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なぜ、あの人は合格して、私は落とされたの?

こんにちは、ぱんだごろごろです。
なぜ、あの人は合格して、私は落とされたの?納得いかない!
そう思った時は、人生の目的を見つめ直しましょう。

実力的にはあなたと変わらないあの人が合格して、あなたは不合格だった場合、もしくは、二度目、三度目と同じ試験を受けているのに不合格だった場合。

ライバルは受かったのに、自分は落ちた場合


納得いきませんよね。
どうしてなのか、きちんと説明して欲しい、というあなたのお気持ち、よくわかります。
私も長い間生きていますから、こういう目に合ったことも、幾度かあります。
手応えがあった、と思った試験に落ちてしまった時など、その場で、会社を辞めます、と言いたくなったことすらあります。
今から思うと、若気の至りでお恥ずかしいのですが(ありったけの気位をかき集めて、笑顔を作り、「残念ですが、次、頑張ります」と言った自分に、あとで、「よくやった」とほめてやりたくなりました)。

こんな経験もありますから、あなたのお気持ちもわかるのですが、こういう場合はあなたとあの人との実力差がどうこうと言うよりは、単に向き不向きの問題だ、と考えた方がいいかもしれません。

実力的には伯仲している二人のうち、どちらを選ぶかは、選ぶ側の事情によるのです。
あなたは、あの人よりもあなたの方が、そのポジションに向いていると思うでしょうが、案外、外部の人の目には、あなたの気がついていない何かが見えているものです。

あなたがそのポジションに就くよりも、あの人にやってもらって、あなたには別の場所で活躍してもらった方がいい。
あなたがそのポジションに就いた場合、いずれ行き詰まるだろうことが、経験豊富な人達の目には、見えているのかもしれません。
そして、早くあなたが、自分の方向性に気付いて、別のポジションに立候補するのを待っているのかもしれません。

同じ試験に続けて落ちた場合


同じ試験に続けて落ちてしまった場合、国家試験のように、その試験に合格しなければ、それまでの何年もの努力が無駄になってしまう、という場合は、受かるまで受け続けるしかありません。
が、そうでなければ、自分に、その道は向いていないのではないか、と言うことを、一度考え直してみて下さい。
本当に、あなたはその道に進みたいのですか?
たまたま上手く行ってしまったので、何となくその道を歩んでいるけれど、本当は、あなたがやりたいのは別のことだった、という可能性はないでしょうか。

わかりやすい例を挙げてみますね。
あなたは就職する時、本当は事務職を希望していました。
けれど、入社間近になって、営業の人数が足りなくなった会社側から、営業職としての入社を打診されました。
もう内定も貰っているし、今さらよその会社を受け直す気にもなれなかったあなたは、そのまま営業職として、入社したのです。
多少の不安はあったものの、頑張り屋のあなたは、先輩から教えられるままに、営業としての仕事を覚え、徐々に成績も挙げることが出来るようになっていきました。
案外、私って、営業が向いているのかもしれない。
前向きなあなたは、そんな風に思い、努力を続けた結果、上司からの推薦を受けて、昇格試験を受ける事になりました。
上司もバックアップしてくれ、万全の態勢で試験に臨んだのに、なぜか不合格・・・。
また、次のチャンスがある、と上司に励まされたあなたは、再度同じ試験に挑戦しましたが、またもや不合格。
上司は慰めてくれましたが、あなたは、私の実力不足なのかしら、とか、私のどこが悪いのかしら、などと、もやもやを引き摺るばかり・・・。

これは、たとえ話ですが、これに似た状況に陥ってしまった場合、考えて欲しいのが、本当に今いる場所が、あなたの望んだものだったかどうかです。

このたとえ話のように、本来あなたは、得意なパソコンの腕を生かした事務の仕事がしたかったのに、会社側の都合で、足を使う営業の仕事をすることになりました。
器用なあなたは、営業でも成績を挙げることが出来ましたが、ある程度まで行ったところで、行き詰まってしまったのです。

こんな時は、自分の力不足を疑う前に、本来進むべき方向を間違っているのではないか、という点を、じっくり考えてみましょう。
上司が信頼できる人なら、自分の考えを打ち明けて、事務職に移ることができないかどうか、相談してみるのもいいかもしれません。
上司がそこまで信頼できない場合には、転職サイトを覗いてみたり、信用できる友達に打ち明けて、意見を聞いてみるのもいいでしょう。
その結果、現状のまま、もう少し頑張ってみる、という結論が出たのなら、それはそれでいいのです。大丈夫です。

まとめます。


実力的にはあなたと変わらないライバルが試験に合格して、あなたは不合格だった場合、もしくは、二度目、三度目と同じ試験を受けているのに不合格だった場合。
別の道がないかどうかを探ってみましょう。
今、あなたが歩んでいる道は、本当にあなたに合っている道でしょうか?
本当にあなたが望んだ道でしょうか?

今一度、自分の心に問いかけてみて下さいね。

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