本を象徴するものたち。それが私に突き刺さらないわけがなくてね……「少女椿」とか好きなオタクだから……。

あまり舞台を見ているわけではないので、比較などは全然できないんですが、一つだけ言えることがあります。

BQMAPの舞台はガチ。小規模劇場でやる時もガチ。

のちに「グレイパビリオン」という舞台も見に行ったのですが、一番前の席で死ぬかと思いました。こちらはコミカルかつヒューマニズムなお芝居で楽しく観られました。あと客演のガオブルーの顔が小さかったです。私とは別の人種でした。それに衣装デザインもどストライクでした。ゴス…!

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というわけで!

2019/09/08の23:59まで「月感アンモナイト」と「パノラマスイッチ」が「観劇三昧」というサイトで無料で見られます!!! アクセスは下記からどうぞ!!!

月感アンモナイト https://v2.kan-geki.com/streaming/play/1449
パノラマスイッチ https://v2.kan-geki.com/streaming/play/1450

また、9/4〜8に上記ニ作から続くアンモナイトシリーズの最終作「エラトステネスの篩」がシアターサンモールにて公演されます! まだチケットがあるようなので、気になった方は是非。是非是非。(凛として時雨の345)

BQMAP公式サイト内「エラトステネスの篩」特設ページhttp://www.bqmap.com/pg177.html

終わりの方がダイレクトマーケティングになりましたが、私は一銭も貰ってないのでご安心ください。安心して観劇三昧で二作を見てシアターサンモールにエラトステネスの篩を見に行ってください。

では私はエラトステネスの篩を見て尊さで死んできます。

おいしいものたべます。